うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

回想 その2

2009-11-12 21:13:44 | フランス(日常用品・日常生活)
今日の東京の気温は、多分、今日のパリと同じくらいだったようで。

東京では、「寒い」
パリは、「だいぶ暖かい」と感じているのでは、と思います。






それにしても。
日本に戻ってきて、一番最初に「あ~…」と思うのは、ワインとばかり思っていましたが、(笑。
日本食続きのせいか、意外に未だ大丈夫です。



着いて僅か数日で、禁断症状が出たのは。
そ、レモン入りガス水、でありました。
あ~、どうして日本はガス水が一般的じゃないんでしょ。

喉が渇いたときに飲むものは、こちらの水はあまり美味しく感じなくなっていて。
健康のためにも、温かいお茶にでもしようか、などと考えております。



そして。
2番目が。
何と、パン!でありました。

パンが食べたい~っ!!!!!

どのパン屋をのぞいても全く食指が動かず。

いえいえ、確かに日本のパンは、美味しいでしょう。
でも。
全く別物。

焼きたてのパリッとしたモチッとしたバゲットが食べたひ。。。。。







さて。
10月26日(月)のお話。

う~ん、と…。



そうでした、5:00から教授と打ち合わせ。

の、予定でした。
が。
いや~な予感はしていたのですが。
5:10頃に、秘書に確認に行くと。

「うさと打ち合わせって、確かに予定表に書いてあったのは、私も知ってるけど…。4:00まで、部外で会議なのよね。。。」

私が半泣き状態になったのを見て。
彼女は、会議が行われた場所の総務に電話をしてくれました。


え?未だ、そこにいて、他の教授と討論してるって?
申し訳ないけど、5:00にこちらで打ち合わせが入っているって伝えてくれる?


彼女の機転と心遣いで、教授も戻ってくることを思い出したらしく(←そもそも雲の上で生活しているような人)、40分後には研究室のある建物に戻ってきてくださり。
予定より1時間遅れて打ち合わせをすることができました。




が。
1時間半はかかるだろうなぁと自分でも思っていたけど。
気がついたら、8:00。
建物が閉館になるので、見回りに来た守衛さんに促される形で、その日はお開き。
…残りは、水曜日の11:30からに。
ということになったのでした。


大慌てで研究室に戻り、荷物をかき集め、階段を走りおりながら、携帯で電話。

そうなのです。
その日は、いっつもよくしてくださったフランコ・ジャポネのご夫妻が、「すごく安いタイ料理をご馳走してあげる!」と誘ってくださり、そのレストランに8:00に待ち合わせをしていたのでした。


幾らフランスとはいえ、お家訪問とは違って、レストランの予約に30分は遅れることは許されません。

「ゴメンなさい!!!今終わったんです。走っていきますけど、8:30過ぎにになってしまいます!!!」


しかし。
運よく、オペラ座近くを通るバスが来たのを見て、地下鉄2本乗り継ぎを取りやめ、乗り込んだら、8:25には着くことが出来ました。



ご夫妻で30分待たせてしまった…。



お二人は、カクテルを飲んでいらっしゃいました。
「アペリティフ、何、飲む?このカクテルにしない?これ結構美味しいわよ…あのね」
ここのワインはすごく不味いの、ワインは家で飲みましょうね、と、小さい声で付け加えられました、(笑。



甘い飲み物は、食前酒でもあまり好きじゃないですが。
そう言われたら、やっぱりカクテルにしようっと。

既に1杯目を飲み干していらっしゃった旦那様は、シャンパンを追加されました。



で。
一口。
そして、私に差し出して
「飲んでみて。」


「ひょっとしてクレモン?」(=地方で作る所謂、発泡ワイン)

旦那様も「僕も、そう思う。ね?ワイン系はここは絶対やめたほうがいい…。」




というわけで。
その晩の食事は、タイ料理の前菜とメイン(グリーンカレーをチョイス)で、飲み物は結局、ビールで。


デザート以降は、ご夫妻の家に行くことになっていました。



従って、デザートかコーヒーかを聞かれたのも断り、そのレストランからそれほど遠くない彼らの家に行き。
奥様の作ってくださったタルト・タタンに、極上の赤ワインで、その晩も更けていったのでした。


で。帰宅は…。


終バスはとっくに終わり、ポリポリ。
メトロで。
と思ったものの。
つい、速さに目がくらみ、例の公共自転車ヴェリブで突っ走ってきました。
これが、多分、最後のヴェリブ利用だったかも?!

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