うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

オランダ旅行、アムステルダムでの夜

2005-06-05 14:50:48 | フランス(余暇・習慣)
…本当は、今日はオランダ旅行の続きじゃない話がしたい!のですが。
オランダについても山場を迎えている(とうさたろうは思っている…)ので、仕方ない???一気にこの旅行のことを終わらせるよう努力します。
(今日のことは、また後日…)

え~、でありまして。
アムステルダムの街に繰り出した4人。
6ヶ月、ここに住んでいたという彼、の案内の元、突き進みます。
でいきなり小路にあるカフェ、に何の前触れも、躊躇いも無く、腰を落ち着けます。

「うさたろう、何飲みたい?」何で聞くの?勿論
「ビール!!!」
…皆、無言。
「ここはね、アルコールはないから他のものにしてね!」
へ?なんで?
「ここにはアルコール類は、置いてないんだよ」

おぉ!
そういうものだったのでしたか。
オランダという国は、所謂、ヤクってやつも合法だったのでした。
そういう、ヤクを取り扱うカフェでは、危険なので、アルコールは置いてないものだそうです。
…知識としては、知っていたはず、ではありますが。
純粋無知日本人として育った私には、かなりのショック。。。

いずれにしても、喉乾いて死にそう(?)なんだけど。
ま、仕方ないや、「じゃ、果汁オレンジジュース…」

店内を見回すと、イタリアマフィアの写真がところ狭しと張ってある。
好奇心で、シャッターを押したのですが。ボケボケ…。
ついでに、友達がヤクをセット(?)している写真も実は写してしまったのですが。

フランスでは、ヤクを吸うこと自体は咎められないそうですが、
売買とかは禁止されて、見つかるとヤバイそうです。
というわけで。
写真を撮った時点(へへ、撮っちゃいました)で、友達の反感を買い…
残念ながらブログ公開はできませんが。
(ひょっとしてその場にいた私って、日本において罪あるものにされちゃうの???)
いや~、初めての体験でした。

で、知ってる方は知っているのでしょうけど。
どうやって吸うか、というとですね。
ヤク(コカイン?大麻?マリファナ?よくわかりません)は、グラム単位で売っていて、
要は葉っぱ、なんですね。

…フランスでは、煙草がとても値段が高いこともあり、フツーの日本での煙草のほかに
ハトロン紙(?なんて言うんでしたっけ?トレーシングペーパー?)みたいな紙に
買った葉タバコを自分で巻いて吸うのが結構一般的です。
(その方が安いし、自分で味も調節できる?)

ヤクを吸うときも、これと同じ。
薄い紙(8cm×4cmくらい???)に葉煙草をまず、その中央に長く置き
そこにヤクを混ぜる、で、フィルター(だけも売っています)も吸い口に置いて
クルクルと巻いて、煙草もどきができるわけです。

実は、これも人生経験の1つと思い、私自身も少し吸わせてもらいました。
…何を吸ったんだか知らないんですが、とにかく買った本人曰く「最高級品」だそう。

で。感想…
スミマセン、煙草自体吸ったことがない私、なので、うまく吸えないのであります。
吸おうと思うと咳ごんで…
そのせいなのか、全く効き目がなく、私は「勿体無いから吸わない」ということにしました。
だって。
いくら合法とはいえ、高価なことには関わりないでしょうしね。
楽しめないなら、ただの浪費。
それに。
本来学生の年齢を遥かに超えていながら学生をしている私は、少しでも頭がおかしくなる(?ならない?)リスクは回避したいので。
…彼らの目には、良い子の日本人、として映ったかも。
あ、でも、一緒に行った、私の友達男性は、一切そういうものには手出しをしません。
スポーツをやっているからか、とにかく彼の主義で。

いずれにしても。
お店にいる人たちを観察するだけで、エキサイティング。
実にいろんな人がいます。
買って、まずその場で楽しんでいく人が多い…。
一応、未成年者には売らないように、若く見える子には身分証明書の提示を求めています。

見ている間に、仲介人(?)も登場。
変なおじさんがはいってきたな、と思ってみていたら、お店の内部まで入り込み、
背負っていたリュックをお店の女の子にさりげなく渡す。
彼は、店の片隅に戻り、一休み。
女の子は、リュックからごく自然にブツを出し、計算したりしています…。

ほぉんと見ているだけで、結構楽しいかも。
と思っている間に、「じゃぁ出よう!」
…お腹空いたんだけどなぁ(既に22:00頃)。

知らない間に、今日の夕飯は買い食い、ということになっていたようで。
結局私は、オランダ名物クロケット(でも中身はシェーブルじゃないし、ポテトクリーム(ミルクではなく、コンソメ。今日の写真)を自動販売機(!)で2つ買って食べただけでした。
(実はお腹すきまくり…)

その後。(他の皆は、一人でピザ3枚とか…買い食いを充実させたようです)
再び散歩。
ちょっと疲れたところで、フツーのカフェに。
…勿論、常に私はビール。この店で3杯は飲んだかしら?

ひとしきり時間が過ぎ、帰るのかなぁと思いきや(もう12:00過ぎ)、
駅とは逆方向に散歩に行く様子。

「どこに行くの?」
「散歩」
「駅、向こうじゃなかった?」
「そうだけど。最終は1:30くらいだから、まだ1時間あるでしょ?」
…まだ、ここにいるのぉ?眠いよぉ~、それにシャワー浴びたいし。。。
「疲れたんだけど」とつぶやいてみました。

「駅に戻ったら、カフェに入ろう。」と励まされました。
…嫌な顔もできないし、一人で帰ることもできないし。
まぁ、この時間を私も楽しみましょ。

ようやく、駅近くに戻って、やっぱり暗い、怪しげなお店に入店しました。
…そう、それも上記の類のお店でありました。
いや~、いー経験させていただきました。

それと特筆するなら。
「飾り窓の女」も、多分いつのまにか最新式(?)に変貌したようですね。
ある通り・ある街角にいくと、建物の1階は、道に向かってガラス張りの試着室もどきの連続。
その中には、怪しげな光のなか、水着(?下着)を着た女性が、それなりのポーズをとったりしています…
お客さんが入れば、カーテンを閉めて、その奥で…ということなのでしょう。
う~む。

…飽きた方もいるかもしれませんが、このオランダ旅行の話、もう数日続きそうです。

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