浦和河童便り

埼玉・浦和のオヤジ(浦和河童)が「吹奏楽メインで、時々、オーケストラのコンサートに行ってみた」という話

東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部 第24回定期演奏会

2014-01-02 20:18:18 | 吹奏楽

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
年末、多忙であったため、昨年行った最後のコンサートのご報告が出来ませんでした。
年をまたぐかたちになりましたが、書かせて頂きます。

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2013年12月26日、木曜日。
この日は、これから先、しばらく忘れられない日になりそうです。
何故って?
それは、(たいしたことではないのですが)、“三つの不幸”が私の身に降りかかったからです。

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この日はミューザ川崎で行われる東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部の定期演奏会に行かせて頂きました。
前日の横浜みなとみらいホールでの東海大学吹奏楽研究会に続いての演奏会です。(東海大高輪台高校の演奏会は、12月25日と26日の2日間あり、私はそのうち、2日目の第2回公演の方におじゃましました。)
ところが、仕事でトラブルがありコンサートを全部、拝見出来なくなってしまった…。
夕方は時間が空くものの夜から仕事場に戻らなければなりません。
タイムリミットは、ギリギリ最大で19:00ぐらいでしょうか?
そして、これが、“一つ目の不幸”です。

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東海大高輪台の定期演奏会には2010年の(改装前の)ミューザ川崎シンフォニーホール、2011年の新宿文化センターに行かせて頂きました。(2012年は都合がつかず断念した次第です。)
また、今年は6月に行われた顧問の畠田先生が指導されている東京隆生吹奏楽団の演奏会も堪能させてもらいました。
ですから、高輪台の演奏会は楽しみにしておりました。
ところが…。

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会場のミューザ川崎へは開演の20分前に到着。
外観もキレイな建物です。
シンフォニーホールの入口で係員の方にチケットを提示し、半券を切り取られ(いわゆる“もぎり”ですね。)、プログラムの冊子をもらって中に入ります。
ホワイエ(ロビー)の中は人であふれかえっています。
私は、ブログに載せる写真を撮るため、カメラに集中しておりました…。
しかし、それがアダになったのです。
開演時間もせまったため、自分の席に向かおうとしました…。
あれ、チケットがない。
カバンの中や立っていた周辺を探してみましたが、ありません。
これじゃあ、大体の場所は覚えているものの正確に自分の座る席が、わかりません…。
まいったなあ。
全部聴けないだから、帰ろうかとも思いましたが、一応、係りの方に相談してみることにしました。
まずは、近くにいたミューザ川崎の職員の方に相談したところ、主催者の所へご案内しますとのこと。
そして、そこで最終的に応対して下さった男性の方に大変、お世話になりました。
こちらのミスでチケットをなくしたのに実に丁寧な対応をして頂き、しかも代わりの席まで用意して下さいました。(多分、高輪台高校OBの方だと思います。)
感謝感激です!
案内して頂いている時、「私のミスでチケットを無くしたのですから、帰ります」と言ったんですが、「せっかく来て下さっているのですから、そんな事は気にしないで下さい。」と言って頂いたのは嬉しかった。
不幸なことではありましたが、安心して演奏会を聴かせて頂くことが出来ました。
これが、“二つ目の不幸”です。

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私にとって、色々ありましたが、コンサートは始まりました。

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[演奏]東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部
[指揮]畠田 貴生

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第2回公演〈12月26日〉

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〈第Ⅰ部〉

■ スパイラル・ファンタジー (鈴木 英史)

■ 藍 (石毛 里佳)

■ ペドロの奇跡の夜 (樽屋 雅徳)

■ バレエ音楽「中国の不思議な役人」より (B.バルトーク)

■ 交響詩「モンタニャールの詩」~アルプスに伝わる愛と勇気の物語~
    (J.ヴァン=デル=ロースト)

■ バレエ音楽「シルヴィア」より (L.ドリーブ)

■ 交響曲第三番より 第三楽章・第四楽章 (J.バーンズ)

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〈第Ⅱ部〉

■ ポップスステージ
   ☆ 20世紀FOXファンファーレ
   ☆ It’ll be magical!
   ☆ ファンタズミック!
   ☆ ブラボー・ブラス
   ☆ 日本舞踊〈愛は風の如く~篤姫幻想~〉
   ☆ 世界に一つだけの花
   ☆ ラテンスペシャル21!!
     ♪エル・クンバンチェロ ♪コパカバーナ
     ♪闘牛士のマンボ    ♪風になりたい

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1曲目は高輪台が鈴木英史先生に委嘱している、いわゆるスパイラルシリーズの新作ですね。
例の“チケット紛失”事件の影響でかなりイライラしていたので、少し“音楽”に集中出来ない状態でしたが、ポップス調のライトな曲が私の心を随分、落ち着かせてくれました。(演奏後、作曲者の鈴木先生が、舞台上で挨拶されました。)
その後、「藍」「ペドロの奇跡の夜」と邦人作品が続きます。
高輪台のサウンドは、どちらかというと「硬質」な音質に感じるのですが、それがまた吹奏楽オリジナル曲(特に邦人作品)によく合う。
聴きごたえのある演奏になります。(ただ、この2曲とも、あまり存じ上げないのでプログラムの冊子に曲の解説があったらなあと思いました。)
次はお馴染みの「中国の不思議な役人」。
躍動感のある演奏は、とても素晴らしかった。
ただ、少しスマートすぎたかも。
この曲の持つ、独特の泥臭さが表現出来れば…と思いました。
5曲めは、「モンタニャールの詩」です。
高輪台の2010年度のコンクール自由曲でもありますし、テレビでも取り上げられたので、吹奏楽ファンならば、ご存知の方も多いと思います。
もはや、十八番(おはこ)と言っても良いのでしょうか?
物語を伴う音楽なので、雰囲気を出すのが難しいと思うのですが、表現力を駆使した良い演奏を聴かせて頂きました。
次はドリーブの「シルヴィア」です。
ドリーブと聞いて私が真っ先に思いつくのが、「コッぺリア」ですかね。(30年近く前、コンクールで聴かせて頂いた中村学園女子高校の「コッぺリア」は素晴らしかった。今でも耳に焼き付いています…。)
高輪台の演奏もバレエ音楽の優雅な雰囲気を良く出していて非常に聴きやすかったように思いました。
ただ少しだけ、活発すぎるかな。
第Ⅰ部、最後の曲は吹奏楽界では著名なバーンズの交響曲第3番。
先程も申し上げましたが、こういう曲は高輪台のサウンドによく合います。
とても良い選曲です。
迫力のある演奏を堪能致しました…。

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ここで、第Ⅰ部が終了。
そして、私もタイムアップの時間がやってまいりました。
というか、もうヤバイかもしれません…。
急いでミューザ川崎を後にし、都内の仕事場へと戻ったのでした…。

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高輪台高校のポップスステージは、パフォーマンスが“玄人はだし”でさぞや楽しいのだろうなあと思うと後ろ髪を引かれる思いでしたが、仕事には勝てません。
また、丁寧な対応をして頂いた高輪台高校関係者の方にはロクなお礼も言えず、会場をさったことを大変、心苦しく思っております。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。

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そして、この日は、2013年の最後、締めくくりで1月6日神奈川大学吹奏楽部の定期演奏会から数えて44回目のコンサートでした。(吹奏楽コンクール含む)
2014年も出来る限り、演奏会に行かせて頂きたいと思いますので、「浦和河童便り」をよろしくお願いします。

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えっ?
まだ、“三つ目の不幸”を聞いてないって?
失礼致しました。
高輪台高校の定期演奏会を途中退席して仕事場にもどり、なんとか終わらせて終電で帰宅の途へ。
最寄駅の駐輪場から自転車で自宅まで…。
何かおかしいので調べたら、タイヤがパンクしていました…。
これが、“三つ目の不幸”です。


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2 コメント

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コメント、ありがとうございます。 (浦和河童)
2014-02-04 09:12:58
コメント、ありがとうございます。
高輪台吹奏楽部は、素人のオヤジが思うに素晴らしいサウンドを持っています。
明るくて力強い音色です。
フォルテの似合う、実に高校生らしい演奏を聴かせてくれますね。
ところで、"さいたま市在住中3”さんは、高輪台を受験されるとか。
良い選択だと思います。(武蔵浦和のオヤジとしては、埼玉県外への人材の流失は少々、残念ではありますが…。)
とにかく受験、頑張って下さい。
そして、高輪台吹奏楽部員として素晴らしい演奏をコンサートやコンクールで聴かせて下さい。
きっと聴きに行きますから。

最後に、これからも「浦和河童便り」を応援して頂ければ幸いです。
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はじめまして。 (さいたま市在住中3)
2014-02-04 06:16:10
はじめまして。
今年、高輪台を受験する者です。

浦和河童さんの記事は、高輪台を受験する私にとって
勉強のやる気を出させてくれるような記事でした!
ありがとうございますq(^-^q)
ますます高輪台に入りたいという気持ちが高まりました。

私はもともと地元愛が凄くて、
埼玉の吹奏楽の強豪を目指していたのですが、
高輪台の部活動体験に行った際に、コロッとやられました。
部員の高校生達がとても良い人達で、よく話かけてくださったり
丁寧に色々と教えてくださったりと、部活の雰囲気が良かったからでした。
その日は大阪遠征で、大半?若しくはそれ以上の部員がいなかったです。
それと、畠田先生がとても面白い方でした!

長々とすみません。

これからもコンサートの記事楽しみにしています。
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