太陽デパート火災から50年の節目、さらなる消防力の強化を
西消防署の西区への移転に伴い、中央消防署の体制拡充を
12月18日、熊本市議会は、予算決算委員会が開かれました。しめくくり質疑を行い、低所得者給付金・消防力強化、戸籍等証明書発行の問題を取り上げました。
西消防署の西区移転で候補地が「池上」に決まる
補正予算に西消防署移転事業として、西消防署の移転先候補地「池上」の測量を行うための経費が提案されました。
長年の懸案であった西区への西消防署の移転に関し、候補地が決まり測量のはこびを迎えたことは評価します。
5つの区の消防署にはそれぞれの役割・特徴があり、海に面し水難救助機能を持つ西区・南区、NBC対応機能がある東署、災害救助のための重機等を備えた北署、繁華街を抱えた中央署、いずれもその特徴を生かし、その役割を十分に果たしていかなければなりません。
西消防署移転に伴い、中央署の体制拡充が必要
消防局長は「中心市街地の消防力確保は重要」と積極的に対応することを答弁
一方で、今回の補正予算提案によって、これまで中心街に近く中央署と併せて繁華街への対応にも力を注いできた西署の移転によって変化する消防体制を踏まえ、今後さらなる消防力の強化をどのように図っていくのか、しっかり考えるべき時だと思います。
これまで西署の担当だった慶徳・一新・五福・向山の4校区が中央署の管轄となり、中央署管内の出場件数は2割程度増加する見込みとのことに加え、移転先候補地の池上から中央区にある現在の西署あたりまでは到着時間が5分程度かかるとのことです。もともと多い中央区の出場回数がさらに増え、これまで中心街等への応援を西署が担ってきたことなどを考えると、西署移転後の中心市街地の消防力確保はたいへん重要です。
消防局長は、「中心市街地の消防力確保は重要」と積極的に対応すると答弁しました。
太陽デパート火災の教訓を、今後も生かして
今年は、未曽有の惨事となった太陽デパート火災から50年の節目の年です。
熊本市は、昭和48年の太陽デパート火災を機に、消防力強化に、特段の措置が図られてきました。
消防年報のデータでも、人員体制、資機材ともに充実した消防力を誇っており、救急隊の現場到着時間では、政令市20市の中で名古屋市・京都市の7・3分に次いで8・6分と上位です。こうした素晴らしい実績にさらに磨きをかけて、政令市トップをめざしてほしいものです。
そのためにも、中心街に近いところに位置し、過去には出張所であった南熊本庁舎の体制拡充を含めて、人が集まる中心市街地を擁する中央署の体制を答弁された方向でしっかりと拡充されるよう要望しました。
併せて、今後の消防体制拡充については、人員、資機材ともに、人命にかかわる問題として、市長にも、特段の配慮を要望しました。
西消防署の西区への移転に伴い、中央消防署の体制拡充を
12月18日、熊本市議会は、予算決算委員会が開かれました。しめくくり質疑を行い、低所得者給付金・消防力強化、戸籍等証明書発行の問題を取り上げました。
西消防署の西区移転で候補地が「池上」に決まる
補正予算に西消防署移転事業として、西消防署の移転先候補地「池上」の測量を行うための経費が提案されました。
長年の懸案であった西区への西消防署の移転に関し、候補地が決まり測量のはこびを迎えたことは評価します。
5つの区の消防署にはそれぞれの役割・特徴があり、海に面し水難救助機能を持つ西区・南区、NBC対応機能がある東署、災害救助のための重機等を備えた北署、繁華街を抱えた中央署、いずれもその特徴を生かし、その役割を十分に果たしていかなければなりません。
西消防署移転に伴い、中央署の体制拡充が必要
消防局長は「中心市街地の消防力確保は重要」と積極的に対応することを答弁
一方で、今回の補正予算提案によって、これまで中心街に近く中央署と併せて繁華街への対応にも力を注いできた西署の移転によって変化する消防体制を踏まえ、今後さらなる消防力の強化をどのように図っていくのか、しっかり考えるべき時だと思います。
これまで西署の担当だった慶徳・一新・五福・向山の4校区が中央署の管轄となり、中央署管内の出場件数は2割程度増加する見込みとのことに加え、移転先候補地の池上から中央区にある現在の西署あたりまでは到着時間が5分程度かかるとのことです。もともと多い中央区の出場回数がさらに増え、これまで中心街等への応援を西署が担ってきたことなどを考えると、西署移転後の中心市街地の消防力確保はたいへん重要です。
消防局長は、「中心市街地の消防力確保は重要」と積極的に対応すると答弁しました。
太陽デパート火災の教訓を、今後も生かして
今年は、未曽有の惨事となった太陽デパート火災から50年の節目の年です。
熊本市は、昭和48年の太陽デパート火災を機に、消防力強化に、特段の措置が図られてきました。
消防年報のデータでも、人員体制、資機材ともに充実した消防力を誇っており、救急隊の現場到着時間では、政令市20市の中で名古屋市・京都市の7・3分に次いで8・6分と上位です。こうした素晴らしい実績にさらに磨きをかけて、政令市トップをめざしてほしいものです。
そのためにも、中心街に近いところに位置し、過去には出張所であった南熊本庁舎の体制拡充を含めて、人が集まる中心市街地を擁する中央署の体制を答弁された方向でしっかりと拡充されるよう要望しました。
併せて、今後の消防体制拡充については、人員、資機材ともに、人命にかかわる問題として、市長にも、特段の配慮を要望しました。