一般質問では、市民連のみなさんと毎年要望行動を行ってきた、市営住宅の改善を取り上げました。
格差と貧困の広がりの中、公営住宅の役割はますます重要
住まいは生活の基本であり、憲法25条が保障する生存権の土台です。格差と貧困が社会問題の今、公営住宅の役割はますます重要で、既存の公営住宅の改善、安価で良質な公営住宅の供給による住生活の向上が求められます。
現在、熊本市の市営住宅の管理戸数は13,228戸で、管理戸数のうち1,917戸の空室があり、入居率は85・51%です。
家賃収入の入らない空き室は、大きな損失です。空き室による家賃収入の損失は、大きなものになります。
答弁では、平均家賃で計算して年間4億8,000万円になることがわかりました。
空き室は団地のコミュニティにも影響・・・改善は急務
第2に、市営住宅の空室は、この間課題となってきました。
高齢化に加え、空き室が多いと、コミュニティにも支障をきたし、10月に市民連の方々と市営住宅改善を要望した時も「草取りや掃除に参加できない人が多い」「空き室が多く、共益費の負担が多い」などの声がありました。
民間ならば、空室は経営に直結するので、住みたい部屋への改装、入居促進の努力は最優先です。
老朽化して、今の生活様式に合わない市営住宅は抜本的に改善を
市営住宅のうち、すでに耐用年限を超えているのが145戸、耐用年限の2分の1を超えているのは5,361戸、老朽化がすすんでいます。
空き室の入居促進に昨年10月から始まった通年募集では、募集戸数374に対し、入居は約半数、60歳未満はその半分、若い人の入居に繋がっていません。
生活様式も大きく変わり、旧態依然の市営住宅では家賃以外に魅力はありません。
若い層はじめ、入居促進には、老朽化した団地の洋式化、バリアフリー改修などの改善を急ぐ必要があります。
計画修繕の予算を拡充して、老朽化した団地の設備改善を
計画修繕は遅れた状態が続いています。目標周期に対し、積み残しは、畳で2,948戸、解消は21年先、風呂釜は1,532戸6年先、給湯器が931戸、解消は12年先、風呂設備の新設は1,806戸あり、あと7年かかります。維持補修費の拡充が必要です。また、加齢や病気、ケガなどの理由から、古くて深い浴槽では入ることができない人がおられます。10年も浴槽に入っていないという切実な声がありますので、身体的な理由で古くて深い浴槽に入れない人については、一定の条件を設け、浴槽取替を対応すべきです。
答弁では、身体的な状況などで高い浴槽には入れない人への浴槽改修は、条件を検討して対応する方向が示されました。
いずれにしても、空室による5億円近い損失は、大きな無駄です。
快適な住まいへの改善、入居促進は急務と言えます。
住いは人権です。旧態依然の古い仕様は直ちに改善するよう、引き続き求めていきます。
格差と貧困の広がりの中、公営住宅の役割はますます重要
住まいは生活の基本であり、憲法25条が保障する生存権の土台です。格差と貧困が社会問題の今、公営住宅の役割はますます重要で、既存の公営住宅の改善、安価で良質な公営住宅の供給による住生活の向上が求められます。
現在、熊本市の市営住宅の管理戸数は13,228戸で、管理戸数のうち1,917戸の空室があり、入居率は85・51%です。
家賃収入の入らない空き室は、大きな損失です。空き室による家賃収入の損失は、大きなものになります。
答弁では、平均家賃で計算して年間4億8,000万円になることがわかりました。
空き室は団地のコミュニティにも影響・・・改善は急務
第2に、市営住宅の空室は、この間課題となってきました。
高齢化に加え、空き室が多いと、コミュニティにも支障をきたし、10月に市民連の方々と市営住宅改善を要望した時も「草取りや掃除に参加できない人が多い」「空き室が多く、共益費の負担が多い」などの声がありました。
民間ならば、空室は経営に直結するので、住みたい部屋への改装、入居促進の努力は最優先です。
老朽化して、今の生活様式に合わない市営住宅は抜本的に改善を
市営住宅のうち、すでに耐用年限を超えているのが145戸、耐用年限の2分の1を超えているのは5,361戸、老朽化がすすんでいます。
空き室の入居促進に昨年10月から始まった通年募集では、募集戸数374に対し、入居は約半数、60歳未満はその半分、若い人の入居に繋がっていません。
生活様式も大きく変わり、旧態依然の市営住宅では家賃以外に魅力はありません。
若い層はじめ、入居促進には、老朽化した団地の洋式化、バリアフリー改修などの改善を急ぐ必要があります。
計画修繕の予算を拡充して、老朽化した団地の設備改善を
計画修繕は遅れた状態が続いています。目標周期に対し、積み残しは、畳で2,948戸、解消は21年先、風呂釜は1,532戸6年先、給湯器が931戸、解消は12年先、風呂設備の新設は1,806戸あり、あと7年かかります。維持補修費の拡充が必要です。また、加齢や病気、ケガなどの理由から、古くて深い浴槽では入ることができない人がおられます。10年も浴槽に入っていないという切実な声がありますので、身体的な理由で古くて深い浴槽に入れない人については、一定の条件を設け、浴槽取替を対応すべきです。
答弁では、身体的な状況などで高い浴槽には入れない人への浴槽改修は、条件を検討して対応する方向が示されました。
いずれにしても、空室による5億円近い損失は、大きな無駄です。
快適な住まいへの改善、入居促進は急務と言えます。
住いは人権です。旧態依然の古い仕様は直ちに改善するよう、引き続き求めていきます。