細く舗装もされていない林道を上っていくと、突き当りにあるホテル観音温泉。緑に囲まれた山あいに佇む。 チェックインをしに本館ロビーに行くと、以前日帰り入浴で訪れたときに比べ、増改築されキレイになっている。和風モダンな作りのシャレた感じ。オレ達が今回宿泊するのは、この本館ではなく、離れにあるうぶすな亭だ。
離れというと、通常お忍びやら、高級なイメージがあるがここは違う。この宿で一番リーズナブルに泊まれる。理由は、部屋の質以外に大浴場・食事何処が本館に在り、移動が面倒なのだ。こちらは、6畳+8畳+縁側の和室。建物自体、古っぽいが味がある。
まずは離れの風呂に。どうせショボイだろうと思っていたら、これがなかなかで、天井が高く見た目以上に開放感がある。また、木で作られた壁や柱が風情を醸し出している。
夕食はこれに天婦羅がつき、ご飯は桜海老の釜めし。足らなければ、白飯も出してくれる。けっして豪勢とはいえないが、上品な味付けで美味。値段を考えると素晴らしいの一言。
これに今回、釣ったアオリとモンゴーイカを調理していただいた。アオリは無論、モンゴーも美味い。そして、ショウガを添えてくれたこともいいね。ワサビもいいけど、ショウガも美味いんだよね。
そして大浴場へ。 内湯は檜、小さい湯船はぬる湯で何時間でも入っていられる。 露天は天然石、浅目に出来ており源泉温度が低めなので、こちらもぬるめ。 特筆すべきは強アルカリ単純泉の泉質。つかったそばから、ヌルっとした感触で肌がすべすべする。飲泉もでき、消化器系にいいらしい。
朝食はオーソドックス。だいたい宿の朝メシは、美味いと相場が決まってる。
大浴場にもう一度入り、帰り仕度。
これで、一泊二食三人部屋で¥12,250-はお得でした。またイカの調理代は¥2,000-。これが高いか安いかは分からないが、釣った魚を調理してくれる旅館が少ないなか、ありがたいことだ。
今回は、5月に会社の仲間で行う釣り旅行、”ふくしま会”のロケハンを兼ねていたので、いい収穫だった。間違いなく、5月にまた訪れることだろう。
つづく・・・。