GWも終わりましたね。
通勤電車に幾分けだるい雰囲気を感じたのは私だけじゃないでしょう。
さあ皆さん、夏休みまで頑張りましょうね。
さて今夜のジャズ。
ハンブルグ出身のアンナ・レナ・シュナーベルのリーダー作『Books, Bottles & Bamboo』。
BOOKS,BOTTLES & BAMBOO | |
ENJA/SOLID | |
ENJA/SOLID |
1.Burnout
2.Toy
3.Drunken Books
4.Dying Swan Under The Bamboo Moon
5.Luggage
6.Loss Laments
7.Reef
8.Plop
9.Peace
Anna-Lena Schnabel (as)
Florian Weber (p)
Dan Weiss (ds)
Thomas Morgan (b)
若手サックス奏者がローリアン・ウェーバー、トーマス・モーガン、ダン・ウェスといった実力者をバックに演奏しています。
ラストのホレス・シルヴァー以外はシュナーベルの作曲。
モーガン買いで買った本作ですが、シュナーベルの音が思いの外良かったです。
また作曲能力も高い。
バックの3人は手練モノで彼らの演奏能力の高さが作品の価値を高めているのは間違いないところですが、引け劣らずリーダーを務めているのはなかなか凄い。
彼女はドイツでも次世代を担うジャズ・マンとして認知されているようですが、その評価は間違いないでしょう。
イメージ的にはオーネット・コールマンの音に近い印象を受けました。
しっかり聴き込めて、腹がにずっしり来ます。
日本人で同世代のアルト奏者といえば矢野沙織が思い出されますが、彼女とは全く違う印象ですね。
矢野の場合、もっと伸びやかでいかにもアルトらしいクリーンな音ですが、シュナーベルはもっと揉み込まれた、すこし毛羽立った音。
好みで言えばシュナーベルの方でしょうか。
また作曲面に関しても、シュナーベルの方に軍配があがると思います。
Anna-Lena Schnabel's ''Books, Bottles and Bamboo''- Behind the Scenes
モーガンのお陰でまた一人いいジャズ・マン発見、と言ったところでしょうか。
ジャズ絡みで言うと、『Jazz The New Chapter 4』が出版されたそうです。
Jazz The New Chapter 4 (シンコー・ミュージックMOOK) | |
柳樂 光隆 | |
シンコーミュージック |
現代ジャズを知るには持って来いの本です。
Chapter1,2,3全て読んでいます。
特にロバート・グラスパーをよく知りたい方はChapter1を是非読んでいただきたい。
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