今日8月29日は「モダン・ジャズの父」であり、ビバップ創生者であるジャズ界のレジェンド チャーリー・バードの誕生日で、今年は生誕100周年にあたります。
アートディレクターの藤岡宇央さんが記念イラストを描いてポストカードを販売されるそうです。
バードの登場までは、主にビッグバンドジャズが主流であり、ダンスホールで踊りのための音楽として演奏されていました。
しかしダンスミュージックである以上譜面通りに弾くといった規制に直面したバードは、その規制から飛び立ち、コード進行に則しつつ多彩なフレーズを即興的に繰り出していきました。
それがビバップとして呼ばれることとなり、以後のジャズの発展に寄与したのです。
バード自身は1955年に34歳で亡くなります。
当時のジャズマンによくありがちな麻薬とアルコールから抜け出せず心不全で早逝したのです。
彼がもし70歳くらいまで生きていたなら・・・マイルス・デイヴィス(共演はしています)やジョン・コルトレーン、オーネット・コールマンら往年の巨人たちとどんな演奏したんでしょうね。
また違ったジャズ界の様相もあり得たでしょうね。
せっかくなので、バードのアルバムから『With Strings: Master Takes』を選んでみました。
1. Just Friends
2. Everything Happens To Me
3. April In Paris
4. Summertime
5. I Didn’t Know What Time It Was
6. If I Should Lose You
7. Dancing In The Dark
8. Out Of Nowhere
9. Laura
10. East Of The Sun (And West Of The Moon)
11. They Can’t Take That Away From Me
12. Easy To Love
13. I’m In The Mood For Love
14. I’ll Remember April
15. What Is This Thing Called Love?
16. April In Paris
17. Repetition
18. Easy To Love
19. Rocker
20. Temptation
21. Lover
22. Autumn In New York
23. Stella By Starlight
24. Repetition
Charlie Parker (as)
Bernie Leighton (p)
Ray Brown (b)
Buddy Rich (ds) , etc.
盟友だったディジー・ガレスピーらとガンガンやるのも好きですが、本作はオーケストラを従えての演奏。
とてもきれいな演奏です。
オーソドックスなスタイルで歌心満載。
やっぱりスゴイんですよね。
24曲もあるんで長いっちゃー長いんですが、でもこれは聴けますよ。
とても色褪せたセピア色。
ゆったりとスウィングできます。
ジャケットも鮮やかでお見事。