雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

乱反射

2016-11-08 | 

本日読了した本が、好きな作家の一人で貫井徳郎の『乱反射』。

 

乱反射 (朝日文庫)
貫井徳郎
朝日新聞出版

 

貫井徳郎の書作は結構読んでいますが、かなり「ズーーーン(↓)」となることが多いです。

直視したくない現実を扱っていたりするからでしょう。

打海文三なんかも私の中では同じカテゴリー。

 

ある日二歳の男の子が事故で亡くなります。

なぜその事故は起こったのか。

それは幾つもの「偶然」が引き起こしてしまった結果。

でもその「偶然」にはその事故に関わる人々の「仕方がなかった」(と少なくとも本人たちが思っている)事象が積み重なったこと。

本当に「仕方がなかった」のか?

当人たちには「仕方がない」と思えたことも、当人たちの身勝手な主張・行動に端を発していることがあります。

 

事故にあった子供の父親が事故の原因を究明しようと奔走しますが、そこに横たわる無力感・虚無感。

翻って「自分」はどうなんだ?

 

救いようがない絶望感が残ってしまう作品ですが、一読の価値はあると思います。

最近読んだ本では一番心に残る作品でした。

さて只今復帰に向けて準備中。

産業医との面談にあたり、今まで自学でやってきたまとめの資料を準備中。

この本をまとめ終えれば面談。

 

この1冊ですべてわかる 経営分析の基本
林 總
日本実業出版社

 

この「この1冊ですべてわかる〜の基本」シリーズを立て続けに読んでいますが、一つの命題に対してまずまずまとまっているところが好きです。

私自身は技術畑で、わりと管理系業務は苦手な分野なんです。

復帰後落ち着いたら技術畑に戻れれば、とは思っていますが、年齢的に管理系に行かざるを得ないでしょうね。

しっかりしてきたら転職も含めて考えよう。

まずは戻れるように。

 

次勉強で読む本はこれ。

 

管理会計の基本 この1冊ですべてわかる
千賀秀信
日本実業出版社

 

また「この1冊ですべてわかる〜の基本」シリーズ。

あと、勉強以外で準備しているのはこちら。

 

崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)
貫井 徳郎
角川書店(角川グループパブリッシング)

 

また貫井徳郎です。

いわゆる勉強本も必要ですけど、小説からも色々学べます。

真田丸絡みで、関ヶ原とか大阪の陣といった歴史小説も読みたい。

 

読書の秋です。

 

 

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