ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

旧中山道鴻巣宿周辺を散策

2010年05月18日 | ウマさんの「KDD友歩会」
2010年5月18日(火)

KDD遊歩会」の定例ウォーキングに参加した。
今回は、中山道鴻巣宿周辺を散策する、歩程約8Km(予定)のウォーキングである。

集合場所のJR鴻巣駅

       駅の斜め前はショッピングモールに繋がっている。
       
              コウノトリが巣で子に餌を与えている像が建てられている。
              鴻巣の地名の由来となっている。
              

この日、駅ビルのショッピングッセンター前に集まったのは、ちょうど30名。

       世話人からこの日のコースについて説明があり、9時40分に出発。
       
              現在の中山道は、国道17号線であるが、旧中山道を歩く。
              道は狭いが、車はあまり通らないので歩き易い。
               
                     旧本陣・脇本陣跡地辺りで世話人の説明を受ける。
                     明治5年の大火で焼失し、今はその面影もない。
                     

浄土宗の関東十八檀林の1つとして有名な「勝願寺」。
檀林:江戸時代初期に定められた関東における浄土宗の僧侶の養成機関・学問所。

     堂々たる建前の勝願寺の仁王門だ。
     
          勝願寺の本堂
          文禄二年(1593年)に徳川家康が鴻巣で鷹狩を行った際にこの寺を訪れ、
          住職円誉不残上人に感銘を受け、様々な宝物を寄進した、とされる。
          また三つ葉葵紋を使用する事を許可したといわれる。
          
               境内の「なんじゃもんじゃ」の花が満開を迎えていた。
               
                    まるで雪が積もったようだ。
                    

勝願寺の裏手にある墓地には、伊奈忠次と忠次の次子伊奈忠治の墓がある。
伊奈忠次は家康により関東郡代を命ぜられ、武蔵国鴻巣・小室で一万石を賜った。
忠次は、関東各地を検地し桑・麻・楮の栽培や水利の便を開く等、関八州は彼によって富むと言われた。
彼の功績は江戸幕府財政の基礎を定めたことで、その検地徴税の方法、
即ち地方(ちかた)の方式は伊奈流と言われ江戸幕府地方(ちかた)の基本となった。

          戦国時代に登場した人の骨が分骨され、墓石が残されている。
          奥の二つ並んだ右のやや高い方が、本田忠勝の娘で、
          家康の養女となり真田伸幸の妻となった真田小松姫の墓。
          真田信重(真田小松姫の墓の左側)とそのの墓(左の一番大きい墓)
          一番手前の小さいのが、秀吉の家臣で洲本城主だった仙石久秀の墓。
          

世話人の推薦で、旧中山道沿い老舗の煎餅屋「おおとり」に立ち寄った。

     狭い店内はたちまち満員だ。
     
          土産に一袋250円の久助(われせん)を2袋買った。
          ほぼ全員が何がしかの煎餅を買ったと思われる。
          
               裏の工場を見せて貰った。
               煎餅を焼いているところ。手前は焼きあがった煎餅。
                
                    こちらは、機械で焼いている。
                    焼きあがったばかりのまだ醤油のついていない煎餅を試食したが、香ばしくて美味しい。
                    醤油をつけなくても売れるのではないだろうか?
                    

鴻巣が人形の町ということはよく知られている。
駅構内の特産品を並べたケースにも雛人形が飾られていた。

       街中のあちこちに人形店が見られる。
       鴻巣では一番大きく古い店「広田屋」人形店
       社長によると、参勤交代が盛んな頃、江戸まで十里という近さと、錬り人形の材料に恵まれた土地柄ゆえ
       土産物として人形が作られ、繁盛したのだそうだ。
       
              店に入るといきなり「日本一の雛人形」は迫力がある。思わずパチリ。
              撮影禁止となっていることをこの後知った。店内はミニ博物館となっているのだ。
              秀吉と柴田勝家の賤ヶ岳合戦や、明治天皇と五人囃子などの珍しい人形が陳列されている。
              TVでも紹介されたことがあるそうだが、鴻巣を訪れたら是非一度立ち寄ってみては?
              ひな祭りには、大名屋敷に納められた大層高価な人形も展示されるそうだ。
              
                     広田屋前には「長寿橋」が架けられている。
                     この橋を渡ると1年間長生きできるそうだ。
                     

広田屋からほど近い八幡神社で一休み。
「おおとり」でサービスに貰った煎餅が配られ、小腹が空いていただけに皆大喜びだ。
 

真言宗智山派の高立山金剛院。

       真新しい本堂
       

街で見かけた花に思わず、見とれる。
 

生出塚(おいねづか)神社で一休み。
この日熊谷の予想最高気温は29度。この辺りでも相当気温が上がっていると思われる。
なんじゃもんじゃの若木が植えられていた。
 

12時50分、ようやく鴻巣文化会館「クレア鴻巣」に到着。

       総会を行うため会議室を借用しているが、使用は13時からになっている。
       それにしても豪勢な建物である。
       
              この日の弁当、なかなか美味しかった。
              
              昼食後、総会が開催され、午後3時に終了した。

これも世話人の推奨で、鴻巣市役所近くの和菓子屋に立ち寄った。
店の名前にもあるように、この店の一押しは「十万石まんじゅう」だ。
本店は行田市とのこと。

       土産に「十万石まんじゅう」を買い、試しに一つ食べてみた。
       甘さを抑えてなかなか美味しかった。かみさんも喜ぶことだろう。
       

慈雲山医王院法要寺
法要寺の寺紋には、加賀前田家と同じ”梅に鉢”が使われている。

          参勤交代の折、前田家が勝願寺に宿所にしようとした際に、御先が騎乗したまま寺に入ったのを咎められ、
          勝願寺に宿所を断られた。
          急遽一行は法要寺へ宿所を頼み込み、住職の骨折りで何とか宿所として利用することができた。
          前田候は、住職の恩を忘れず、同寺に莫大な寄進をし、前田の紋を使用することを許可したという。
          

鴻神社は、明治6年に、この地にあった三社(氷川社・熊野社・雷電社)を合祀した神社である。

       鴻神社は、緑に囲まれた神社だ。
       神木の銀杏の大木が印象的である。
        

16時10分に出発地の鴻巣駅前のショッピングセンターに到着、解散となった。
『皆さん、お疲れ様でしたっ!!』

最高気温29度という猛暑の中、鴻巣宿周辺を歩いた。
老舗の煎餅屋、人形店、神社仏閣巡りと見どころの多かったウォーキングであった。


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