ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

江戸城の大きさを実感 江戸城外堀見附跡巡り

2010年07月07日 | ウマさんの「KDD友歩会」
2010年7月7日(水)

KDD遊歩会」の定例ウォーキングに参加した。
今回は、江戸城の外堀見附跡巡りの歩程約8Km(予定)のウォーキングである。

"見附"というのは番兵をおいた城門のこと。
江戸城には内堀、外堀にかけた橋に枡形の門を設け、三十六見附といわれた。
外堀に配置された見附門の名残は赤坂見附跡、四谷見附跡などで知ることができるのみで、
全くその名残をとどめていない。

この日の集合場所、東京メトロ赤坂見附の出口A、赤坂見附交番のすぐ隣だ。
後ろの高い建物はグランドプリンスホテル赤坂

       ここ数日、東京は局地的な大雨に見舞われており、この日も予想は曇り時々雨。
       この日傘持参で集まったのは27名。多少の雨は気にしない先輩諸氏である。
       
              この日のコースについて概略説明があり、9時40分、スタート。
              

先ず向かったのは、赤坂見附跡。
首都高速4号線の下を進む。

       弁慶橋から弁慶濠・首都高4号線赤坂トンネル方面を望む。
       
              赤坂見附跡(赤坂御門跡)
              今は石垣が残るだけである。
              
                     明治初期の赤坂御門の様子を示す写真。
                     明治以降、門が撤廃され、石垣も大部分が撤去されてしまった。
                                     
                            赤坂御門の説明に見入る会員の皆さん。
                            
                            
いったん弁慶橋まで戻り、清水谷公園に向かう。
途中に紀伊和歌山藩徳川家屋敷跡を示す碑がある。
左横に石段があるが、その先はグランドプリンスホテル赤坂に通じる。
グランドプリンスホテル赤坂から清水谷公園辺りまでが紀州徳川家の屋敷だったというから広い。

       ホテルニューオータニガーデンコート(左)はグランドプリンスホテル赤坂の道路の向かい側で彦根藩井伊家屋敷があったところだ。
       写真右は、清水谷公園の向かいにある新紀尾井町ビル。後ろに見えるのはホテルニューオータニ       
       
              
少し歩くと清水谷公園に到着した。
清水谷公園のある紀尾井町は、紀伊、尾張、井伊のそれぞれの屋敷があった場所で頭文字をとって付けられた町名である。
井伊家との境目付近が谷だったことと、隣接する紀州徳川家の屋敷から清水が沸き出ていたことから、
付近は「清水谷」と呼ばれた

       現在は清水は涸れて人工的に復元したものがある。
       
              明治11年(1878年)この地(麹町清水谷)で参議兼内務卿大久保利通が暗殺された。
              現在の内閣総理大臣にも匹敵する大久保利通の暗殺は、「紀尾井坂の変」と呼ばれた。
              明治21年(1888年)彼の遺徳をしのび、業績を称える石碑が建てられた。
              
                     茶室「偕香苑
                     千代田区の施設で、茶会や私的なコンサートなどに使われているようだ。
                     

ホテルニューオータニを左手に眺めながら紀尾井坂を200mほど進むと“喰違い見附”がある。

       江戸城の見附で唯一石垣作りではなく、土橋状の道が土塁になっているため喰違い見附と言われている。
       外堀に沿った土橋状の道は今は桜並木の遊歩道になっている。
       
              土塁の外側には上智大の真田堀グラウンドが見える。
              喰違い見附は、江戸城の見附の中で最も標高の高い位置にあるため、
              標高差はかなりなものである。
              
                     東京メトロ「丸の内線」四谷駅が見える。
                     

こちらは、JR中央線の四谷駅

       四谷駅前の様子
       
              四谷駅のすぐ先に四谷見附跡の石垣が残されている。
              
                     再び遊歩道を進む。
                     桜のシーズンにぜひ歩いてみたい。
                     
                            松の木にからんだ緑のつたが何とも言えぬ美しさがある。
                            

いったん遊歩道を降りて、五番町の市街地を歩く。

       しばらく進むとJR市ヶ谷駅に出た。
       
              市ヶ谷駅前の靖国通りを渡ると・・・
              
                     小さな公園があり、市ヶ谷御門(市ヶ谷見附)橋台に築かれていた石垣の一部がある。
                     なお、市ヶ谷御門の枡形は現存していない。
                     
                            石には大名家や職人の印が刻まれているとあるが、
                            その存在ははっきりとは確認できなかった。
                            
                                   ここでしばしの休憩だ。
                                   

外堀側には中央線・総武線の電車がひっきりなしに走る。

       次回のコース(三ノ輪から吉原浅草散策)の説明をしているところ。
       
              東京逓信病院
              30数年前に娘を連れて一度訪れた記憶がある。
              
                     昼食予約をした時間には早すぎるため、ここでしばらく時間調整である。
                     30分ほどの休憩後、再び出発。
                     

牛込見附跡
結構大きな石垣である。

       JR飯田橋駅がすぐ目の前だ。
       
              昼食を予約した神楽坂に向かう。
              
                     神楽坂通り
                     

別邸「鳥茶屋」は細い路地を入ったところにある。

       別邸「鳥茶屋」に到着。
       
              12時50分、数度の休憩で時間調整をした結果の昼食だ。
              待ちに待ったという感じ。
              
                     先ずはビールで喉を潤した。
                     鳥丼セットはこの店の人気メニューでボリューム満点、実に美味しかった。
                     

食事の後、解散となり、めいめい帰路についた。
この日は江戸城外堀の見附跡を巡り、江戸城の規模の大きさと造りの偉大さを改めて実感した。
心配された雨に見舞われなかったのは、幸運であった。


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