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うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

秘すれば花

2007-05-27 20:47:09 | Weblog
世阿弥は、風姿花伝をなぜ書いたのか?
うどんジムは、8年ほど前に、原文で最初の50Pほど読んで、能自体の専門的なところが始まったところで、読むのをやめました。

一門の将来を考えて、どうしても繁栄させたい、能を興行的に確立させたい、自分が体得したことを伝えたい。
「どうしても」という、内なるマグマの熱を感じるような文章だったと思いました。

花と珍しきと面白きは同じだみたいなことが書かれていたと思います。
人を感動させないと興行は成功しないので、利益も出ないし、もちろん一門も生活できなくなり、自分が命をかけた能楽がすたれます。
だから秘して花とする演出に命をかける必要があったのだと思います。

同じすばらしいものでも、意外性がないと「ふ~ん」って感心されるだけで、感動されない。
人は実用や機能だけのものにはお金は案外かけない。
肉用のニワトリになるより、役にも立たない孔雀にならないと、ほんとのところ利益は出ないのかもしれない。
意外性を出すには、これから意外なことが起こるかもしれないとさえ思わせずに意外なことをする必要があると世阿弥はいっていたと思う。

今、ぱっと思い浮かぶのが新庄剛さん。
あと、X‐JAPANのYoshikiさん。

ライブで何百万もする楽器を叩きつけて壊しまくったり、倒れて中止したり、かと思えば、繊細なタッチでピアノを弾く。

今のイチローさんは、世界のスターとしてカリスマオーラが出まくって、秘さなくても花ですが、彼がインタビューで「別に。。。」「記録は知らなかった。興味がない。」を連発するのも、もしかしたら「世阿弥流?」と勘繰ってしまいたくなる。
彼が、オリックス時代に、200安打の次の年からは、いくら球場にお客を呼ぼうと思って、スタンドにボールを投げたり、外野で背面キャッチを見せたり、サービス精神を発揮しても、お客が減る一方で、イチローは成績はすごいけどお客は呼べないといわれたことをすごく悔しそうに語っていたのをテレビで見たことがある。
ヒットを量産するというコンスタントさが売りで、いいプレーをするのが当たり前とされ、またインタビューでも人を笑わせたりバカをやるようなことはたぶんできないタイプだけに、「秘すれば花」のタイプではなかったと思う。

あれだけ成績や実力に差がありながら、メジャー一年目の話題では、かなり新庄さんに食われてました。
花となるには、秘するのと対極に、底抜けにオープンであり続けるのもありだと思う。
その点、新庄さんや古く長嶋茂雄さんは、「秘していながらオープン」という稀有な時代を代表できる花だったのかも。

サッカーの中田ヒデさんもたぶん、プレー以外で、普段、愛想がよくないから花というか華があったのではないでしょうか?

秘すれば花というのは
かなり大きい問題なので、どういう切り口から書いていこうか悩みますが

うどんジムは
「秘すれば花」の弊害について言いたいのです。

無愛想に「教えてもらうな。見て盗め。」なんていわなくても、簡単にレベルアップできることがいっぱいあるのに、それで、怪我をしたり病気をしたり事業に失敗するケースがうどんだけでなくいろんな世界であり過ぎるような気がするからです。
わが国のホワイトカラーの生産性が低いというのも、秘すれば花と大いに関係があると思いました。
つまり、わが国経済の国際競争力とも関係がありそうです。

花になるのは、確かに、新庄さんの日ハムの例を見ても、活性化を招くでしょう。
ただ、花は、人の目とお金を集約させながらの活性化です。
儲かります。

今、うどんジムが取り上げたいのは、人の目とお金を外に拡散させながら行う活性化です。
そうや、それでは儲からんでないか。
だから、手をつける人が少ない。

「秘すれば花」
からは、ジャック ラカンの有名な言葉も思い出させます。
「利己的な遺伝子」とか一世を風靡したのも、通底するような気がする。
世界をつらぬく多くの関係性の串の主要な一つかもしれない。

攻めの夏

2007-05-27 20:02:56 | Weblog
FPは、勉強はできなかった。
お客さんが増えたことに伴って、店まわりや中の設備改修の打ち合わせや、パートの増員や、勢いのあるうちにと広告や、近所への挨拶回りなどいろいろすることが増えて、課題ができたことでお店が休みの日も、他店がどういうやり方をしているか参考にしに、毎日、数店回ったりしたので、やれると思ったゴールデンウィークや日曜日がさっぱりでした。
でも、気分的には、終ったことですごくすっきりとしました。

この6月からは、いろいろと、うどんジムがお客さんに喜んでいただくためにやろうとしていた半ば遊び的なことをどんどんやっていこうと思う。

よく「お店は軌道に乗りましたか?」と昨年中に聞かれましたが、うどんジムの中では、「軌道に乗るイメージがなんとなく見えた。」とか「もしかして、もうそろそろ乗るのかな?」って感じで、まだ乗ったとは思ってませんでした。

そもそも、何をもって、「軌道に乗った。」って言うんでしょう。
子供が3人いて、みな習い事をして大学に行くであろう家と、独身者では、そもそも必要な利益が違いすぎる。
世間で、定義らしいものってあるんでしょうか?

うどんジムは、月で一番売り上げが悪い日が全部並んでも、生活はいちおうできるというレベルを仮に「軌道に乗る。」とイメージしました。
それだと、車も持たないまま、遊びにも行かず、食事はほぼ毎日2、3食お店のうどんになりますが。
それでいうと、いちおう、うちも「軌道に乗った」宣言をしてもいいのかもしれない。
先週、終日本降りの日がありましたが、あれぐらいの日でも、100人は楽に超すようになり、それより悪い日が、2ヶ月さかのぼって、1日しかなかったので、まあ安定したなあと思いました。
あれだけ降るのは梅雨でもそうないので、これから梅雨にかけても大打撃は受けずに済むかなあと思えました。

FP3級終りました。

2007-05-27 19:39:41 | Weblog
自転車でサンメッセまで行ってきました。

おかげ様で、自信がそんなになかった実技も1問しか落とさずにいけました。
問題用紙を持って帰らせてくれるのと、実施機関のHPに模範解答がもう発表されているので、間違いありません。
6割で合格といわれているそうですが、一日、10分ほどしか勉強時間がとれなかった状態で、学科、実技とも、9割ぐらいとれたのは、自信になりました。

確かに、3級って、合格する人の方が多い試験なんだけど、このぐらいの点数なら、経験的に上位1%ぐらいには入れたと思うので、自信をもって秋には2級を受けてみようと思う。

受付のない試験って初めてでした。
一切受付せずに、いきなり、受験票だけもって席に着きました。

考えてみれば、当たり前なんですが、試験会場って、けっこう華やかな感じの美人が多かったです。
生命保険会社の若手の営業の方が多いからだと思いますが、人と会うのが仕事で、生保会社は職場も番町一丁目や寿町など高松で一番OLさんがオシャレなところにあるからだろうと思いました。

FPの試験勉強の中の豆知識。

夫婦で仮に、10の生活費がいるのに対して、独身だと、だいたい7の生活費がいるそうです。
なんとなく、経験的にそうかなあと思わなくもないですが、ほぼ確立された知識として、1人だと夫婦の7割の生活費がいるとされているというのは、軽く目からうろこでした。

ということは、妻が働く自営のうどん店が、離別して、そこでパートを代わりに雇って、青色事業専従者の控除などがなくなったら、どれぐらいの影響が出るのかなど、いろいろ考えどころというか目安ができてきます。