「ピーク時は常に100dB以上ですよ」──これだけを聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
実は、学童保育クラブの視察で交わされた言葉です。先日、日本共産党市議団と松村りょうすけ衆議院東京23区予定候補で、市内の学童保育クラブの視察をさせていただきました。
私たちが訪れた時には、定員に対して約半数の子どもたちが学童保育に来ていましたが、その時点ですでに93dBでした。
指数で言えば、100dBというのは電車の高架下ということになります。
視察させていただいた学童保育クラブは、現在104人が在籍しています。
学童保育の集団の規模は「おおむね40人以下」とされています。
これを「支援の単位」と呼んでいますが、104人の学童保育クラブでは「支援の単位」を3つに分けています。
しかし、実際の保育では「支援の単位」は名簿上の単位であり、分かれて活動することは現実問題としてできていません。
手洗いやトイレに列ができるのは日常茶飯事。おやつの時間を2回に分けて対応していますが、「支援の単位」とは符合していません。
厚労省の解説では、「1つのクラブの中で複数の『支援の単位』に分けて対応することも可能」(「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」Q&A、平成26年厚生労働省令第63号)としていますが、私は「生活の単位」であるべきだと考えています。
現場の職員の方々はとても努力されていますが、努力ではどうにもならない課題を抱えています。
町田市では保育所定員を増やしていますが、その次に待っているのは学童保育クラブです。1小学校区1学童保育クラブは実現しました。しかし、さらなる増設が求められています。学童保育の充実に力を尽くしたいと思います。
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