日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

まず一致できるところから。そしてその先へ──緊急シンポジウム平和憲法は変えさせない

2016-11-18 | 活動のこと

 18日、町田市民ホールで、戦争はゴメン!!まちだ市民連絡会主催の緊急シンポジウム「平和憲法は変えさせない──南スーダン派兵は反対、野党は共闘」が開催されました。

 「南スーダンPKOへの駆け付け警護の付与」を内容とする閣議決定が行われた直後で、時期にかない、タイムリーな内容でした。

 冒頭、参議院沖縄選出の糸数慶子参議院議員(沖縄の風)から連帯のごあいさつがありました。

 そこでは、「基地負担の軽減というが、沖縄では負担は強化されている。一連の選挙を通じて、沖縄県民が示した民意は戦争につながるものは明確に反対。辺野古も高江もノーということである。安倍政権は、言っていることとやっていることが違う。次の世代に平和憲法をつないでいく。沖縄に続いて、今度はみなさんの番です。弱いものが手をつないで勝つための覚悟を持っていますか? 安倍政権を倒さないと未来に平和をつなげない」と力強く語られました。

■市民と野党の共闘で安倍政権を倒す──そしてその先へ

 シンポジストは民進党の小川敏夫参議院議員、日本共産党の山添拓参議院議員、社会民主党の吉田忠智党首。コーディネーターは、弁護士の長尾詩子さん。

 昨年の安保法制のたたかいをふり返り、現在の国会の状況、そして今後の選挙での共闘やたたかいの方向性について意見が交わされたことは非常に意味のあるものであったと感じました。

 シンポジウムの中でも各々から「安倍政権を倒すという点ではさらに共同を広げる」「違いは脇に置いて、一致できるところから政策を擦り合わせていく」ことが語られました。

 山添参議院議員も発言されていましたが、安保法制のたたかいの前には3つの党が一緒に並ぶことさえなかったわけです。そこには、市民のみなさんの「野党は共闘」の後押しがあり、各党が後押しをされて参院選の一人区での統一というところまで発展しました。

 コーディネーターの長尾弁護士も「政党は本来違いを強調することで自らの存在価値を示していくもの。それに対して、市民の側は違いではなく一致するところ共通するところをもっと積極的に出しなさいと言っているわけで、政党にとっては酷なことなのかもしれない」とご発言をされていました。

 違いを前提にして、どういう方向なら一致できるのかを探っていくことが安倍政権を倒す力に必ずつながります。そしてその先へ共産党としては野党連合政権を展望しているわけですが、ここでの合意までには至っていません。安倍政権を倒そうとするならば、その次にどういう政権を展望するのかについて、鋭く態度が問われることになります。

 日本共産党の小池晃書記局長がインタビューで「綱領・基本政策・理念が一致するということは、それは同一の政党になるわけでね。われわれが求めているのは『政党の合同』ではない。『選挙協力』ですからね。民進党の野田佳彦幹事長は以前、『血液型が違う人は輸血したら死んじゃう』と話したことがある。別にわれわれは『輸血しよう』といっているわけじゃなく『手をつなごう』といっているだけだ。別に血液型がA型とB型の人が手を握ったって死にはしない」(「産経」11/4)と発言したことが話題になりました。

 最後は町田と多摩の政党関係者が紹介され、会場のみなさんと一緒にコールをしました。

 市民と野党の共闘で政治を変える──年明けとも言われる総選挙で、本気の共闘が実現できるよう地域から声を上げていきたいと思います。

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