大津市の「いじめ自殺」が大問題となっています。次々と明らかになる事実からしても、明確ないじめであることは明らかです。
今回の「いじめ自殺」がなぜ見抜けなかったのか──。その全容解明について、このなかで論じることはしませんが、大きな要因として教師評価という構造問題があると思います。
つまり、教師が評価されるということは、評価がマイナスになるようなことが明らかになりにくいという面が大きいということです。本来、教師は自由であり、子どもたちの人格の完成のために知恵をだし、挑み、手をつないでいくことが必要だと思います。それを妨げているのが評価という仕組みです。
フィンランドが学力で世界一になった背景には、教育の管理権限が国から、自治体や学校、教師に任されているという点が専門家からも指摘されているところです。
管理・統制を強めても、私はいいことがないと思っています。教室の空間が間違いや失敗が保障されることが必要であるのと同じように、教師にも挑戦することができる環境が必要です。そのときに最大の妨げになっているのが、評価であり、それによって序列化がおこなわれることになれば自由な空間ではなくなることは明らかです。
教師を一定の物差しだけで評価する仕組みは転換することが必要です。
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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