16日、後期高齢者医療制度のすみやかな廃止&70歳から74歳の窓口負担2割引き上げ中止をもとめる厚生労働省交渉に参加しました
日本共産党都委員会と小池あきら事務所が呼びかけたもので、町田からは市議予定候補5人で、この間あつめた1530筆の署名をもって交渉にのぞみました。全体では、1万6000筆を超える署名があつまりました。
あつめた署名は、衆参の予算委員会で歴史的質問をした、小池あきら政策委員長と笠井あきら衆院議員の「あきらコンビ」に手渡しました~。

お二人からは、予算委員会での論戦も通じて、「建設的野党」とはこういうものなのかという反応が次つぎと返ってきているという報告がありました
国民運動と、日本共産党の国会論戦がスクラムを組んで、政治を前に動かす生きた姿そのものの報告で、非常にワクワクするお話でした
後期高齢者医療制度をめぐっては、導入されたときに「年寄りは死ねというのか」と国民的な怒りが沸騰し、参議院では日本共産党、民主党、社民党、国民新党が野党時代に4党共同で提案した廃止法案が可決しました。
ところが、民主党中心の政権ができた途端、「元に戻したら混乱する」「時間がかかる」など、国民の願いに背を向ける発言を続けてきました。先日の参院予算委員会での小池あきら政策委員長の質問(全文はコチラ)に「廃止するなら2年かかる」(鳩山首相)と答弁しています。
では、民主党は当時の野党4党共同で出した「廃止法案」を提案する際にどう言っているのか…。
●「後期高齢者が、何で自分たちは区別、差別されるんだと…非常に不安とそして怒りに満ちた制度になってきた。そして、この混乱は…旧老人保健制度の持っている足りない部分をもってしても、とにかくいったん元に戻すことが非常に重要な課題だと、4野党で認識を共有させていただいた」(福山哲郎議員、08年6月30日参院厚労委員会)。
●「われわれとしては、まず国民に不安をあおっている後期高齢者医療制度についていったん廃止をする、そして老健制度に戻す…今火事が起こっているのを消そうと思っている最中に、新たな家の設計図がないから、新たな家の設計図持ってこないと無責任だという議論は成り立たない」(福山哲郎議員、08年6月3日参院厚労委)。
こう言って廃止法案を提出しているわけです。交渉の中でも、「民主党は即廃止といったではないか」「時間がかかるというが、厚生労働省が本気になってなくすためにがんばるべきだ」と発言が続きました。
私も、発言をしました

後期高齢者の方から直接聞いた声も紹介しながら、「高齢者のみなさんは、後期高齢者医療制度がすぐに廃止されると一度は喜んだ。しかし、ふたを開けてみたらなかなか廃止しないどころか、次の制度ができるまでという話まで出ている。保険料が高く、医療は差別される。医者に行く回数も高齢になればなるほど増えて当然で、医療費は本来無料にすべきだと思う。こういう声を聞いて、すぐに廃止を決断してほしい」と発言をしました
厚生労働省からは若い2人の官僚の方が受け答えがありました。長妻大臣の指示のもとに仕事をしているので制約があるとは思うのですが、率直に言って、「差別医療はなくしてほしい」「暮らしが大変でどうしようもない」という、高齢者の切実な叫びを受けとめての答弁とは思えませんでした。
一刻も早く、高齢者の叫びにこたえ、この制度を廃止し、高齢者の医療費は無料の方向に踏み出すために、国政を変えていくとともに、市政を変えていくためにがんばります
交渉の中でも、とのむら健一市議団長、町田市議会で非課税世帯の高齢者の医療費を助成する条例を提出した経験を紹介しました。現在は、継続審査になっているだけに、国政と市政が連携をとりながら、高齢者が安心して医療にかかることができる世の中に変えていくために力をつくすときです。
私はいま24歳なので、75歳まではあと50年あります。交渉の参加者の中でもおそらく後期高齢者からは一番離れた年齢だったと思います。私が75歳になるころには、「その昔、高齢者を差別するとんでもない制度があったね」と言えるように、運動を大きく発展させ必ず即廃止を実現させましょう
┏┓池川友一(日本共産党 市議会議員予定候補)
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