日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

「都政を希望に変える」──田村智子副委員長迎えて春を呼ぶつどい

2017-02-19 | 活動のこと

 19日、第8回池川友一と鶴川に春を呼ぶつどいが開催されました。

 会場いっぱいの参加者で、「市民と野党の共闘で新しい政治を」「都政を希望に変えよう」というエネルギーみなぎる集まりとなりました。

 市民の方からも応援スピーチは、心にグッときました。

 田村智子党副委員長は、今度の都議選の持っている意義と町田での共産党初議席の意義について「全国に与える影響が大きい選挙区であり、党都議団の議席を増やすためにはここで増やすことが必要」「石原知事以来の都政の歪みをただしていくことができる人たちとは協力していく。都政の歪みをただすことができる一番の力が日本共産党であり、そのためにも池川さんを都政に送ってほしい」と訴えました。

 また、国会で稲田防衛大臣や金田法務大臣の目に余る状態について、「これほど嘘と誤魔化によって国会答弁を軽視している政権はない」「先ほど、大臣席にはやめてほしい人たちばかり並んでいるという市民の方からの発言があったが、その筆頭は安倍内閣総理大臣ではないでしょうか」と話しました。

 さらにトランプ氏との首脳会談について、タイム誌が「日本の首相はトランプの心をつかむ方法を教えてくれた。へつらうことだ」と見出しに張り出したことを紹介し、「日本国憲法前文で『われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ』と誓った内容とは真逆の姿勢。へつらい外交は退場してもらうしかない」と訴えました。

 松村りょうすけ衆議院東京23区予定候補は、安保法制=戦争法の具体化によって、「稲田朋美から自衛隊守れ」というコールが起きている事態について、一日たりともこんな政権を長続きさせるわけにはいかない──町田市・多摩市の小選挙区でも野党統一候補を実現し、私自身も統一候補となる構えで頑張ると話しました。

 わたくしの決意表明。長いですが、その概要を掲載します。

 ご紹介をいただきました、都議会議員予定候補の池川友一です。定数が一つ増えたこの町田選挙区でどんな組み合わせになろうとも、町田での日本共産党の初議席を実現すること以外に、みなさんの期待に応える道はない──その覚悟を持ってたたかいに挑みたいと思います。みなさまの絶大なるご支援を心からお願い申しあげます。 

 歴史と伝統ある鶴川地域の日本共産党市議会議員として、倉成みとしさん、たかしま均さんの後継者として2期7年活動してきました。初当選は25歳と8日、7年前の2月21日のことでした。

 党と後援会のみなさんをはじめとする鶴川のみなさんには、無名で地域に縁もゆかりもない中でたたかった市議選、その後のあらゆる活動の場面で支えていただきました。

 初当選で、種から発芽したばかりの私に対して、水をやり、肥料を与え、時には陰になり日向になり、未熟な私を育てていただきました。おかげさまで、発芽したばかりの私でしたが、みなさんに育てられ、少しは大きくなりました。改めて、これまで地域の中で支えていただいたすべてのみなさまに心からの感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 さて、今度は都政への山登りです。これまで先人たちの努力はありましたが、頂上にたどり着くことができなかった未踏の地への挑戦となります。

 町田での日本共産党の初議席は、共産党にとっての悲願だけではありません。それは、都議会の議席が自民、公明、民進という石原知事以来の「オール与党」に独占されていたことで届くことがなかった市民の声をまっすぐ届ける議席──すなわち、町田市民の声がはじめて都政に届く議席です。

 私は、市議会議員として、常に現場に足を運び、そこで見たこと、聞いたことを大切にしてきました。

 2015年度に、学校教育の予算が大幅に削減されるという事態が起こりました。

 私はまず、全体像がどうなっているのかについて調べました。徹底的に細かい資料まで読み込み、調べた結果、小中学校62校の備品購入費は0円というとんでもない事態が明らかになりました。教育現場の燃料ともいうべき予算が前の年から1億6214万円、40%削減されたのです。議会論戦では、徹底的に現場で起こっている問題を告発し、市教委が定めた「教育プラン」にも逆行することを明らかにしました。予算を提案した当事者である学校教育部長はまともに答弁できず、「予算の削減の影響について私たちも想像できない」という前代未聞の発言までしました。影響を予測できない予算を提案したという常軌を逸した削減であったことを自ら認めるものであったと思います。

 2015年3月議会での質問を皮切りに、連続してこの問題を取り上げてきました。「塩素剤を買うお金がなく、プールの回数を減らした」「保健室の常備薬を購入できない」「新たな保護者負担が次々と発生している」など、現場に足も運びつぶさに実態をつかみ、私は毎回の議会で質問し学校教育予算の復活を求めました。

 2015年12月議会で、共産党市議団が求めてきた内容を軸とする「学校教育予算の充実についての決議」を全会一致で可決し、2016年度の予算では、1億928万円増額し、学校教育予算をV字回復させることができました。

 私は、この経験から議会での力関係は固定的なものではなく、誰もが否定できない実態と変えていく展望を示し、市民との共同の力で市政を変えることができるということを学びました。日本共産党町田市議団で学んだことのすべてを、今度は都政の場で発揮できるよう全力をつくします。市民の声がまっすぐ通る都政を実現しようではありませんか。

 最近は、都政について報道される機会が増えましたが、都政と市民生活の関わりについては「よく分からない」という声を聞きます。都政は遠い、都政が見えない原因の一つは、町田にいる3人の現職都議が遠いもので、見えないようにしていることにあると思います。

 5年前、生後5日目の長男が発熱で病院に緊急搬送されました。最初の病院では処置しきれず、救急車で別の病院へ行き一命を取り留めました。我が子だけを守りたいと思っていても、制度や社会の壁がある──子どもを通して見えてくる課題がそこにはいくつもありました。

 その当時、町田市民病院は、小児科医が慢性的に不足しており、本来の役割が果たせずにいました。私は市議会で何度も医師不足対策について質問を行い、八王子選出の清水都議にも都議会予算委員会で質問してもらいました。16年度から東京都からの2名の医師派遣もあり、3名の小児科医が3倍の9名に増えました。NICU(新生児集中治療室)の稼働率も4割台から9割台へ前進しました。政治が動くことで、守れる命の数が増えたのです。都政が動けば、市民生活が向上すると強く実感しました。

 また、小中学校のトイレ改修やエアコン設置も、共産党市議団は一貫してその実現を求めてきましたが。共産党都議団の奮闘で、東京都が新たに補助金を創設したことで一気に進み始めました。町田市の小中学校におけるトイレ改修は17年度に全校で完了、エアコン設置も18年度に全て終了します。

 東京都に本気になって市民を生活向上しようと思えば、市町村との連携が不可欠です。町田選出の都議は、都政全体に責任を持つとともに、地元の声をまっすぐにつなぐことが必要です。自分で言うのはなんですが、市議団との連携は抜群です。私都政を身近なものにし、都政を変えることで市民生活を向上させていく、暮らしに役立つ都政を作る仕事をどうかわたくし池川友一に担わせてください。

 暮らしに役立つ都政をつくるためには、東京都の豊かな財政力を、本気になって市民の暮らし、福祉、教育に使うよう転換していかなければなりません。

 東京都の予算は、年間約13兆円です。一万円札を積み上げていくと130キロ上空まで行きます。それを横に倒すと、町田から富士山の向こう側までの距離なのです。想像もつかないくらいの巨額の予算があるのが東京都なのです。

 私は、この豊かな財政力を次の3つの視点で使わせていくように求めていきます。

 一つは、「子育てと仕事を両立できる東京をつくる」ということです。

 認可保育所を新たに9万人分整備し「保育園に落ちない東京」を作ります。先ほども話しがありましたが保育士さんの賃金を引き上げ働き続けられるようにします。

 23区では中学校3年生まで医療費が無料ですが、多摩地域では26市中19市で窓口負担があり、所得制限があります。中学校3年生までは医療費がかからない東京を作ります。

 子どもが起きている時間に帰ることができる働き方へ──8時間働けばまともに暮らせる社会を東京から作っていきます。

 二つ目は、「お金の心配なくし、育ちと学びを支える東京をつくる」ということです。

 先日、市内の大学に通う学生さんから話を聞きました。高校時代から奨学金を借り、大学卒業時には843万円の借金。そのうち利子だけで200万円だと言います。これから社会に出る若い人たちが、数百万円の借金を背負わなければならない社会に未来はありません。経済的理由で進学をあきらめたり、退学しなければならない学生をなくすため、東京都として独自の返済なしの奨学金を作ります。

 町田市内で切実な課題となっている中学校給食の実現を東京都から後押しします。中学校では、お弁当を発注することができる方式を取っていますが、家庭の事情からお弁当を持ってくることができない子どもがいると先生から伺いました。

 しかも、現行の制度は格差を顕在化させるものになっています。全生徒のうち利用しているのは、2割弱ですが、その多くが教育費の経済的支援、就学援助を受けている世帯です。弁当給食を食べている人は貧困家庭だという意識につながっています。こうした分断をもたらす制度になってしまっているのです。すべての生徒を対象とした中学校給食を実現し、すべての子どもの育ちを保障するために小中学校の給食費の無料化を進めます。

 三つ目は、「住み続けられる東京・町田をつくる」ということです。

 シルバーパスの改善と充実に力を尽くします。シルバーパスは東京に住んでよかったと思える制度です。東京都シルバーパス条例の目的には、「高齢者の社会参加を助長し、もって福祉の増進に図る」とあります。先日、とあるつどいにお伺いした時、町田からおばあちゃんの原宿である巣鴨までシルバーパスを使うことができる路線を探して行ったという驚きの話を聞きました。行くのに半日、帰るのに半日で巣鴨での滞在時間はほとんどなく、1日掛かりで行ったら次の日から3日間寝込んでしまったのです。寝込んでしまうほど過酷だったわけですが、シルバーパスがあったからこそ、巣鴨まで出かけられたのです。条例の目的通りの使い方ではないでしょうか。

 住民税非課税世帯が1000円に対して、課税世帯は2万510円となっており、実に20倍の格差です。2万510円のパスの料金を引き下げ、3000円、5000円など中間段階を創設します。また、東京都と神奈川県の境を越えてシルバーパスを利用できるようにしていきます。

 防災対策を抜本的に強化し、石原都政以来新規に増やしていない都営住宅の増設を進めます。リニア新幹線の建設に反対し、住環境や自然環境を守るために都政でもリニア反対の論陣を張ります。

 これと合わせて、築地市場の豊洲移転について、現在地再整備を求めてきた党として中止を含めて抜本的に見直すこと、都議会改革を始めとする都政改革を大胆に進めることなど、日本共産党都議団の一員として積極果敢に取り組み、本気の都政改革を進めていく決意です。

 都議選の結果は、市民と野党の共闘を前にすすめる意味でも決定的意義を持っていると思います。

 私一人の力は小さいかもしれませんが、みなさんと力を合わせて太陽のようなキラリと光る仕事をして、稲穂が垂れるように市民生活を豊かにする政策を実らせていく──市民と都政の架け橋となり、都政を希望に変える決意です。きょう、お集まりのみなさんの絶大なるお力添えで、わたくし池川友一を何としても都政に送り出してください。ありがとうございました。

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