日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

「自分から助けてと言えない人たちと出会う」…真夜中の新宿歌舞伎町──Colaboが行う、10代無料の夜カフェ《Tsubomi Cafe》へ

2021-09-24 | 活動のこと

 真夜中の新宿歌舞伎町──。

 一般社団法人Colaboが行う、10代無料の夜カフェ《Tsubomi Cafe》に、米倉春奈都議、とや英津子都議とともに参加しました。

 《Tsubomi Cafe》は、18時から22時の時間帯で活動してきましたが、帰る場所がない少女たちのための場をつくるために、8月から24時から翌朝5時までの活動変更したということです。(https://colabo-official.net/projects/tsubomicafe/

 代表の仁藤夢乃さんは、「自分から助けてと言えない人たちと出会うために時間も変えた」と話しておられました。

 私自身、深夜の活動に参加するのは初めてでしたが、この現実を変えていく側として力を合わせていきたいと強く思いました。

■深夜でも多くの少女たちが安心できる場となっている

 《Tsubomi Cafe》の設営などを終えて、活動がはじまる時から、すでに相談活動が行われていました。その後も、次々と《Tsubomi Cafe》に訪れていました。

 深夜に帰る場所がない少女たちが、少しでも安心できる場になっていると感じました。

 こうした場づくりは、一朝一夕にできるものではありません。こうした場づくりを徹底して行うことにより、自分から助けてと言えない少女たちとつながっていることにリスペクトの気持ちしかありません。

■公的支援が重要

 同時に、公的支援が重要です。今年度、モデル事業から本事業となった「若年被害女性支援事業」(このネーミングは本当にいまいち)によって、財政的な支援を行っています。この財政的な支援を拡充していくことは、必要な支援につながる少女たちを増やすことにつながると思います。

 しかし、民間団体にお願いするというだけでいいということにはならないと考えます。

 東京都など、公的責任をもつ行政が直接行うことが必要です。Colaboも活動するけれど、東京都も活動する。東京都が「待ち」の姿勢ではなく、アウトリーチをしていくことは重要な仕事です。

 児童相談所など、子どもを保護する場が、「ここなら安心して居たい」と思える場所にしていくことができるのは行政です。

■声かけチームに同行

 私たちは、《Tsubomi Cafe》の案内などを持って、少女たちに声を掛ける「声かけチーム」のメンバーに同行しました。

 少女たちには、次から次に買おうとする大人や業者が声をかけてきます。

 声かけチームのメンバーに対しても、買おうとする大人や業者が次々と声をかけてきます。

 執拗につきまとうことも、そこには「普通の景色」として存在しています。

 声かけチームから少し離れたところを歩いていた時に、「男の人、来てください」と呼ばれました。

 「あの子がずっと付きまとわれているので、横にいって『困ってますよ』と声をかけてください」と。声をかけている男性と少女の間で、「困ってますよ」と何度か声をかけるとスッと男が離れていきました。しかし、私が少し離れると再び執拗に声をかけるという…。

 「困ってますよ」と声をかけることは、それなりの勇気が必要です。夜の歌舞伎町という環境要因もあり、緊張感がありましたが、執拗に声をかけられている女性の感じている恐怖からすれば、私の緊張感など微々たるものです。

 「なかったことにしない」「見て見ぬ振りをしない」ということを心がけていきたいと思っていますが、実践していけるようにしていきたいと思います。

 政治が行うべきことを深く自覚し、取り組んでいきます。

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(都道府県)へ

にほんブログ村←日本共産党池川友一のオフィシャルブログ「都政への架け橋」を見ていただきありがとうございます。一日1回、応援クリックをお願いします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿