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上尾天文台に行ってきました 太陽観測 赤道儀 極軸望遠鏡の調整

2012-05-20 18:58:43 | 天体観測

 ちょっと気になったので今日は上尾天文台に行ってきました。
上尾道路を通って上尾市へ入り、「壱丁目北」を川越方面へ
少し進むと歩道橋の信号「平方歩道橋」の
次の信号のない交差点を右へ入って少し行くと丸山公園に着きました。
 日曜日の駐車場はかなり多くの車が駐車していました。
この「自然学習館」の隣りの天文台に行きました。
バリアフリーで車椅子でも天文台に行くことができます。



 建物の中はこのように天体のパネルなどが展示されています。
なお、係員に撮影用途の許可を特別にいただきました!
 見たことがない双眼鏡、望遠鏡もありました。
ドームには太陽観測用の望遠鏡から太陽を観察しました。
 あいにくの曇り空で太陽がやっと見える程度でした。それに比べて
持ち込んだ日食メガネでも太陽を見ましたが、やはり像が小さいので日食用ですね。
 日曜日の晴れた日でコンディションが良ければプロミネンスが見えるそうです。

赤道儀(せきどうぎ)は北極星に合わせることで、計器を地球の自転方向へ移動することができるようになります。
写真撮影などでは天体像が自転によって流れるため、自転の回転と合わせた自動追尾のモーターを取り付けます。
まず、三脚の脚を北極星に合わせます。観測の場合はほぼ北でもよいです。撮影などの場合はネジで調整します。

望遠鏡のセッティングはかなり重く、精密な機材ですから親子で行なってください。
調整ネジなどを回しながら、ゆっくり本体主鏡を動かしますが、
締め付けネジを緩めるとクルっとラクに回すことができます。
思わぬ怪我をすることもありますので、注意してください。



次に丸い水平器の泡を赤い円内に合わせて水平にさせます。
極軸の合わせ方は高度計を北極星にセットします。
写真ではLNの書かれている部分が望遠鏡になります。
もし、見えない場合は本体主鏡をT字に回すと覗くことができる場合もあります。



この計器が高度計です。この計器で観測だけであれば北極星を合わせて
撮影の場合は北極のガイドから天の北極を合わせます。
機材を別途購入する場合もあります。
極軸に単眼鏡がない場合は北極星が覗ければOKです。
 これで木星の天体像が見えなくなっても少し回せばカンタンに見ることができます。



次は赤緯計器の解説です。
天体撮影の星野写真で北極星を中心にカシオペア、北斗七星が流れる写真はラクに撮れます。
これはカメラ三脚と雲台があればよいですが、天体撮影は望遠鏡のような装備がないと難しいです。
 手持ちの望遠鏡にカメラを取り付けたり、赤緯台だけを購入する方法があります。
これが赤経計です。この計器にモータを装備することで星が流れることがありません。
主鏡の首を左右に傾けることができます。



最後に赤緯計です。本体主鏡の下のネジで
南北に首を動かすことができるようになります。
この黒いキャップを外して極軸望遠鏡の器材をセットします。
 このほか上尾天文台の観測室には5基の12cm固定の望遠鏡があり、
一般の方でも講習を受ければ使うことができます。
 天文台は市民に開放されているので、自由に計器を操作したりすることができます。
もし、望遠鏡などの計器の調整がわからない場合の天文相談もできるそうです。

こんなことも☆

そして、次の日の5月21日は金環日食でした。
 曇の予報でしたが、さいたまでも太陽を観望することができました。
7時25分に会社の近くの観測地に着いて、そこから眺めましたが、
三日月のかたちから輪になる瞬間のベイリービーズは残念ながら
薄曇りで見ることができませんでしたが、金の輪(金環)を見ることができました。
 やはり太陽は鋭い光で日食メガネを使っても目がチカチカしました。
皆既月食の方が軟らかい光でいいですね。
太陽を見るには投影法がよい感じがしました。
 この金環日食の現象のおかげで、天文関係のことをまた始めることができました。
さらにいろいろな情報を知ることができてよかったと思います。
さて、明日は東京スカイツリーがオープンします。
そして、普段は見ることができないタワー、山などから見る大パノラマなどが
ブームになりつつあります。
さらに6月1日は鮎の解禁などアウトドアシーズンになり
7月は富士山山開き7月7日は七夕などといろいろなイベントがあります。
 次回は私の山登りの話をしていこうと、思います。

 

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