気象カテゴリを加えました。過去の記事を読むことができます。
台風シーズンになってきました。
また台風5号は中国に上陸して甚大な被害がでました。
台風6号と台風7号と日本列島はダブルピンチです。
台風6号は沖縄からジグザグに鹿児島へ進み、さらに長崎へ向かいます。
鹿児島、宮崎では記録的な大雨でした。
台風7号は日本の南で発生して台風5号と同じ程度の強さになる見込みです。
台風6号より強い勢力でしたが勢力は変わりません。
実は沖縄接近の時から南東方向へ暖湿流がありました。
((台風の東側にある活発な雲です))
この時は低気圧が発生はしていないので安心していましたが、
そこから台風7号が発生しました。
暖湿流は一時的に弱くなりましたが接近とともに強くなります。
海水温が30度程度の海域なので台風が発達します。
気象衛星、天気図などのデータから予想位置を考えていますが、
台風7号は尾鷲市付近に中心気圧が960hPa程度で上陸すると予想されます。
ここで西の関西への移動と東の東海への移動と予想したのですが、
大阪直撃はあまりすぎるので東海の予想でしたが進路が大きく変わりました。
東海や南関東の南方斜面では記録的な大雨が降る可能性があります。
赤外から水蒸気に変えた画像ですが寒冷渦が見えます。
暖湿流は大きく蛇行しています。
標準大気圧が1013hPaなので1000hPaの等圧線を考えますと
太平洋高気圧の範囲が広く、さらに寒冷渦の影響で動きが10km以下で遅いです。
台風は台風にならって移動する性質があります。
この寒冷渦は10日現在では弱くつぶれた感じでしたが、
11日の朝は台風の東側にある暖湿流の雲が4000kmに達しました。
台風の北東では暖かく湿った風と台風の風が当たることで
上昇気流が発生しやすくなり突風や雨雲が発達します。
水蒸気画像では寒冷渦と台風の2つの渦巻きが現れた感じです。
12日は寒冷渦は東北地方へ北上して南に延びる暖湿流が見えます。
13日の午後は南から大雨になっています。
14日は台風が西へ移動して暖湿流も離れました。
ちょうど台風と暖湿流の間に関東地方が入る感じです。
高気圧が強くなってきたので西寄りに変わってきました。
15日は関東地方は曇りところにより一時雷雨の予想です。
西へ移動したので天気が良くなりました。
16日は台風の暴風域がなくなり温帯低気圧に変わっていきます。
温帯低気圧に変わると広範囲に水蒸気を多く含むようになります。
梅雨、秋雨の低気圧というイメージがよいでしょう。
この影響で関東地方では大気が不安定になっています。
市町村が発行されているハザードマップがあります。
気象庁で300ミリに達する雨というのは言い換えれば
線状降水帯が発生する可能性があることになります。
暖湿流の影響はなくなりましたが広範囲の雨雲があるので
記録的短時間大雨情報も出る可能性があります。
どのような雨かをわかりやすくするための情報ですね。
どちらも滝のような大雨が降ります。
土砂災害警戒区域にお住まいのかたはまず避難してください。
寒気を伴う低気圧(寒冷渦)の影響で台風が西へ回り込む感じで
近畿地方から関東甲信越地方、日本海に進みそうです。
13日から台風の影響が出始め14日は本州にかなり接近します。
15日未明に近畿地方に上陸し風が強いので外出は控えたほうがいいです。
16日はまだ山間部は天候急変しやすいので当分レジャーは控えましょう。
17日は気圧が1000hPa前後なので西日本は曇りがちな感じでしょう。
16日は鳥取と岐阜と静岡で大雨になって新幹線が止まったりしました。
まだ弱い暖湿流が沖縄から四国沖、紀伊半島、東海と広がってきているので注意が必要です。
台風や大雨への備えなんですが日本は大丈夫なんでしょうか?
避難場所や大雨でも排水できるか、どのうは確保しているかなど、
やはり被害が出る前に総点検は必要だろうと思います。
家やクルマが浸水して大事な物があったとしても
例えばクルマの中に免許証やお金、キャッシュカードなどがあるなど、
今後の生活に影響が出そうなものがあったとしても戻らないでください。
そういう人を見かけたら避難させてください。
このように雨が降る前に事前に対処して大まかなことや細かなことなど
できることを動画などを参考にディスカッションすることは大事ですね。
今のところ大きな影響が出てくるのは15日ごろですね。
無事故であることを願いたいです。
特に今年は例年とは違い高気圧が強いとか偏西風が弱いなど
普段の夏とは違うので注意したほうがいいですね。
台風の進路も上陸後、西の予想進路に変わって関西直撃になりました。
関東や日本海側の猛暑が関係していて気圧が高かったことがあると思います。
高気圧が強いと低気圧は避けるし、ただ暑いだけです;では。
さらに暑い秋になってきました。高気圧が例年より強く温度差が大きくなり、
これから冬にかけて10月~12月は日本各地で記録的な大雨になるような
異常気象になると予想されます。
熱波のような夏から普段の夏が秋、冬は秋のような暖冬の予報もあります。
普段の気候とは違うので今後の気象情報に注意してください。