第38回目は「マツダ・カペラ・ロータリー」です。
今でこそ、「RX-8」にしか搭載されないロータリーエンジンですが、かつては、複数の車種に設定されていました。
この車は「カペラ」の初代モデルであり、エンジンはロータリー(12A)の他、通常のレシプロエンジン(直4-1.6L)も設定されました。
ロータリーの性能は、120ps/6500rpm、16.0kgm/3500rpm と、当時の日本車の中では高性能で、最高速度は190km/hに達したそうです。
「カペラ」は、この後、2代目モデルでも、ロータリーとレシプロエンジンを共に設定した後、3代目以降はレシプロのみとなりました。
そして、紆余曲折を経て、「アテンザ」にバトンタッチをする訳ですが、「カペラ・ロータリー」というのは、ある意味、「アテンザ」にロータリーを積んだようなもの、とも考えられ、ちょっと楽しそうな気もします。
一方で、現代の車の車重やコストのことを考えれば、「アテンザ」には直4ターボが合っているような気がしますので、「ロードスター+ロータリー」なんかに期待をしてしまいますね。