tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

Adobe FrameMaker7.1

2005年06月23日 23時57分29秒 | DTP/Web
のっけからソリッドな話でなんだが、1990年代の後半、アメリカのアドビ社は経営難にあり、Illustratorの販売実績が伸びず、クオーク社に吸収合併されるうわさがあった。かなり深刻な問題で、多くの人は8割以上決定事項だと考えていた。実際にはその後持ち直したが、アメリカでも経営問題から立ち直るような会社はほとんどない。

現実問題として、こうしたプリプレス(印刷)系のソフトを取り扱っている会社は、お絵かきやフォトレタッチのソフトで食っているのではなく、本を作り管理できるソフトで成り立っている。
そのためか、アドビは長年、出版物管理のソフトを持たないことにコンプレックスを抱き、2000年の初頭には、この系統のソフトの開発・販売を行うあちこちの会社を吸収合併などで傘下におさめ、その技術を自分のものにしていった。その結果、良く似たソフトがアドビから出ることになり、かえって市場を混乱に陥れた。

そのソフトの名前は、それぞれ「ページメーカー」「インデザイン」「フレームメーカー」である。それぞれ良く似ているのだが、前から順に家庭用、一般的な会社・印刷会社、マニュアル制作などの大規模制作系などに市場を分けていた。どの程度の違いがあるのかわからないが・・・。

しかし、それでも問題がおこり、最近では「インデザイン」を中心にして販売しているみたいだ。

仕事でそのうちの一つ、「フレームメーカー」を使うことになり、勉強している。使い勝手は、やはり「インデザイン」などと比べて使いにくいような部分もある。ショートカットキーの適用範囲が狭いのも問題だ。だからいちいちメニューをマウスでクリックしなければならない。ここ3日ほど勉強しているが、なかなかなじまないなあと思っていたら、今日の昼くらいから急にわかるようになった。根本的に、この種のソフトは一つ覚えたら、その知識が他にも使えるのだ。