tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

JAC M16A1が欲しいという話

2010年08月30日 21時41分20秒 | エアーガン/実銃
今日でこそ、エアーガンのM16系列の主流はM4なのだが、20年前の主流はM16A1だった。そこへ90年代の初頭はA2が入ってくるのか。一時期、エアーガンメーカーはM16A1ばかり作っていた。それを見て嫌気がさしたものだ。誰でも持っているM16A1という感じであった。当時私は、MGCというメーカの信奉者だったから、M16A1と考えていた。しかし、ギミックの多さや、器の魅力はJACが遥かに上だった。

そうこうしているうちに、友人のマナブ君がJACのM16A1を買った。少し触らせてもらったが、特にコッキングハンドルをひくとダストカバーが開くギミックは、それだけで最高だった。価格的には同じだったけれど、私がJACを忌避したのは、セミオートの切れが悪かったことと、ガスの消費量が多かった事だった。当時は、みんな大きなタンクを背負っていた。だが、サバゲに批判的だった私は、せいぜいダイレクトチャージでマガジンを一本程度撃てたら良いのかなと考えていた。たしか、各社足並みを揃えたようにM16A1を出したのは、1988年の歳末商戦の時だったと思う。次の年はもう、M16系の年だったけど、少し考えるメーカは、ほかにも手をのばしていた。例えば、AUGとかL85A1だとか。

JACもそのうちM16A2を出したが、これがどの程度市場に受け入れられたのか解らない。ただ、今を持ってオークションで結構見かけるという事は、みんな買っていたのかなと思う。かくいう私もパンプレットを取り寄せた口だ。1991年に入ると少し下火になって、JACはMP5に重心を移し始めた。それでも、バブルの残光で、結構高価な仕様のM16を出していた。このころになると、確か一流でないようなメーカ(失礼!)がM16A1を作り出していた。本当にギミックの無いような、フルオートだけを撃つようなモデルだ。そこへ、出てきたのがマルイの電動M16A1だ。1992年の事だ。既に市場の趨勢は電動に傾いていて、ガスフルオートは確実に下火になっていった。一時期羽振りがよかったJACも出てくるモデルがマンネリ化してきた。とはいっても、1994年の初頭にJACは倒産したから、いまのウェスタンアームズのような、十年一日の超慢性的なマンネリとは少し違うような記憶が私の中にある。

あれだけの技術力を誇ったJAC。たしか設計部門だけでも3部門はあったはず。なのに、1993年に入ると社外デザイナーとして、タニオコバを招聘した。そういえば、ある時期から毎月のように、JACは販売部門と設計開発部門の中途採用広告をGun誌にだしていた。で、タニオコバを呼んできて何を作らせたのかというと、AR15A2のブローバックだ。実は、今日私たちが目にするM4のガスブローバックモデルの源流は1993年までさかのぼれるって訳。

いいや、ここまできたらもう少し付け加えておくと、タニオコバはJACで作って、その後、コクサイでもAR15系列のガスブローバックを作った。そして現在自社ブランドとして作っているけど、あれだけ作ってどーしてまともに一丁ものこっていないのという不満が出てくるわけ。確か1999年くらいに中古でコクサイのブローバックを見たけど、さびだらけだったし、いじってみるとボルトは半分くらいしか下がらない。これじゃあ高いだけで買えないという印象だった。ものがよければよかったけど。彼は曰く、図面の上のコンセプトと実際仕上がってきたものは相当な差があったと。でも、時期的にそんなに技術が熟していたとも思えないのだ。いろいろガスブローバックで長モノを作る時の問題は聞いたけど、結局今日ウェスタンアームズとか、マルシンの長モノのブローバックを見ていたら、どーなんだろうと思う。

で、JACの話に戻るけど、今まで長モノ中心で作ってきたメーカが、いきなりブローバックのハンドガンを作り出した。器は悪く無かったけど、やっぱり実用的に・・・と思わせた。そしてついに、新技術の電動AUGを出すが、瞬きしている間にメーカが倒産した。私がようやく大学に進学した年だ。書いてて変だと思った。たしか、ブローニングもAUGもみーんなタニオコバの設計のはずだ。じゃあ、当時のJACの技術陣には誰がいたのっていう疑問だ。

1994,5年って、自分自身の話だけど素朴にJACの技術が信じれたと思う。その分電動を受け入れるのがすごく遅れた。JACのMP5SD6をもう模型もエアーガンも辞めますというショップから買ってきた事があるけど、まあまあ楽しかった。とは言っても、あれは本当にブースターが無ければ撃てないものだ。ダイレクトチャージが意味をなさない。真夏に使ってもだ。ああ、思い出した、本当にブースターが無いと撃てないんだよな、JACの製品って・・・。まあ、MP5ってガスタンクが小さいというのもあるけど。それもやっぱり使いにくいから手放した。不思議と、M16A1とA2は手に入れなかったな。欲しいとは思ったけど、ショップの中古品でさえも、結局買わなかった。

多分、95,6年くらいがM16A1の最終点ではなかったのかなと思う。人々のあこがれとしてのM16A1としての。そして、それを満たすのが、ディティールの甘いマルイの電動だったから、すごく憂鬱だった。M4の登場は1998年だった。これはまだ器が正確で、取り回しもよかったので人気商品になった。

だけど・・・人はみなここ15年ほどまともな、リアルなディティールのM16A1を触った事が無いと思う。それで人は忘れていったと思う。そう考えると、私が最近リアルなディティールのM16A1をほしがる理由を説明する事ができると思う。

しかし、リアルなディティールを求めるために、20年近く前の製品をネットオークションで探す毎日が続いているけど、メーカも倒産、パーツは手に入らない。パワーも真夏になったら1Jを超えるかもしれない、うまく撃てるのは真夏に限る。ブースターもエアータンクも無い。そんな不便をなんで今更選択するのかとも思う。そしてまた、台湾や香港のメーカがガスブローバックのM16A1を製品化したときに、果たして私自身の購買意欲はどっちに傾くのか?

苦しいときほど売りまくれ!

2010年08月27日 18時43分45秒 | エアーガン/実銃
一定期間のあと、エアーガンの購入を再開したのは大学に入学した1994年である。それ以降、ずっと購入記録を取ってきた。いつ、どこで、定価は、購入価は、機種名は、実銃の口径は。といった具合だ。最初はノートに書き出していたが、ノートを更新するたびに書き写すのはめんどくさくなったのと、自分のパソコンを購入した頃から、この購入一覧はエクセルで管理する事になった。

月日を重ねるごとにモノはだんだんと増えていく。今日に至る16年間で80丁ほどを手にした。ただある時期から性能の低いもの、気に入らないものを手放すようになった。一番最初に手放したのはJACのブローニングハイパワーであった。それからどんどん手放すというサイクルが生まれ、上記のエクセルに、いつ、いくらで、どこで売却したかという情報が追加されるようになった。基本は買った順番に並べ、その横に手放した情報が入るから、売却側で見ると歯抜けの情報になる。相当手放したという印象があったので、シートをコピーし、売却データ中心の分析をおこなうことにした。

売却に拍車がかかったのは、2004年だが、これはネットオークションで売却するようになったからだ。ショップに持ち込むと、4丁売って13000円にしかならない時もあった。ただオークションだと1丁で7750円になった。これは確かショップで査定してもらって、1000円くらいにしかならなかったもののはず。

今回、ショップからネットへの移行で、2年間の空白が生まれている。2002年と2003年は何も売っていないのだ。それほどショップで買いたたかれるというのがいやになったのだろう。2002年は最も苦しかった年間購入額3万円。次の年は8万7千円になった。

ただ、今回のデータを見ると比較的余裕のあるときに多く売却する傾向が見られた。逆に苦しい年ほど売っていない。売却金額が多かったのは06年度の4万2千円と09年度の5万7千円。07年とか08年は苦しかったのに、それぞれ9千円と2万8千円。

では80丁あるうちの何丁を売ったのか。実は30丁ほどだ。手元に50丁?そんなにあるかね?と思ったが、エクセルの表を見ていると確かに手元にある。長短大小合わせて50丁というのは少し多いという実感だ。購入価の半分位を売却価として取り戻している。30丁で20万ほど。

今は・・・相対的に言うと苦しい時期である。だったら売ろう!お金が手元に入るのも魅力だが、整理ができるのも魅力だ。限りなく0に近づくにつれて、何が残っていくのか。

今現在の売却は2丁で売却益は18000円ほどだ。最近売却したのは2000年に購入したサブマシンガンだった。古くてもどんどん手を付けていくつもりだ。

1000円台と1万円台

2010年08月21日 22時15分27秒 | Weblog
本日15時過ぎ、屋内35.8度。室内は扇風機のみが回るのみ。

とにかく毎日猛暑が続いている。扇風機など本当に役に立たない。強風でつけていても、風がくるだけ。少しも涼しくない。屋内で熱中症になり死んでいく人がいる。「貧困」の問題だ。電気代は払わず、エアコンがつけられず、暑さで死んでいく。見方を変えるとそれだけエアコンの効果が高いという事になる。個人的に、エアコンはすごい電気を消費しているというイメージがある。確かにそうなのだが、冬にストーブをつけるよりも遥かにエネルギーを消費しているように思う。だから私もつけない事が多いのだが、今年は少し違う。やはり猛暑なのだ。それでエアコンをつける。

ところで、表題は価格コムで調べた扇風機の価格。冒頭で出た扇風機も3000円台だったと思う。ただ、扇風機にも上位機種があって、パナソニックや三菱になるとそれなりの価格になるが、その分ほかの機能がついてくる。例えば、リモコンがあるとか。どうなんだろうね。扇風機って、あの本体の下のボタンを最初にいじったら、それでおしまいのような気がする。それをリモコンである。

差別化は結局、多くの機能を付けるだけで、最終的な行き場所はガラバゴス化なのかもしれない。

店頭での試射

2010年08月17日 00時30分39秒 | エアーガン/実銃
エアーガンは店頭での試射を行うのが望ましい。

とは言っても、これがなかなかできないパターンもある。時々いく店の一つはそうなっている。棚に商品の入った箱があって、客はそのうち任意のものを持っていく。ネットオークションになるともっと難しくなる。そういえば、最後に店頭で試射を行ったのはいつだろう。よくよく調べてみれば、2008年の初頭に東京マルイの89式小銃を試射して以来だ。ガスブローバックのハンドガンに関しては、思い出せないくらい・・・と考えたが、よくよく調べてみると2006年3月に店頭試射をしている。でもこれが最後。そういえば、店先で購入することも少なくなった。他人の中古品を買ったり、よりやすい店から通販で購入したり。

エアーガンショップが減っていくのもある態度仕方がないのかな?

韓国製エアーガンがすごいらしい

2010年08月16日 21時01分27秒 | エアーガン/実銃
ボロクソに言っていたが、海外性エアーガンの話を続ける。やはりこうでもしないと間が埋まらないのである。

どうでもいい事だが、やはり国内の消費低迷に乗じて、国内のエアーガンメーカーの販売ペースも遅くなっている。それもそのはず。メーカの数が減っているのだ。本当に少なくなったメーカの中で、あれは少し前に発売した商品のはず・・・というものが、本当に手に入らない。残念なのは、次世代電動のAK74MNやAKS74Nが市場で在庫切れを起こしている事だ。マルイの担当者に聞いても「そうですか・・・」くらいの回答しか帰ってこない。たしかに、金を出せばいくらでも手に入るのだ。本当に出回っていないのは、価格破壊で、多く製品を売る店である。要は在庫切れ。しかし、さっき書いたAKシリーズの後者は、アフガン戦争の頃に使われたAKの初期デザインで、消費者の思い描くAK74はこんな形を見事に当てたものだった。それにも関わらず在庫切れという状況だ。おかげで、製造中止/メーカ廃業にもなっていない、本当に欲しいモデルが手に入らないという悪循環がおこっている。

少ないメーカから出てくるモデルも同じようなもの(M4)。もういいですよという風になる。ただ、M4以外でこれは当たりますよという指摘を行うのも難しい。マルイのSIG SG550は大好きだったが、市場では泣かず飛ばすだった。KSCのHK33シリーズもしかり。しかし双方とも、今日それなりの数の中古をネットオークションで見かける事ができるという事は、それなりの数を売ったという事ではなかろうか。

既にもう、一定のモデルでしか勝負ができないと思い込んでいる日本のメーカに対して、やはり全く新しいものを消費者に提示してくるアジアのエアーガンメーカは、その製品に対して抵抗がないものに取っては、非常に魅力的にも写るんだろう。

そんなところから、検索エンジンで「台湾製エアーガン 評判」という検索式を入れて、検索を行うと、つぎのようなブログを見つけた。韓国映画☆サテライツ!(β版)このなかで、2010年7月15日に紹介された」「Vol.303 フリントロック・ピストルは “MADE in KOREA” [韓国カルチャー]はかなり面白い情報が書いてある。

いま、韓国ではエアーガンの製造が熱く、Toy Starという会社は、数年前から、常識を覆す、リアル志向の自国製火器にこだわったシリーズを発売していたが、遂にガス・ブローバック・ライフルの開発と販売を表明した。また、日本では安価なコッキングエアーガンのメーカとして知られるアカデミー科学は、2010年になって大々的にエアガン開発部門の強化を発表、大規模な人材募集を行ったそうだ。

ただし、このブログでも、韓国製エアーガンは今ひとつを突き抜けて「イマサン」位だというが、日本のKTWと提携して作ったフリントロックピストルは絶賛していた。文中でも、「正直、韓国のメーカーだけだったら、ここまで完成度が高い製品は無理だっただろう。」とまで書いている。しかし、こんな優位さの上にあぐらをかけるのも今のうちかもしれない。

草食男子で結構!!!

2010年08月10日 21時47分44秒 | カルチュラルスタディーズ/社会学
私の今の職場は男性の若手に元気がない。というのも、20代の若手が・・・である。

そのことを指摘したのは、職場の30代半ばの女性である。正直ムカついた。

結構まじめにやっていた20代の男子が辞めたことをしった。退職日は8月31日。本当に退職したのは8月6日で、それ以降夏期休暇と有給消化になるのだとか。あまりにいきなりだった。実は私自身挨拶もしていない。

非常に残業が多く、下っ端に責任の重い職場だ。それでいて雇用は3年打ち止め。ひどい話である。その事に対する不安は女性よりも男性の方がシビアだ。雇用の不安定さは男女とも同じ・・・などという輩はいる。しかし、本質的に異性の置かれた状況を、互いに同質として見なすことを私は許容できない。第一、生物学的に違うものを、互いに理解し合ったなどと軽々しく言う事が、気に食わないのだ。それでも厚顔無恥にいう異性は非常に多い。その中には、男女平等を強く望みながら「男はかくあるべき」という概念を押し付ける人間は多いからだ。

本質的に、私は、同性の悩みさえもすくえないことを知っている。そうして大局的にわかったような視点で断じる異性に怒りを覚えるようになったのは今の職場に入ってからだ。

草食男子ということばが、女性のほうから提起されて、世間はそれに頷いた。だが本質はもっと違う。うわべで男女平等を主張しながら、「男性はかくあるべし」というイメージを押し付ける女性の多さに、拒否権を男性は拒否権を発動したのである。本質的に解決にならないのかもしれないけど、それはそれでいいのかもしれない。

少なくとも男性が男性であるために。

ジェネリックとガラバゴス化

2010年08月09日 21時06分30秒 | エアーガン/実銃
医療とグロバライゼーションの話をしたい訳じゃない。エアーガンの話である。アームズマガジンでそのどちらも目にした。
まずジェネリックだが、医薬品では特許の有効期限が切れたものをジェネリックという。特許は薬を開発した製薬会社が持つのだが、特許権が切れたことによって、他のメーカの製造が認められる(=事実上、自由になる)ことで、薬の価格を下げることが可能になる。また、特許の内容に変更が加えられることで、成分を調整できるため、同等の薬品を作り出すことができ、それもまた価格の低廉化が可能になる。といいこと尽くめのように聞こえる。

最近ジェネリックエアーガンなんて聞くようになった。

エアーガンにおいては、電動の機関部に関するパテントが切れることで、台湾/香港/中国などのメーカが機関部を製造することが可能になるというものだ。これは2008年の初頭に聞いたような気がする。ただし、必ずしも日本製と同じようにはいかないのが現実だ。というのも、大量生産品に対する精度、すなわち一丁一丁の確実な作動は、極めて難しく、おそらく5年10年はかかるのだと思う。そういえばwikipedaのジェネリック医薬品もにたような内容が書かれている。

生物学的同等性試験によって先発品・後発品の同等性は証明されているが、実際に使用した患者や医師からは、効果に違いがあるとの意見がある。その理由となる可能性として多く挙げられるのは、先発医薬品と製造工程が違ったり、添加物などの副成分が異なることである。このことにより、いずれも個人差はあるが、内服薬の飲み易さ、外用剤の剥がれ易さなどに違いが生じる場合がある。(wiki 後発医薬品 より)


あとガラバゴス化。ダーウィンが進化論の下敷きとしたガラバゴス島は独自の進化を遂げた島として知られているが、グローバルスタンダードからはなれて、やたら高機能化した日本のケイタイを揶揄した言葉ともいえる。いわく、日本は世界の潮流から取り残されると。事の是非はともかく、エアーガンにもこの言葉が入ってきて、日本のエアーガンはガラバゴス化しているという。

少し視点を移してみよう。日本がガラバゴスならば、台湾/香港/中国などのメーカの製品がグローバルスタンダードか?

少なくとも私は冗談じゃないと思う。パーツの補給はままならない。箱だしで使えない。買った時点でさびが浮いている。外装パーツはそのままじゃ組み込めない。パワーは日本向け。いいのは日本のメーカが出さないモデルを作っているというだけ。故障したらどこへ持っていけばいいのか?アームズマガジンは、製品を見分ける目が必要というが、私の基準では、リスクが高いとさえいえる道具だ。

日本メーカの製品がガラバゴスならば、それはそれで結構な話だ。進化しているからだ。

もう少し、日本のエアーガンメーカにがんばってほしいのだけれど。