tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

すてるもの

2010年07月23日 12時13分12秒 | Weblog
屋根裏を整理した。

捨てたプリンターが入っていた箱
パソコンラック
サイドテーブル
貰い物の他人が描いた絵
ベニヤ板の箱
80年代の科学雑誌
社会規範を無視した漫画
趣味に生きる大企業の平社員の漫画
ホコリをかぶった空気清浄機
ホコリとダニだらけと思う布団綿
餓死したと思われるコウモリのミイラ

その他

かなりせいせいした。

不良債権

2010年07月19日 21時27分13秒 | Weblog
パソコンの本の売り上げが不振と聞く。出版社の分析では、本を見ながら地道にその操作方法を勉強する人が減ったことが主要な原因らしい。ただ、私はもっと別な意見を持っていて、それはパソコンの本などというのが極めてリスキーな商材なのである。

そもそも、パソコンのソフトの開発メーカーは出版社に断るまでもなく、ソフトのバージョンアップを行う、10年もたてば、バージョンは5くらい更新される。出版社はその度に改訂作業を強いられる。4の本を出していました。さあ5に代わりました。4の本は古くなりましたね。という具合である。もちろん、カバーを架け替えておしまいというものでもない。内容も若干新機能などでページを刷新しなければならない。最近のソフトは、がらりと代わるものでもなく、また、機能が増えるどころか、ただ機能追加をするだけだから、下手するとページ数が増えて、それだけで印刷コストがかさむ。

一時期、もう少しイラストレーターやフォトショップの本が出ていたと思ったが、つい最近行われたAdobe cs5のバージョンアップでは、わずかに3冊が改訂されただけ。売れないから出さないという悪循環がおこっている。

さて、私も一時期はパソコンの勉強に明け暮れたこともあったが、それも昔の話となった。つまるところ、それが仕事に結びつかなかったのである。もっとも、目指した世界がかなりお門違いだったのだが。それでも、仕事が回ってくれば、安月給に文句だけたれて、仕事をだらだらと続けていたのだと思う。

さて以前、そのパソコンの勉強の際に使った本であるが、結構隅々まで読んだので、愛着もあったので手元においておいた。奥付は2003年1月である。だが、仕事に結びつかなかった存在である。いい加減手元に置くのもどうかと思い、手放すことにした。そこでブックオフに持っていったが、見事に引き取ってくれない。2カ所ほど持っていったが、どちらも断られた。

やはり鮮度が重要なパソコンの本である。7年もたったら全く意味をなさないのだろう。家に持って帰ってくると家族に笑われた。それでも、持って帰ってきただけいいと言われた。廃品回収に出したら、若干の値段になる。

「お売りください」といっても何でもいい訳じゃないのは解る。となるとやはり、パソコンの本はすごい不良債権になるのがよくわかった。と書いていて、MOSの対策問題集を以前出したことを思い出した。あれはたしか、EXCELのバージョン2000だったはず。あれは引き取ってくれた。そして今回はDreamweaber、Flash、FireworksといったWeb関連の本である。

ということは、極めて汎用性の高いソフトの解説書は、市場でそれなりに需要があるから、古くても引き取ってくれる。本当に引き取れないのは、汎用のない知識の解説書なのだろう。少なくとも、Web制作の知識市場は相当縮小しているのではないだろうか。

不可解なチラシから7年後

2010年07月17日 19時15分56秒 | Weblog
大阪の隣県に住む私の自転車のカゴにそのチラシが放り込まれていたのは、2003年だった。ほかの自転車のカゴにも入れられている。

当時私は、一番最初の就職で書店に正社員になった年であった。ほぼ多くの人は知らないが、この仕事はよほど人間関係に気をつけないと成り立たない仕事である。まず、客に対する猜疑心は強くなり、なおかつ媚を売るという仕事である。また、朝っぱらから体力仕事を行うので、体力的にしんどく、それが精神面にも大きく影響する。そのため、朝イチに入ると、昼過ぎにはどの社員も一様に機嫌が悪い。ひどい場合にはバックヤードで口論をしている。私の場合、副店長と言われた女性社員と険悪な雰囲気であった。

正直言えば・・・、職場の女性はあまり好きになれないというのが本音だ。もちろんいろんな人がいる。そしてまた場所的にも手っ取り早い出会いの場所でもあるのだが、仕事のスキルの上下が人間にも反影するので、本当に対等の土俵にたっている訳でもないのかもしれない。

さて、冒頭のチラシであるが、以下のように書いていた。

「平成仕置人俱楽部 あなたに代わってあなたのしたいことしてあげます」

名称からして、裏の仕事をしているようだ。仕事内容は、①教育相談、②同業者トラブル、③ストーカー調査・処理 ⑤浮気中止、⑤社内同僚トラブル解決 ⑥隣人問題

まあ、普通と言えば普通なのだが、ちょうど合法的な探偵業のそれに近い。相談は匿名で10000円、調査料20000円、着手料50000円から、納期迅速とあった。

普通、探偵業に頼み事することは、ほとんどない。ただ見てたら、かなり物理的な力を加えるようなこともしているように見えた。電話番号が大きく書かれてあって、平日の13時から18時を受付時間にしていた。チラシの有効期限は2003年12月31日まで。

大阪の平野区の○野本町にある○杉データーシステム株式会社に事務所を置いているようだった。(伏せ字を使う)

なぜだか知らないが、私はこのチラシを手元に置き続けた。滅多に接することない世界が向こうから来たようで面白かったというのもあるが、当時の精神状態、むしろ人と組織を恨む気持ちが非常に強かったのかもしれない。

整理してたら、このチラシが出てきた。何度も整理しているから、いい加減捨てることも出来たはずなのに・・・。

この会社の名称、住所、電話番号を検索サイトで入れてみた。やはり出てこない。あまりにも異形な存在だったからだ。ただ、完全に痕跡を消すのは無理だ。人は断片的な情報から、おおよその全体像を描くことが出来る。そういう存在だ。

○杉さんは、驚いたことに学習塾を経営しているらしい。データーシステムという名称は、いかにもIT系、ネットインフラの構築を行うようにも見えるし、それだけで食えないからこんな裏稼業をやっているのだと思っていた。それが・・・である。

その学習塾は、スパルタ教育で結構有名らしい。

スパルタ学習塾、いまは存在しないIT系と期間限定の探偵業。不安定な世界の連鎖を見ているようだった。

もうこんなチラシ捨ててしまおう。

新入社員の労働意識から見た日本の将来

2010年07月04日 21時33分45秒 | Weblog
朝日新聞を見て知ったが、実際にアクセスして見てもらった方がいいだろう。

平成22年度新入社員の「働くことの意識」調査結果

調査対象は平成 22 年度新社会人研修村(オリンピック記念青少年総合センター)に参加した企業の新入社員であるが、この時点でかなりのスクリーニングが行われている。そもそも、総数が解らないが、有効回答数は2663件となっている。そのあと55社とあるから、この研修自体、会社が新入社員研修として参加させていることがわかる。もちろん、中小企業にこうした研修へ参加させる余力は非常に少ないから、大手の企業の新人に偏ることはいうまでもない。そのためか、参加者がこれから入社する会社規模は、4000人から4999人が一番多い

実際筆者もこんな規模の会社にいたことがないから、よくわからないのだが、もうそろそろこうした「会社規模」を会社の大きさと見る基準はどうかと思う。

面白いのは、これだけの規模の会社に入った人が回答者に多かったにもかかわらず、第一志望ではなかったという人は半数強という状況だ。

仕事中心と生活中心と聞かれると、若干仕事中心という回答が強い。ただし、経年変化による仕事中心の落ち込み幅よりも、生活中心の落ち込みの方が遥かに大きいのである。おそらく生活の方法を多くの新人は知らないのだろう。

就職活動の情報源は「学校への求人票」が減少している。これは2重の意味で危険である。まず、大学の就職課の地位が落ちつつあるのだ。また、インターネットの使用などで情報が比較的得やすくなったため、大学に来る機会が減っているとも考えられる。

会社の選択理由は「会社の将来性」が極めて低い位置になった。もう会社が将来性を持つことよりも、そもそもそこで働くはずの学生が会社に将来性を感じなくなっているのかもしれない。

これは新聞にもあったが、デートか残業かと聞かれて仕事をとる人間が増えている。そもそも意識調査を行い始めてこのかたデートが仕事を追い越したことなど一度もないから、意味のある質問とは思えないが、これで熱心に働くことを期待する企業の側にしてみれば「してやったり」というハナシになるのだが、実際、晩婚/未婚が増え、少子化が進行する訳だから、どうもうまくいかない。

しかし、こうした統計をみると、本当にこれでいいのかと考えるのだが・・・。