いつかは読もうと思っていたのですが、リタイア後に図書館で手にしてやっと全7巻を読み通すことが出来ました。内容が重く暗いものとの先入観は全く外れ、深い内容ですが牧歌的な爽やかさすら感じられて救われました。
明治大正昭和となっても、社会には封建時代の名残りが色濃く残り、容易には解消しない現実と人の心の性を、著者の住井すゑさんは人間愛を持って見事に描写しています。もしかしたら杉本まちえは著者自身ではないか、またはぬいでは?と思いつつ、次の8巻の結末を執筆することなく亡くなられてしまい、本当に残念です。
戦時中に息子の靴下のことで憲兵と渡り合ったという住井すゑさんのお姿や講演を一度でいいから直に見てみたかったです。「牛久沼のほとり」もその言葉の響きが好きで、このブログのタイトルもそこからお手本にしています。
明治大正昭和となっても、社会には封建時代の名残りが色濃く残り、容易には解消しない現実と人の心の性を、著者の住井すゑさんは人間愛を持って見事に描写しています。もしかしたら杉本まちえは著者自身ではないか、またはぬいでは?と思いつつ、次の8巻の結末を執筆することなく亡くなられてしまい、本当に残念です。
戦時中に息子の靴下のことで憲兵と渡り合ったという住井すゑさんのお姿や講演を一度でいいから直に見てみたかったです。「牛久沼のほとり」もその言葉の響きが好きで、このブログのタイトルもそこからお手本にしています。
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