霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

若きいのちの日記

2017-10-18 18:22:53 | 読本
私よりちょうど10歳年上の二人が3年にわたり交換した手紙の綴りや日記ですが、読み通すには数日必要でした。ミコの言葉一つ一つに心洗われますが、中でも希望や可能性が一つずつ消されていくなかで「健康な日を三日ください」の詩は、誰しもが戻るべき所と順番との共感を持ち涙がとまりませんでした。
これまで映画でしか理解していませんでしたが、この復刻版を手にして実際を読むことができ、やっとミコやマコの気持ちに繋がった気がします。この歳になったこともあり、ご両親の辛さも胸に響きます。
この物語を知らない若い人も多いのですが、人生を思う時にきっと参考になるものと思います。大島みち子さんのご冥福を祈ります。

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