徳ちゃん繁昌リポート

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経営改善は会議室ではなく現場改革から!

2012年12月08日 | 仕事モード
中小企業基盤整備機構の専門家会議が月曜日に天満橋のOMMビルの近畿支部であり、そのあとクライアントの企業先に出向いて週末に戻ってきました。毎年、東京の中小機構本部と2箇所で開催され、経営改善策定についての支援事例など参考になることやひとつ収穫?もあり、また今回も他の専門家の先生方(アドバイザー)との情報交換ができてよかったですね。

あまり一般的には知られていない中小機構の企業連携支援アドバイザー派遣事業ですが、簡単に言うと高度化資金の借入計画を手伝ったり実施している組合等に対して、高度化事業の基本構想策定・事業実施計画書の作成および運営段階における課題を解決するために専門家が現地に派遣されアドバイスをする事業のことです。ちなみに高度化事業とは住工混在の解消や街の活性化を目的とする集団化、集積整備などの実施にあたり、都道府県と一体になって診断助言や貸付けなどを行う事業のことです。ちょっとわかりにくいかもですね。
今回のひとつの収穫というのは企業連携支援アドバイザーの役割の変化でして、従来は支援計画書作成のアドバイスが主体でしたが、現実には貸付けを受けている組合等が経営難から高度化返済が滞ることも多く、そのため予定通りに返済できるよう経営そのものを立て直すウェートが増しつつあるのです。すなわち、単に経営改善計画を描くアドバイスではなく計画を実際に実行するための支援(助言や提案)が必要になってきているとのことでした。
ようやく私の出番が回ってきたようで、現場実践での数多くのコンサルティング経験や指導実績で培ったノウハウを支援先で活かせるチャンスが到来!現場を扱い、現場を変え、経営を再生させるという得意分野を発揮できるのです。とはいえ責任重大な派遣事業であることには違いありませんがね。

現在も各地で企業コンサルタント(顧問)の傍ら、行政コンサルタント(専門家)として結果を出す支援をしています。専門の流通業・商業の中小零細企業の経営実態は特に厳しく、打開の道を探すのも困難を極めてさらに急を要するのは確かです。ただ、しっかりと現場でお手伝いして支援先の皆さんと苦悩を分かち合い、成果が出るとやはり嬉しいですね。遣り甲斐のある仕事!経営改善は会議室で行われるのではなく現場を変えることから始まるのですから!


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