熊本県内のスーパーマーケットでの出来事です。年明けの広すぎる売場に青果担当者はスペースを持て余していました。店長からは店舗の入口でもあり売場を埋めるようにと業務命令、しかし近隣に大型競合店も出店し、歳末も同様に客数が目減り、売上低迷の日々が続いていました。
詰まる所、在庫と売上のアンバランスな状態が発生していたのです。売場を埋める仕入商品、しかし売上は減少傾向で、商品回転率は下がる一方、回転が悪くなると鮮度も劣化し、鮮度が悪くなると客は買わない、そんな悪評で客数はさらに減り、そして遂には売上ダウンという悪循環の構図に陥っていました。
悩みに悩んだ挙句、部門長が取った解決策とは?笑い話しのような愚策でして、それぞれの売場を一枚皮陳列にし、売場商品の中で入荷日の古い順から割引していくという一手。5日前入荷の商品なら5割引、4日前なら4割引、3日前なら3割引って感じです。そうすると順に古い品から売れて商品回転率も上がるという目算でしたが、売り込むという攻め商売ではなく処分して逃げるマイナス思考の発想で、売場には鮮度感すらなくなったのでした。
勿論いくつかの改善方法はありますが、なんとも情けない話しですね。ちなみに消化日数の目安は野菜が1.5日、果物が2.5日と言われています。
詰まる所、在庫と売上のアンバランスな状態が発生していたのです。売場を埋める仕入商品、しかし売上は減少傾向で、商品回転率は下がる一方、回転が悪くなると鮮度も劣化し、鮮度が悪くなると客は買わない、そんな悪評で客数はさらに減り、そして遂には売上ダウンという悪循環の構図に陥っていました。
悩みに悩んだ挙句、部門長が取った解決策とは?笑い話しのような愚策でして、それぞれの売場を一枚皮陳列にし、売場商品の中で入荷日の古い順から割引していくという一手。5日前入荷の商品なら5割引、4日前なら4割引、3日前なら3割引って感じです。そうすると順に古い品から売れて商品回転率も上がるという目算でしたが、売り込むという攻め商売ではなく処分して逃げるマイナス思考の発想で、売場には鮮度感すらなくなったのでした。
勿論いくつかの改善方法はありますが、なんとも情けない話しですね。ちなみに消化日数の目安は野菜が1.5日、果物が2.5日と言われています。