裏のブロック塀に目隠しで立てた透明な波トタン、強風吹く度に揺れてゴトゴト耳障り、その度に突っ張り棒が増えていた。「昭和みたい?みっともない」妻のストレスだったと今になって初めて知り、猛省、「任せとけ!」と重い腰を上げたのだが。
三連休、ネットで情報収集&ホームセンターを探し回り、フェンス候補は見つけたものの工事となるとチンプンカンプン?実は中学校の技術は大の苦手、未だに釘も打てず鋸もまともに挽けないのだ。経営発想は湯水のように浮かぶが、これが工作となると逆立ちしても知恵すらひらめかない、まして取り付けなんて出来る筈もないと開き直った。
そこで助け舟、市内にいる暇で毎日サンデーという兄に来てもらい相談、幾通りかアイデアが出て手伝ってやるとまで言ってくれた。だが基礎工事など難しいらしく、ひとまず専門業者に見積りを依頼、改めて検討しようとは兄の提案だった。頭上がらない弟?隣で妻の冷ややかな目を感じずにはいられなかった。