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実はテレビっ子

2011年02月13日 | 日誌

最近テレビをあまり見なくなった。

バラエティー番組は特に見なくなった。欠かさず見てるのは「ブラタモリ」と「タモリ倶楽部」。タモさんばかりだ。

昔のテレビはウソばっかりだった。ウソばっかりだったから、たまに本当の事をいう番組「ニュース」というものに威厳があった。

UFOを見たとか、幽霊を見たとか、ジャングルで双頭のヘビを見たとか、虚構の世界がいっぱいだった。

「11PM」にもいっぱい騙された。「今日の出来事」が早く終わらないか、そして両親に出くわさないかドキドキしながら危険を回避してきたにもかかわらずだ。

先日、実家に帰った時に、本棚にあったナンシー関さんの本を読み返した。

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結構読んだもんだ。テレビは虚構の世界だ。それが最近リアル感を求めすぎているから、問題が生じたり、つまらなくなってきているのだと僕は思います。

最近のドラマは「このドラマはフィクションであり・・・」と最後に断りを入れない。それは見てる側が賢くなって、最初からフィクションだということを認識している。ちょっと前みたいにドラマと現実が混同してしまう人が少なくなったからだろう。

作り手と視聴者がともにお利口になってきてしまった現代、虚構を演じている人々が、みえみえで薄っぺらくなってしまった。それに加え、妙なリアル感を求めすぎたり、親近感を求めたがる視聴者。この両者のアンバランス感を見事に描写していたのがナンシー関さんの魅力であると僕は思う。

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テレビ界の行く末を案ずるのはおこがましいかもしれないが、僕はテレビと視聴者の間に一枚何か壁があってもいいと思う。テレビが言うことが全部、正しい世の中はとても面白くないと思います。

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