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マイフェニックス 六会と湘南台はざまで

2018年01月10日 | 学校のこと

(前回からから続く)
今の学生さんはなんだかかわいそうだ、と思う。
ぶっちゃけた話、大学にあがればお酒だってタ
バコだって解禁だったあの頃。
就職活動だって3年生の後半くらいからあれや
これやと慌てふためいていたあの頃。
今なんて2年生くらいから準備しだすなんてこと
を聞く。

まあ、高望みしなければ、言い方は悪いが望めば
大学生になれる今の世の中、学生生活は様変
わりしていることは確かなようだ。

さて、付属校の内部試験(統一テスト)の結果で
何の因果か農獣医学部の林学科への進学が決まっ
た。
将来何になるなどあまり考えていなかったあの頃。

あこがれていた大学生活が始まった。
あこがれていたキャンパスライフとは少々、食い
違いが生じ、神奈川県藤沢市にある藤沢校舎が
4年間のキャンパスライフの地となった。

江の島まで自転車で40分くらい。電車で20分ほど
湘南とは名ばかりの小田急江ノ島線六会駅。
隣駅は湘南台。

まむし谷と牧場と農場とに囲まれたそんなキャン
パスだ。

それでも女子学生はいた。
いたけど農業系の学部にいる女学生はだいたい
全体の3割くらい?

「ニコル」と言えば藤田ニコルではなく
C.W.二コル系な学部であった。

合コン。
はじめての合コンは、新入生歓迎の意味を込めた
演習林(まむし谷)でのキノコの「ほだ木」の運
搬後のたき火を囲んでの日本酒の飲みまわしだった。

何かが違う。

そういった矛盾を抱きながらも、次はサークル活動。
一度も経験したことのない「写真研究部」という
サークルに、最初知り合った友人に誘われての入部。
その後そのサークルに誘った彼は1年もしないうち
にサークルを去る。
僕は残る。

なんかちがう。

新歓コンパ
お鍋のふたに日本酒(剣菱)を注がれてお鍋のふたの
穴を塞ぎつつ飲む。
一升瓶を同期と回して飲む。
終わりはいつも「日大節」
♪だーいがーくにほんのーがくせーいさんはー
どーきょーひーとーつのおーとーこーだーてー
えっさこりゃこりゃ♪

こりゃ違うな。

高校時代に日本酒がくっついてきただけのキャンパス
ライフ。

当時は携帯は高価だったので、ほとんどの学生の連絡
手段は掲示板とサークルなら「昼集」だった。

昼休みに部室にて連絡事項を聞くのだ。
いかないと村八分にされる。

昼集中、新製品のジュースを飲む先輩(女性)
「これおいしい!!ねえねえ飲んでみて!?」
とジュースの缶を差し出す先輩(女性)
(間接キッスっすか!?)ドキドキしていた。
「いや、僕はいいです・・・。」
男子校出身者には刺激が強すぎた。

守られていた。
実は、僕らは守られていたんだ。
あの理不尽極まりない環境下でも。
パンツ一丁で校舎内を歩き回れた環境下に・・・。
男子校は男子校の良さがあったのかな?

これでいいんだ。
この学部でよかった。
ほどほどに女子学生がいる程度でいいんだ。
たまにお話しする程度が良いんだ。

昭和の香りを少々残した平成5年の春。

僕の学生生活はこんな感じで始まっていた。

つづく

2ne


コメント
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