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阿久根市元市長が語る公務員法の闇=日本の闇

2014-11-30 17:18:08 | 竹原信一元市長

驚くべきことに、日本は法治国家でなかった!
中国は『人治国家』と呼ばれる?!
日本は法治国家でないとすれば、
何治国家であろうか?
世界に稀なる『裁量国家』であろうか?!
誰が裁量するのか?
官僚=官吏である。

 

官吏とは、組織に魂を売った人間のことである。

良し悪しに関係がない。組織のお上に従うのが、官吏であるからだ。

それが、国家公務員法では、公務員(一般職公務員)と呼ばれている。

日本国憲法第15条でいう公務員とは、全く、異質の存在である。


 

国家公務員法は、明らかに現行憲法違反である。

 

その官吏が、裁量をする国、それが日本である。

官吏=官僚裁量国家日本である。

官吏にあらざれば、人にあらず、

一般の国民は組織に生かされた民に過ぎない。

 

民とは、井口博士によれば

民(たみ)と民(みん)と訓読みと音読みでは意味が逆転するようであるから、

ここでは民(たみ)としておこう。

 

民百姓の民(たみ)である。

要するに、日本の国民はお上に生かされた存在に過ぎない。

お上を仰いで、意を行うのが官吏である。

それが、今や、一般職公務員と呼ばれている。

日本国憲法でいう「公務員」は、国民によって選ばれた人となっているが、

全くの別物である。

 

日本には、法治主義は生かされていない。

そして、

民主主義もない。

実際に稼働しているのは、官吏(官僚)主義であり、その裁量国家である。

 

憲法には、民主主義が述べられているが、

国家公務員法では、見事に官吏(官僚)主義にすり替えられている。

法治主義から観れば、明らかに憲法違反であるし、

驚くべきことに、

国家公務員法は、あらゆる法律(憲法を含む)に優先すると書かれている・・・??


 

こんなことは、誰も知らないだろう?!

勿論、私も知らなかった。

 

さらに、

憲法には、三権分立が明記されているが、

どうもそれは違うようである。

最高裁判所という司法は、

安全保障という政治判断は、憲法判断に馴染まないという事で、

行政判断を放棄した。


 

これも、法治主義から言えば、違憲である。

が、

官吏(官僚)主義は、裁量権を働かして、

そう判断したのである。

 

良し悪しは別にしてと書いたが、

その判断は、国民が決めることである。

実体は、そういう国家であるという子に気が付くここが重要であろう。

そう考えて観れば、

あらゆる事が見えてくる。

 

日本の実体は、官吏(官僚)主義である。

そして、国民はその裁量で生かされている存在である。

官吏(官僚)にあらざれば、人にあらず、民である。

 

今でこそ、民百姓ではないが、

民ビジネスマンとでも呼べばよいのであろうか?

見事に、士(侍)に代わって、

士農工商ではない、別な形の身分制度が確立している。

士(侍)に代ったのは何か?

官吏(官僚)である。

 

公務員天国と言われるが、

実は、

官吏(官僚)天国である。

その中で、君臨するのが、財務省官僚である。

そして、

官僚利権が、増税(消費税増税)に走るのである。


 

権力は、配分する金であるから、金力こそ権力であるとするなら、

増税の目的は、財政健全化でも福祉でもない。

財政健全化は、歳入の増大であるとするなら、

経済発展しかない。

あるいは、

歳出の健全化しかないであろう。

 

福祉は、目的税乃至は、年金しかないが、

年金は収納された時点から、あらゆる名目に使途されているではないか?

グリーンピア然り、厚生年金施設然りである。

年金が創設されたのは、確か昭和17年、戦時資金調達のためである。

 

そして、

今や、株式運用の資金に多用されようとしている。

これらは、すべて官吏(官僚)の裁量によってなされようとしている。

良し悪しは別にして、日本はそういう国である。

 

【NET TV ニュース.報道】"朝堂院大覚 国会改革 2014 0830  鹿児島県阿久根市元市長が語る公務員法の闇

【NET TV ニュース.報道】"朝堂院大覚 国家御意見番 2014 1022" 日本はなぜ"原発"と"基地"を止められないのか?