飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

否定するより改善するべき事業仕分けの手法

2009-11-28 18:20:46 | 植草一秀

事業仕分けの功罪
『功』に決まっているではないか!!
踊る庶民に、苦虫を潰す国の幹部達!!
旧体制に太鼓持ちするメディア芸者、
正に、革命の証!!


 これで決まりである。細かく言えばきりがない。少々の端折りや不手際もある。準備不足もある。不慣れや不備も当然ある。見解の相違は当然のこと、ないはずはない。


 総体、結構なインパクトであった。それが目的だとは言わないが、それは必要にして不可分である。政権交代という、一種の革命が実行されたのであるから、それなくして革命ではない。なれ合いの政権交代なら、今までの自民党内での政権交代にしか過ぎない。


 このことは、言うか言わないかに関係なく、『集合知』では認識している。だから、支持率が下がらないばかりか、上がるのだ。根掘り葉掘りの一般論を労してもこの事実は変えられない。


 スパコンであれ、何であれ、メスが入って当然である。スパコン? それがどうした。ただの利権構造ではないのか? の疑問が呈して何が悪いのだ。マンガ展示館と本質変わることはない。ノーベル賞が何だ。ノーベル賞は苦肉の策の内に生まれ、それが評価され、日の目を見たのではなかったか? 受賞して、裕福になって何も生み出さない耄碌の学者が雁首を集めて口角泡を飛ばしても、頂けない。

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Kazumoto Iguchi's  blogより拝借>


 そもそもノーベル賞は、支配体制のご褒美である。革命に何等寄与することは、昔も今も将来もない。利権構造の最たるものであるとの認識を新たにする。それはノーベル平和賞を紐解けばすぐ解る話ではないか? その意味では、事業仕分けに文句を付けるのは、当然と言えば当然であるから、納得はする。しかし、歯牙にかける必要はない。


 高速増殖炉、熱核融合技術、天文学的税金を投入して何が生まれたか? 何も生まれてはいない。これからも生まれないであろう。それは、明らかな利権構造の一部を為している研究開発であることを、寧ろこれから明らかにしなければならない事だからだ。


 原子力発電政策は、壮大な廃棄物の山を築くであろう。そんなことは誰でもうすうす分かっている。只、言わないだけだ。何故か? 壮大な利権構造だからである。原子力発電が二酸化炭素削減などなるものか。箱物と廃棄物処理は最大の二酸化炭素排出の元凶である。


 言わないでおこうと思ったが、二酸化炭素排出権などは、新手の詐欺商法である。


 ともかく、これからは何事も革命的産業の創出をしなければ、確実に文明は埋没する。そのためには、この程度の事業仕分けでは始まらない。寧ろ、本格的な事業仕分けの幕開けであると思っておくべきである。そのための予行練習が始まったに過ぎない。


 


【転載開始】2009年11月26日 (木)

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否定するより改善するべき事業仕分けの手法

悪徳ペンタゴンの広報部隊であるマスメディアによる鳩山政権攻撃が続いている。政権交代の偉業を成し遂げた日本市民は鳩山政権を守らねばならない。

政治資金の問題など不透明な問題については十分な説明が必要だが、日本政治の時計の針を元に戻すための劣悪な世論誘導に流されぬよう、市民は十分な警戒が必要である。

11月24日付記事

「偏向メディアを冷ややかに見始めた日本市民」

に次のように記述した。

「CIA と関係の深い「読売」、市場原理主義勢力と結託する「朝日」、政権交代が実現したことをもって「下野」と公言してはばからない「フジサンケイ」、小泉新報 と化していた「日経」、公明党との関係が深い「毎日-TBS」など、民間マスメディアは足並みをそろえて鳩山政権攻撃を展開し続けている。

NHKも小泉政権時代に政治からの強い支配力を行使された。とりわけNHK政治部には、影山日出夫氏や島田敏男氏など、自民党に極度に偏向した人物が在籍し、政権交代後も更迭されないままの状態が維持されている。

日経新聞の田勢康弘氏も日経新聞の意向を反映して、反小沢一郎氏、反民主党の偏向した主張を展開し続けている。田勢氏以外の日経政治部記者は、足並みをそろえて低質な民主党攻撃の文章を新聞に掲載し続けている。」

日経新聞の低質化は目を覆うばかりであるが、その淵源は小泉政権発足後、小泉元首相と親密な杉田亮毅氏が同紙の実権を握ったことにあると思われる。日経新聞も産経新聞同様、鳩山政権発足後は必死に鳩山政権に対するネガティブ・キャンペーンを展開している。

「誰も通らない裏道」様が11月22日付日経新聞朝刊2面に掲載された伊奈久喜氏署名記事について、

「完全なイエロージャーナリズムに堕した日経」

と題する記事に的確な論評を掲載された。伊奈氏の署名記事のような文章が全国紙に掲載されるほどに日本のジャーナリズムの水準が低下していることに驚きを禁じ得ない。

  ①普天間基地をめぐる日米交渉、②「政治とカネ」問題、③事業仕分け、④景気対策、⑤成長戦略、⑥2010年度予算編成、⑦国会運営、などについて、マス メディアは今後も激しい鳩山政権攻撃を展開し続けるだろう。マスメディアが異常ともいえる鳩山政権批判を展開するのは、「悪徳ペンタゴン」の手に元に日本 政治をもう一度引き戻そうとの狙いによるものであると考えられる。

鳩山政権の現状に問題が無いわけではない。事業仕分け人に市場原理主義者や財務省御用人を起用したり、日本航空経営危機問題への対処に従来の政官業癒着構造を引きずるなど、改善が求められる点は多い。

しかし、時計の針を逆戻りさせることは許されない。日本政治刷新を希求する日本市民は、鳩山政権に対して厳しいが温かい視線を送り続けるべきである。偏向マスメディアの悪質な世論誘導に支配されることのないよう、十分な警戒が必要である。


鳩山政権が取り組んでいる事業仕分けについて、「神州の泉」主宰者の高橋博彦氏が重要な指摘を示されている。事業仕分けの手順のなかにさまざまな問題点が存在することは事実である。科学技術予算の削減について、ノーベル賞受賞者が顔をそろえて、「事業仕分け」批判を行った映像がテレビメディアで繰り返し報道されている。

マ スメディアが鳩山政権批判の一環として映像を流布していることは歴然としている。マスメディアはこれまでの鳩山政権ネガティブ・キャンペーンの懸命な努力 にもかかわらず、鳩山政権支持率の引き下げに成功していない。このことから、焦燥感を強め、キャンペーンを加速させているようにも見える。

国家予算は国家の政策そのものと言ってよい。政府の施策は予算に計上されて実行に移される。予算の内容を精査し、支出内容を選択することこそ、政策そのものと言ってよい。

事業仕分けで明らかになっていることは、これまで、膨大な国家予算が役人とその役人が握る巨大予算に群がる独立行政法人、公益法人、民間事業者などのハイエナのような利権関係者によって食い物にされてきたという現実である。

予算に計上されてきた支出詳細の氷山の一角が初めて、国民の目の前に明らかにされた。このプロセスを通じて、不要な支出が排除されることは、高橋博彦氏が指摘するように、「歴史的な変革行為」である。日本市民の多数が事業仕分けによる政府支出精査に賛意を示しているのは当然のことである。

政府支出は、

「国民の福祉向上のための予算」

「役人の福祉向上のための予算」

に二分できる。

 事業仕分けによって、まず排除すべきは後者の「役人の福祉向上のための予算」である。事業仕分けによる国民の賛意はこの部分に対する鳩山政権の強い姿勢に対するものであると思われる。

 事業仕分けは全体としては、後者の排除に力点を置いて進められていると見えるが、いくつか重要な問題がある。

 財務省の予算削減ターゲットについては、これまで御三家と呼ばれてきたのは、①公共事業、②社会保障、③地方交付税、の三つである。財務省の利権につながらない対象への支出を切ることに力点が置かれてきた。

 今回の事業仕分けでは、「役人の福祉向上のための予算」が切り込みの対象に含まれているが、財務省関連の予算への切り込みが不十分である点に大きな問題がある。

 「地獄への階段」様は11月24日付記事

「国立印刷局」&「印刷朝陽会」を仕分け対象に!」

に、国立印刷局と印刷朝陽会を事業仕分けの対象に取り上げるべきであるとの意見を示された。事業仕分けの会場は国立印刷局の施設であるが、財務省が事業仕分けを積極推進するなら、「隗より始めよ」で、財務省利権に積極的に切り込む必要がある。

 2010年度予算編成においては、「役人の福祉向上のための予算」を大胆に切り込み、「国民の福祉向上のための予算」を思い切って増額するべきである。

 国民の福祉向上の視点においては、「教育」、「社会保障」がとりわけ重要である。財務省は基礎教育にかかる支出も削減のターゲットにしている。これは、間違った方向である。

 ノーベル賞学者が科学技術予算に対する削減方針に反論することは理解できるが、現実の予算編成に際しては、どのような形での予算計上が必要であるかを綿密に検討する必要がある。

 優秀な学者に必要な予算は計上しなければならないが、現実の予算配分では優秀でない学者に対するとても有用と思われない支出対象に巨大な予算が費消されているのも紛れもない現実なのである。

 こうした意味で、予算精査にあたっては、綿密な検討を要する部分が大きく存在しており、現在進められている「事業仕分け」の手法には大きな限界があることも正しく認識しなければならないと思われる。

 いずれにせよ、大きな試みはまさにスタートしたばかりである。大変革は試行錯誤を繰り返すなかから、確かな道筋を見出してゆくものである。始まったばかりの段階で、細かな問題が存在することを、鬼の首をとったように大宣伝し、試み自体を委縮させることは賢明でない。

 問題があれば謙虚に是正し、より望ましい形に修正してゆく漸進(ぜんしん)主義をとることが重要だと思われる。【転載終了】



 物事は考えようである。市場原理主義者も国際金融資本主義者の手先も経済崩壊が来れば、ただの人に過ぎない。精々、事業仕分けで新たな展望の奉仕を役立たせることも一理ある。衆人環視の元では、勝手なことは出来ない。穿った見方もあるものだ。気に入った。


【転載開始】事業仕分け人は汚れ役 

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<絵もちまた研究所より拝借>

先日の記事で、
事業仕分け人にユダヤ人やら小泉政治を担って来た人たちが紛れ込んでいるではないか!?
という危惧を紹介させていただいたわけですが
少し角度を変えて見てみれば、事業仕分けはそもそも財務省が切りたい予算をぶった切るための
形式的な議論の場であって、議論の俎上に載る時点で基本的に廃止か縮減ということになっている。
これには抵抗が必ずあるわけで、その議論を半ば強引に決着させるのが仕分け人であります。

で、枝野、蓮舫などの反小沢と目される「閣僚から干された」人がやらされてるんじゃないかと。
ロバート・フェルドマンにしてもモルスタだかT・Cだかから出向してきてるエージェントであって
無下に帰すわけにもいかず
「お前らは雑巾がけでもしてろ」という扱いなのではないかと思うのです。

それから、次世代スパコンは私も要らないと思うのです。怒られそうですが。
ソニーとかがもっと自由な形でやってりゃいいと思う。【転載終了】


 鳩山首相の政治資金問題よりも、百万倍行儀の悪い話ではないか? これが利権政府の本質であった。本当の革命であれば、当然、粛正の筆頭ものである。明治以前ならば、市中引き回しの上、打ち首、さらしものである。これも心中、誰でも嘆じている。


【転載開始】2009/11/22(日) 泥棒を捕まえてみたら自民党.

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「麻生2億5000万持ち逃げか?」
と産経のZAKZAKが麻生を泥棒扱いした内閣官房機密費.
先週は,さすがに新聞・テレビも大々的に報道した.
そりゃそーだ.こんな怪しからん政治ニュースは一面扱いでもE.
だって,下野決定なのに 2.5億 もの機密費を慌しく降ろし隠す!
これは持ち逃げも持ち逃げ,ほとんど泥棒がやることた.
こんな泥棒政党が50年以上も日本を支配してきた.
これが日本が最低の国家になってしまった大不幸の原因だ.
死の直前,「我々は泥棒政党でした」と白状した自民党.エライ!

【転載終了】


旧日本軍のスーパーサブマリン発見さる!

2009-11-28 13:44:18 | ニュース

戦争は2度と起こしてはならないが......
歴史は正しく見つめ直さなければならないだろう。


 第二次大戦、日本軍は世界に冠たる最新鋭軍事国家であった。その事実を彷彿させる遺物が発見された。この伊號第四百型潜水艦は、あまり知られていないが、当時の世界最大の潜水艦である。好意的な見方としては、これがポラリス潜水艦や、トマホーク搭載潜水艦の原型になったとされるから、驚きである。


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 考えてみれば、第二次大戦当時、空母中心とする機動部隊を保持していた国は、日本とアメリカぐらいではなかろうか。世界で最初に本格的空母を建造就航させたのは日本のはずだ。本格的空母機動部隊で攻撃を果たしたのは、真珠湾攻撃であったし、その点では日本は最先端軍事技術を駆使した訳だ。


 このスーパーサブマリンが、実戦的価値を有していたかは疑問が残るが、先端的意義は誰も異議を唱える者はいないだろう。考えてみれば、第二次大戦当時、国力は別にして日本は驚くほど先端的であった訳で、一説によれば、原爆も既に完成していたとする向きもある。


 生物兵器、化学兵器もおそらく世界最高水準であったであろう。良いも悪いも日本は相当世界の手強い軍事国家であった。世界支配権力にとっては、日本ほど目障りな存在はなかったであろうと想われる。


 今となっては、そういう日本が計略を以て、壊滅作戦に引き込まれたことは明らかであるから、不幸な戦争を開始し、敗北した訳である。しかし、負けは負けである。


 現在、日本は牙を抜かれ、おまけに先端性は米国の軍事技術に転用され、資金は軍事費用に引き抜かれている訳であるから、大人しくせざるを得ないが、本当は違うことを認識しても良いと思う。


 そういうことを認識させないことも、彼らの戦略であるから、そのようになっているが、これからは次第に違ってくるのではないだろうか? それが実は一番恐れられている側面である。


 戦争は、絶対反対である。しかし、能力は自覚しても良い。いつでも君子豹変できるという子を腹に据えて、交渉すれば、真の独立国家樹立も難しいことではないと思う。沖縄普天間基地移転問題で、その腹で交渉すれば、海外移転も夢ではない。


【転載開始】

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旧日本軍のスーパーサブマリン発見さる!

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2005年に位置はわかっていたのですが、今回伊201潜水艦伊401潜水艦ハワイ沖で発見されました。

伊201潜水艦は通常の倍の速度で水中航行するため船体をスリム化、洗練された艦橋に兵装は収納可能。そして伊401型潜水艦はアメリカ本土を直接攻撃する目的で3機の爆撃機「晴嵐」を搭載する潜水空母。最新鋭の潜水艦の3倍もの巨体、乗員144人、航続距離は約6万キロ。晴嵐は800キロ爆弾を搭載し、爆撃後はフロートを使って着水します。

さらに爆弾のかわりにコレラやチフスなどを感染させたラットを缶につめ、落とそうという計画もあったそうです。なんと卑劣な、とはいえ実戦投入しませんでしたね。なのにアメリカ軍は原爆を投下するなんて。

戦後アメリカ軍は超ハイテクの塊だった伊201潜水艦と伊401潜水艦を接収、内部を調査してソビエトに情報が渡らないようさっさとハワイ沖に沈没させたんですね。その後冷戦時には潜水艦から発射する巡航ミサイルが開発されましたけど、今後は潜水艦発射タイプのドローン、無人攻撃機を開発するようです。伊401からインスパイアされているの、みえみえですね。

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【転載終了】

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