帰ってきた、デーヴィッド・アイクニューズレター
デーヴィッド・アイク公式日本語情報ブログ復活!!
計画された経済大崩壊を読み解く!!
どう考えても、経済が復活しつつあるなどと言う『絵空事』が、まことしやかに語られるのだろう。特に、その経済の大車輪の中軸にいる人たちが、そのように語る。『経済偽装』が進行中であるからである。
覚えている方も多いであろう。日本のバブル崩壊の折、10年間、銀行不良債権は隠しに隠された。それは日本乗っ取りに時期を観ていたに過ぎない。そして、小泉政権発足と同時に、それは大々的に公表され、日本の金融崩壊寸前まで演出され、乗っ取りファンドが日本を席巻した。それと同じだ。その世界版だ。
いや、もっと大がかりな計画がある。それは民間銀行、企業の乗っ取りとは規模も訳も違う国家の乗っ取り作戦が進行中である。そのための大崩壊が画策されている。それは銀行・企業の不良債権を作り出すことではない。国家の負債を増大させ、その機能を停止させることにある。
国家の破綻、地方公共団体の破綻はもう目の前にある。少なくとも、米国はその寸前にある。
そうなるとどうなるのか? 破綻を救済する何者かが現れる。それが新しい銀行、国家を凌ぐ機関の登場だ。そのための大崩壊を画策しているのだ。それが最終目的だ。そんなことは、ちょっと考えればすぐ判る。その事をアイクは警告している。
結構だ。やってもらおうじゃないか。そう先読みすることは、あながち、間違いではない。早晩、現在の金融システム、通貨システムは崩壊する。これは間違いはない。それを前提に生きるものは幸いである。最終的に、『カイザルのものは、カイザルに......』と、高を喰って生きるに限る。そうすれば、少なくとも狼狽しない。狼狽しなければ、道に迷わない。
そこから、新たな世界が開ける。やがて、そういう輩は、食えもしない黄金に取り囲まれて、飢え死にをするのが関の山だ。しかし、世界は続いていく。やがて本物が現れる。そう考えて暢気にいる方がいい。誤解の無いように言っておきたいが、本物とは、似非救世主のことではない。
世界の政権交代が行われると言うことだ。
【転載開始】
デーヴィッド・アイク ニューズレター、2009年8月16日号
ゴールドマン・サックスが…
…経済危機そのものだ。
皆さん、こんにちわ。
世界支配を押し進めるための二枚の重要なカードが切られようとしている。一枚目は、作られた「豚インフルエンザ」ウィルスと、その「解決策」としてのワクチン。二枚目は、世界経済の大崩壊だ。
この豚インフルエンザ詐欺は、かなり進行していて、十月から十一月の間と、この冬から来年(二〇一〇年)にかけて本格的に始まるだろう。このことについて私は九月の最初のニューズレターでより詳しく書くつもりだ。
経 済は去年の秋にすでに崩壊しているように見えるが、実際はもっと深刻であり、多くの人に影響する水面下の景気後退が控えている。今の状況は、彼らが計画し ていることに比べれば、ただの前哨戦である。これに気づくことは重要であり、そうすることに拠って、誰もが驚かずに済む。
世界規模のオーウェル型国家を押し付けるための、ある時間的な区切りが存在する。それはこんな感じで要約できる。「アーーーーッ、もっと早く、もっと早く、急いで、急いで、それをやれ、それをやれ、それをやれ、今だーーーーっ,アーーーッ」
言 い換えれば、世界の出来事を操っている例の血族達は、自分たちが地球規模の独裁を敷くためには、「時間」の「窓」、要は締め切りがあり、あるいはそれは起 こらないだろうことを知っている。私は、なぜ彼らにこの締め切りがあるのかを、以前よりも明快に理解している。そして私は現在作業中だが、全てをまとめ て、点と点を繋げたときに、それを伝えようと思う。
今、私に寄せられて来ている情報に拠り、私が非常に大きな自信を持って言えることは、この圧政はまだ数年の間は勢力を拡大し続けるが、それはもっとも有り得ない形で瓦解することになっている。
こ の数年の間で私たちに出来る事は、この奴隷化制度には非暴力、非協力をもって一歩前に踏み出し、きっちりとその進行を遅らせることだ。今現在、そしてこの 先二年間、さらに先には、この圧政はおそらく完成しているように見えるだろうが、それが完了していないと知ることで、私たちは、前進することが出来る。こ の制度が最も残忍な形態でいられる期間はとても短い。長くて十年だ。
どうか押さないで。
当面の間、私たちは何であれそれに対処し、冷静に行動しなければならない。パニックとは彼らが仕掛けた毒であり、冷静な対応がその解毒剤になる。
彼 らが間に合わせようとしている締め切りは、パニックに陥っているのが彼らであることを意味し、ことわざにあるように、台所の流し以外のすべてを人類に向 かって投げ付けようとしている。実際には、台所の流しの処置についても、また、それを受けて流しの栓についても議題に上るだろう。(訳注:アイクは Everything but the kitchen sinkという「何でもかんでも」を意味する英国のことわざを使っている。)
それはそれで良い。私たちはそれを切り抜けられるし、どんな形であれ気付いている人々はそうするだろう。しかし、転ばぬ先の杖などとも言うし、警告しておこう。
彼らのアイデアは、大衆の間に恐怖とパニックをひき起こすための非常に多くの原因を解き放ち、彼ら血族が自ら起こしたそうした問題を解決するべく「救世主」然としたものになりすますことで、人類が「彼ら」に期待するようになるというものだ。
豚達には済まないと思っている。
この計画の核となるのは、二〇〇八年九月の住宅信用危機をあたかも豚の貯金箱への取り付け騒ぎのように見せるためにでっちあげられた経済崩壊である。私は当時、この計画には三つの局面があると述べていた。
- 最初の破綻を引き起こし、何か緊急に処理されなければならない問題があると人々に明示する。
- 政府に莫大な額の借用「金」を問題の銀行へ投入させる。各国政府の借用財源さえも虚空に消え、財源が底を突くことになる。
- その後に、各政府がもう何も打つ手が無くなったところで、さらに徹底的にその経済を破綻させる。
一 年後の現在、私はその筋書きを傍観している。そして、それは日を追うごとに明確になり、現在私たちが向かっているところだ。第三局面が起こるタイミング は、各政府の力が無くなったと彼らが判断する時にかかっている。だが、この行動計画(アジェンダ)の長期的な性質を踏まえると、すでにこの決定は成されて いる。
第二局面で各国政府が弱体化するに伴い、国際銀行カルテル、つまり問題の血族達が歩を進めて、この大惨事から抜け出す唯 一の方法は世界統一政府、世界中央銀行、世界政府軍、そして世界共通通貨だと発表するだろう。世界中央銀行はその手始めであり、その他は問題―反応―解決 策という一連の操作が進むなかでそれに続くことになる。
この計画の中核を担っているのが「投資銀行」のゴールドマン・サックス である。この銀行はロスチャイルドの表看板(フロント)となっていて、ロスチャイルド・シオニストのマーカス・ゴールドマンが、ドイツにあるロスチャイル ドの領地バヴァリアから移住した後の一八六九年に公式に設立したものだ。
ロスチャイルド・シオニストの多くは十九世紀から二十世紀にかけてドイツからアメリカに渡り、主要な銀行、企業、組織を設立したが、彼はその中のひとりである。
マーカス・ゴールドマンとサミュエル・サックス
ゴー ルドマンの業務の「サックス」部分は、彼の義理の息子で、両親がバヴァリア出身のドイツ系アメリカ人、サミュエル・サックスの参加により開始された。サッ クスは、リーマン・ブラザーズの銀行部門のフィリップ・リーマンとは旧知の仲であった。リーマン家は十九世紀にバヴァリアからアメリカへ渡っている。解 かって来ただろうか?
バヴァリアはロスチャイルドが設置したバヴァリアン・イルミナティの本拠地でもある。一七七六年に設立さ れたその結社は、公式にはアダム・ヴァイスハウプトが代表であり、戦争、革命、その他の社会変革を伴う事件の操作に関与していた。フランス革命もそうだ し、アメリカにおいては極めて活発であった。
ロスチャイルドが操るゴールドマン・サックスは、自らの要求に合うように政府方針を決定づける怪物だ。その主な方法とは、子飼いの人物を政府の主要な財政担当職に指名することである。
タイム紙はゴールドマン・サックスについて、「財政能力ある人材を政府に送る唯一最大の供給者」であり、銀行救済策において以上にそれが露骨だったことはないと述べている。ゴールドマン・サックスはバラク・オバマの選挙運動に単独で民間最大の献金も行った。
ミスター「チェンジ」、ウォール街の大統領
ロ イド・ブランクファイン(ロスチャイルド・シオニスト)が率いるゴールドマン・サックスは、自社の崩壊を防ぐために納税者から129億ドルの借用金を受け 取った。そして保険業界大手AIGに対する最初の850億ドルの公的資金投入から莫大な利益を得た。AIGがもし破綻していれば、ゴールドマン・サックス に巨大な損失を生む可能性を与えていただろう。
その後AIGは、操業を続けるために何百億ドルもの公的資金を追加で注入され た。長年AIGの会長を務めたモーリス・グリーンバーグ(ロスチャイルド・シオニスト)は、二〇〇五年に不正業務、証券詐欺、慣例法詐欺、その他の保険お よび証券法違反の申し立てに拠って辞職しているが、彼を大いに喜ばす結果となった。まさかね?
グリーンバーグは、ロスチャイル ドおよびロックフェラーのエージェントであるヘンリー・キッシンジャーと親しい仲であり、キッシンジャーをAIGの諮問委員会の会長に指名した。そして、 AIGは例の悪名高いキッシンジャー・アソシエイツの顧客でもある。グリーンバーグはイルミナティの外交問題評議会における名誉副会長兼理事であり、イル ミナティの三極委員会の一員でもある。
グリーンバーグは、元アジア協会の会長であり、現在はその役員、そしてロックフェラー大学の名誉教授と近代美術館の名誉理事を務めている。これらの施設はすべて、ロックフェラー家によって創設された。
ロッ クフェラー一族と彼らの「ボス」であるロスチャイルド一族はどちらも、ゴールドマン・サックスと根本的な関わりがあり、彼らは、以前はブッシュ政権に政策 を押しつけていたが、今はオバマ政権に同じことをしている。うーん、AIGはどうやってあれだけの額の緊急支援金を得ることができたのだろうか。運が良 かったに違いない、と言っておこう。
ヘンリー’ハンク’ポールソン
財務省におけるゴールドマン・サックスの緊急支援担当
こ の緊急支援は、子ブッシュ政権の財務長官で、二〇〇六年の入閣以前はゴールドマン・サックスの会長兼最高経営責任者を務めていた、ヘンリー’ハンク’ポー ルソンに拠って扇動された。ある記事によると、「かつてゴールドマン・サックスの最高経営責任者であった財務長官は、850億ドルを単に破綻寸前の大手保 険会社を買うために費やし、その保険会社は、たまたま彼がかつて経営していた会社に対して多額の借金を負っていた」。なんか臭わないか?
もちろん, こんなことは不正だ。ポールソンが不正だからだ。彼は不正を土台とする企業によって育てられた男で、この不正という言葉を考案したかもしれないロスチャイルドによって操作されている。
ポールソンは、元ゴールドマン・サックス副社長ニール・カシュカリを財政安定局の代表に指名したが、それは緊急財政支援金を誰が受け取るかを決めるためだ。続いて、ゴールドマン・サックスの業務執行社員ルービン・ジェフリーを暫定最高投資責任者に指名した。
財 務省におけるその他の重要人物として、ダン・ジェスター、スティーブ・シャフラン、エドワード・C・フォースト、ロバート・K・スティールがいるが、全員 ゴールドマン・サックスの人間だ。その核となるニューヨーク連邦準備銀行にいるゴールドマン・サックスの重役もまた、緊急財政支援の議論に関わっている。 理事会の会長だったステファン・フリードマン(ロスチャイルド・シオニスト)もその中に含まれている。
ビル・クリントンの財務 長官ロバート・ルービン(ロスチャイルド・シオニスト)は、二〇〇八年の経済破綻の下地作りに大いに貢献したが、ゴールドマン・サックスの最高経営責任者 だった。ルービンは、外交問題評議会の共同議長でもあり、また、オバマの暫定財政チームに名を連ねている。
ルービンの庇護下に ある二名、ティモシー・ガイトナー(ロスチャイルド・シオニスト)とラリー・サマーズ(ロスチャイルド・シオニスト)は、 オバマが経済政策を決定するために指名した。ゴールドマン・サックスは二〇〇八年にサマーズのたった一日の「出勤」に対して、十三万五千ドルを支払ってい る。元キッシンジャー・アソシエイツの重役で、外交問題評議会の一員でもあるガイトナーは、ゴールドマン・サックスのロビイスト、マーク・パターソンを財 務省の主席補佐官に指名した。
米下院金融サービス委員会長のバーニー・フランクは、財務官僚への質問と財政緊急支援政策の調査を担当した。彼の主任補佐官はマイケル・ペイスだったが、辞職してゴールドマン・サックスのロビイストになった。
ブッ シュ大統領時代の主席補佐官であり、ヘンリー・ポールソンの財務長官就任について重要な役割を果たしたのは、ジョシュア・ブリュースター・ボルテン(ロス チャイルド・シオニスト)だ。彼はゴールドマン・サックスのロンドン支社にある法務兼政府業務部で常務取締役を務めた。
二〇〇 八年九月、AIGが危機に直面した時に、新しく最高責任者として指名されたのが、元ゴールドマン・サックス取締役エドワード・M・リディーで、3百万ドル 相当のゴールドマン・サックスの株式を保有していた。元ゴールドマン・サックス最高経営責任者で財務長官のポールソンに依頼されて、彼はその職に就いた。
マー ケットウォッチ(訳注:金融関連ニュースを配信するオンラインサイト)のコラムニスト、ポール・ファレルは、「ゴールドマン・サックスは世界を支配してい る」と言い、ローリングストーン誌はゴールドマン・サックスを「人類の顔に張り付いた巨大な吸血イカである」と表現した。
ゴールドマン・サックスが、大恐慌以来、大きな市場バブルとその崩壊を不正に操作してきたことを、その記事は的確に非難している。これには、インターネットバブル、コモデティ(訳注:市場で売り買いされる農産物、鉱物等)バブル、住宅信用バブルも含まれる。
ロー リングストーン誌の寄稿編集者で記者のマット・タイビーは、ゴールドマン・サックスが二〇〇八年の経済破綻において担った中心的役割について暴露した。彼 曰く、「この大ペテンとは、非常にたくさんのゴミ屑にトリプルAの評価を与え、それを非常にたくさんの機関投資家に売りつけたことである」。
人 々のささやかな収入や年金基金を利用するこれらの機関は、その後、投下資本を失うことになった。これは彼らの顧客が自分の年金基金を失うことを意味する。 タイビーは、二〇〇四年に当時のゴールドマン・サックス最高経営責任者ヘンリー・ポールソンが、どうやって保有していない資金の融資を可能にする規制緩和 (この言葉は適切とは言えないが)を証券取引委員会に迫ったか、次のように説明している。
「彼らは、12ドルを融資するにあたり1ドルの保有を義務付けるという規則によって制限されていると感じた。そこで、ハンク・ポールソン長官は証券取引委員会に赴き、その規則を基本的に廃止するよう求め、委員会はそれを受諾した。
議会での公聴会はなかったし、投票も、あるいはそれに類することもなかった。証券取引委員会はゴールドマンと他の四つの銀行に規則の免除を認め、好きなだけ融資が可能で、実際に資金を保有する必要は無いということにした。
この二年のうちに、この中の二つの銀行、ベア・スターンズとリーマン・ブラザーズは破綻した。これは、彼らが政府に赴き、ある規則の変更を求めたのがうまくいったからにすぎない。
これは、彼らのお馴染みの手口である。彼らはまた、もし深刻な問題に見舞われた時には、政府に呼びかけて、自らを救済するために納税者の潤沢な現金を拠出できると知っている。そして、それは何度も何度も繰り返し行われている。」
タイビーは、こんなにも多くの人々が仕返しを恐れて自分の名前が使われるのを拒否したネタを追ったことがないと言い、政府の中にゴールドマン・サックスに「背く」のを恐れている人々がいるとも語った。
ある議員は、ゴールドマン・サックスを批判する手紙を送ったら、一時間も経たないうちに、元民主党大統領候補のリチャード・ゲッパートがゴールドマン・サックスのロビイストといった態度で電話を掛けてきて、彼が手紙に書いた内容をすべて撤回するよう要請した。
「この大げさな脅迫はつまり、もしあなたがゴールドマン・サックスに逆らえば、二度と選挙資金を得ることが出来ないということだ。」タイビーはこう付け加えている。「彼らからだけでなく、おそらく民主党の他の誰からもということだ。」
オバマの支持者の中で、オバマが独立した行動をしていて、組織に操作されていないとまだ信じている人がいるだろうか? ゴールドマン・サックスこそが独裁者である。そしてゴールドマン・サックスに関してはロスチャイルドの意向を読むことだ。
こ の全てに関わっているもうひとつの主要な団体は、グループ・オブ・サーティ(訳注:The Group of Thirty――以下G30と表記)であり、ロンドン経済学校で「教育を受けた」(というよりも、教義を植えつけられた)ゲオフリー・ベルという男を表看 板に使い、一九七八年にロックフェラー財団によって創設された。ロンドン経済学校は、イルミナティのフェビアン協会に拠って生み出された。そのフェビアン 協会は、トニー・ブレアの背後にいる権力であり、ロンドン経済学校は今日でもフェビアン協会によって統制されている。
G30の議長は、元FRB(連邦準備制度理事会)議長のポール・アドルフ・ヴォルカーであり、現在は大統領経済回復諮問委員会の委員長を務めている。G30の仲間は他に、オバマ政権の財務長官ティモシー・ガイトナーと国家経済会議の委員長ラリー・サマーズがいる。
もちろんゴールドマン・サックスは、マネージング・ディレクターのジェラルド・コリガンがG30の一員として関与している。コリガンは元ニューヨーク連邦準備銀行総裁であるが、その地位にはオバマ政権入りする前のガイトナーが就いていた。
ア メリカが中国から借金をして高潮に溺れるのを見ることが、アメリカ経済を崩壊させるこの公然とした計画の中核となっている。ティモシー・ガイトナーは中国 語を話すが、その父親ピーター・F・ガイトナーは、米中関係全国委員会でヘンリー・キッシンジャーに仕えた。中国人民銀行総裁の周小川もG30の一員であ る。
偶然などではなく、ピーター・F・ガイトナーはフォード財団に務め、インドネシアにおける「マイクロファイナンス計画」の 発展のためにフォード財団が資金を提供したアン・ダンハムの仕事を監督していた。アン・ダンハムは、バラク・オバマの母親である。(訳注:Micro finance programmes――貧困層の少数のグループに融資を行い、連帯責任でその返済を行うシステム。現在は、バングラディッシュにあるグラミン銀行のムハ マド・ユヌス総裁がこの計画に基づいた融資計画を実施し、ノーベル平和賞を受賞した。)
私たちは今、世界経済を崩壊させる計画の第三局面としての「偽の黄金」時代にいる。最近、多くの銀行は膨大な収益を再び報告しているし、一般大衆の間に苦痛を引き起こしている人材に対して馬鹿げた額のボーナスを支払っている。
こ の計画は、まだ始まってもいないのに、その危機が峠を過ぎたように装っている。営業利益の報告は概してインチキであり、オリンピック選手(訳 注:Olympian――ジョン・コールマン博士によると三百人委員会の中核組織は「オリンピアンズ」と呼ばれている)級の粉飾決算の結果が計算書の最下 行に現れている。それから、アメリカの納税者が納めた25兆ドルのうちの大部分を大手の銀行や金融機関が連邦政府を経由して盗んだというちょっとした問題 も存在する。それはアメリカの国内総生産の二倍近くに相当し、アメリカの全ての住宅ローンを二回以上完済出来たであろう額である。
こ の旧態依然とした見かけの裏には、借金バブルがあるが、それが破裂するときは、途方もなく大きいマグニチュードのために、リヒタースケールでその震動の大 きさを測ることを求められるであろう。バブルを正確に判定した実績をもつ大物の経済予測家は誰もが同じことを言っている。
イン グランド銀行の御用総裁マーヴィン・キングは、今週、この景気後退は考えられていたよりもずっと悪い状況にあると語った。それは違うよキングさん、景気は あなたが言っているよりもずっと悪い。あなたはどの程度悪い状況かを知っているし、あなたもまたこれに関与しているでしょ。
マー ヴィン・キングはG30の一員であり、フェビアン協会に統制されたロンドン経済学校の元経済学教授であった。彼はただ自分の役割を演じているだけであり、 今週の彼が景気回復を軽視した発言の仕方は、速度はどうであれ、第三局面へ向って順調に進行中であることを示している。
空飛ぶ 「台所の流し」がもたらすであろう事態に対し、各人がどのように準備するかを忠告するのは私の役目ではない。人々は、直感的に「知っていること」や受け 取った情報に基づいて自分自身で決断する必要がある。だが、私は何が計画されているかを自信を持って言うことが出来る。私たちが自給自足すればする程、状 況は良くなる。非常に多くの人々が街や都市に同時に集まったせいで、これは決して容易でないと、私は分かっているが。
私たちがする必要があることのうちで最も重要な部分は、心(マインド)から抜け出して意識(コンシャスネス)のなかにいることだ。私たちは有限な肉体および心ではなく、無限の意識の観点から世界や自分自身を眺める必要がある。
心 (マインド)に囚われ、自分の肉体と名前が自分自身であると解釈している人々は、今後数年間でいくつかの深刻な困難に直面することになる。自分の肉体と名 前を「経験」として見る人々、そして、究極的に自分が何者なのかを理解しない人にもいくつかの困難が待ち受けている。だが、そういう人は冷静さと明晰さを 身につけることで、その困難を切り抜けることが出来る。
あなたが意識に向けて心を開く時、「どうしたらいいの?」と尋ねる必要 はない。あなたが知る必要があるまさにその瞬間に、すべきことが分かっている。肉体、名前、仕事といったまやかしの自己同一性を解き放とう。そして、すべ てはそこから始まる。問題の「台所の流し」が何を引き起こそうとも。
それは大いなる困難の時に違いないが、それはまた大いなる好機でもある。
【翻訳チーム◆D】
【転載終了】