5月12日に放送されていた『ちゃちゃ入れマンデー』は関西弁の謎大調査 ベストセレクションというタイトルで、「関西弁の謎」シリーズから反響の大きかったものを厳選された特別編として放送されていたようです。人に対して使う“○○しい”という関西弁が取り上げられていて、「気にしい」、「いらんことしい」、「自慢しい」、「緊張しい」、「マネしい」など関西人が使う「~しい」は、こども衆、だんな衆などの~衆から来ている言葉だということが紹介されていました。食べ物に「おいもさん」、「おまめさん」、「おいなりさん」、「おかゆさん」と「~さん」とさん付けで呼ぶ習慣は「天神さん」が発祥だそうで、親しみを込めて呼ばれているということも紹介されていました。「あ~さむ」、「あ~ねむ」、「あ~しんど」、「あ~おもた」、「あ~おもろ」などや日が延びたことを「ひ~延びたなあ。」、歯が痛いことを「は~痛い」髪の毛が伸びたことを「け~伸びたなあ。」、手が痛いことを「て~痛いわ。」、目がかゆいことを「め~かゆいわ。」とかの音引きは関西弁の特徴のひとつだということも取り上げられていました。また、東京では通じない関西弁では、1位は「遠慮のかたまり」、2位は、「蚊にかまれた」、3位は「ぐねった」、4位は、「あて」、5位は「いがむ」だったそうです。「蚊にかまれた」は関西弁だったのね。七を「しち」と呼ばずに七並べを「ひちならべ」、七五三を「ひちごさん」、七三分けを「ひちさんわけ」、七味唐辛子を「ひちみとうがらし」というのも紹介されていました。若者は知らない関西弁ランキングでは、1位は、「いかれこけ」、2位は、「ええしの」、3位は、「さいぜん」、4位は、「てんご」、5位は、「インケツ」、6位は、「せたろうて」、7位は「せんど」、8位は、「水屋」、9位は、「でんする」、10位は、「ごまめ」でした。「水屋」は今でも時々使っていた言葉でした。
食べ物を「~さん」と読んだり、四天王寺を「四天王寺さん」、住吉大社を「住吉さん」と呼んでいることや「~しい」や「あ~○○」と言っていたのは今でも話言葉で使っていました。若者が知らない関西弁の10位までの中で使ったことがなかった言葉もたくさんありました。関西弁のいろいろが紹介されていたこの番組は今まで放送された中からの放送だったようですが、そのときは見てなかったので、今回初めて見ました。大阪に生まれ、大阪に育ち、大阪以外の土地に住んだことがないのですが、普段何気なく使っている関西弁の言葉は考えてしゃべっているわけでないので、この番組を見たらそういえばそう言ってたなあとか知らない間に身に付いていたいろいろな関西弁で、意味深いものもたくさんありました。