平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

また子どもが利用される

2014-05-22 11:54:00 | インポート

陸上自衛隊第15旅団音楽隊の演奏会に反対する声明

  沖縄の陸上自衛隊第15旅団の音楽隊が5月25日にマティダ市民劇場で、「みゃーくふれあいコンサート」と称する演奏会を開催するとのことです。

 これまで市民の反対の意見を無視して毎年のように自衛隊の演奏会が開催されていることは見過ごすことができません。

  さらに、これまでにこの音楽隊が宮古の学校に赴き、「生の演奏を聴きたい」という純粋な子どもたちの願いを逆手に取って、自衛隊の制服姿で演奏をし、自衛隊募集の資料の配布などを行ったことがあり、教育の自主性、民主的教育の面からも重大な問題点が指摘されています。

 今回の演奏会は、宮古島市をはじめとして、与那国町(6月6日)と石垣市(6月8日)で行われる予定となっています。このことは昨年12月に決定された新「防衛大綱」と新「中期防衛力整備計画」によって、南西諸島における防衛整備の強化により、与那国、石垣、宮古に自衛隊を配備する計画を具体化していること(5月19日付け全国紙で「奄美・宮古・石垣に陸自新部隊配備」と報じられる)と、まさに一致した動きであると考えられます。

 安倍首相が「集団的自衛権の行使」容認の方向を打ち出し、日本を再び「戦争をする国」にしようとしていることと相俟って、平和的手段によらず南西諸島における軍事的緊張を増加させる危険な策動と言えます。

 下地島空港はJALやANAの訓練撤退を理由に、存続の危機に直面しています。それを口実にして宮古島市は「下地島総合防災訓練複合施設(仮称)」の誘致を提案していますが、これも自衛隊の利用を前提にするもので「防災訓練」の名の下に軍事利用することには反対です。

 私たちは、辺野古における新基地の建設、高江のヘリパット移設工事の強行や与那国への自衛隊基地建設などに反対するたたかいと連帯し、宮古島野原通信基地の機能強化に反対し、宮古の平和を守るため、軍事化・軍事利用に反対することを目指して、運動を進めてきましたが、今回の自衛隊の演奏会も「宮古の軍事化」の流れの一環であると考え、演奏会に反対するものです。

 同時に、今回の演奏会に子どもたちを参加させないよう強く要望するものです。

2014年5月21日

                               宮古平和運動連絡協議会
                                   共同代表  上地照子
                                    同     砂川洋子
                                    同     川平俊男
                                平和運動センター宮古島
                                   議長    小禄雅夫


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