平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

宮古島でも

2012-10-25 11:21:52 | インポート

 オスプレイ配備と米兵による女性暴行事件に抗議し、<o:p></o:p>

 離島の軍事化に反対する声明

 復帰40年のこの年に、沖縄の基地負担はますます増大しています。去る9月9日、10万人を超える県民の結集で反対の意思を一丸となって示したにもかかわらず、日米両政府は、普天間基地の固定化の上に、欠陥機オスプレイを強行に配備し、初日から市街地の空を飛び、何ら「安全のための合意」などは守られていません。

 好き勝手にふるまう米軍に対し、沖縄県民の側に立ってものを言わない、言えない日本政府。そうして16日、米海軍兵2名はまたもや沖縄県内の女性を襲い、集団強姦致傷事件を起しました。8月には米兵による強制わいせつ致傷事件が起きたばかりです。復帰後~現在に至るまで在日米軍犯罪は5790件に及び、その内、性的犯罪は明らかになっているものだけで127件ですが、これは氷山の一角にすぎません。まるで戦場か占領地さながらの沖縄ではありませんか。空からも陸の上も、県民は日々、命の危機に晒され、人としての尊厳を奪われた生活を強いられています。

 さらに、米軍と自衛隊は合同で、11月に渡名喜島周辺の無人島で、「離島奪還訓練」を行うとの報道が先日ありました。「尖閣問題」を理由付けて、あたかも離島が近隣の国から武力攻撃でも受けるかのような非現実的な想定をもとに訓練するようですが、国境付近の島々では、これまで先人たちの培った努力の結果、近隣諸国とは平和裏に友好的な関係を維持してきました。領土問題は、国境近くの離島の生活圏内では何ら問題は起こっていません。問題を起こしているのは、思惑を持った各国政府や、それを理由に軍事化を進めることに利害関係を持つ集団や人々なのです。<o:p></o:p>

 私たち離島の住民は、アジア近隣諸国に緊張を生み出すだけの「離島奪還訓練」など望んではいません。島の軍事武装を望んではいません。平和な友好的な交流と交易を望んでいるのです。<o:p></o:p>

  与那国島への自衛隊新基地建設が進められようとしています。一方、宮古島・石垣島への陸上自衛隊配備も取りざたされていますが、すでに明らかなように、自衛隊は今や米軍の手先となってアメリカやグアムやホルムズ海峡で合同の訓練をし、テニアン島には合同の基地も作られようとしています。今後の戦場では自衛隊に米軍の肩代わりをさせようとしています。自衛隊と米軍は統合され、一体化が進んでいます。南西諸島への自衛隊配備は、米軍の軍事戦略のもとに画策されています。陸上自衛隊の駐屯基地ができれば、必ず米軍の共同使用があり、やがて軍隊の本質である暴力による事件・事故が多発することになります。<o:p></o:p>

 島人の、とりわけ女性の生命と人権は危機に陥れられ、尊厳が踏みつけにされるのです。<o:p></o:p>

 自衛隊は音楽会、航空ショーの公開、体験航海など宣撫工作をする一方で、住民の監視や個人情報収集を暗に行っています。軍隊は住民を守らないことを沖縄県民は血の犠牲の上に教訓として忘れることはありません。<o:p></o:p>

  私たちは、沖縄全体が日米両政府と軍隊に蹂躙されているこの屈辱の状況を決して許さず、自衛隊新基地建設・配備強化を認めず、以下のことを要求します。

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1 私たちは、オスプレイの撤去はもとより、沖縄県民を犠牲にする日米安保体制に反対し、すべての軍事基地の撤去を要求します!<o:p></o:p>

 2 私たちは、集団暴行した米兵の厳正な処罰と、被害女性への謝罪と誠意ある救済を求めます!<o:p></o:p>

 3 私たちは、自衛隊と米軍の合同「離島奪還軍事訓練」と離島の軍事化に反対します!  <o:p></o:p>

 20121023<o:p></o:p>

 

 宮古平和運動連絡協議会 共同代表 上地照子                                                                    星野 勉<o:p></o:p>

 


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