つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

タカサゴユリ

2019-08-27 13:33:24 | 庭の花


庭でタカサゴユリが咲いています。数日前に大きな蕾みを見つけてから
いつ咲くか、いつ咲くか、と待っていましたが、今朝やっと開花しました。
周辺には背丈の低いタカサゴユリが蒔いた記憶もないのに、何本もあります。
来年が楽しみです。



漢字で「高砂百合」と書きますが、筒状に凛と咲く姿は涼しそうです。



うしろ姿も真っ白です。タカサゴユリは 普通内側は白ですが
外側は少し くすんだ紫色の線が入っているのが特徴ですが、我が家のは真っ白です。



同じ様に、ラッパ状に咲くテッポウユリと言うユリがありますが
テッポウユリと交雑してしまったタカサゴユリがある…と聞いた事があります。



タカサゴユリは元々は台湾で繁殖していた外来種で日本には大正時代の頃やってきました。
雑草の如き繁殖力をもっているので、今や日本中に広がっています。
台湾では「タカサング」と呼んでいたところから、日本では「タカサゴユリ」になっています



普通、ユリと言えば食用にする「ユリ根」が有名で、ユリはこの球根によって
増えるイメージがありますが、このタカサゴユリは沢山の種が出来て、その種で増えています。



一つの花から500個以上も作られた種は薄いので風によって運ばれて
広い範囲に分布を広げています。



庭で咲く、この美しいタカサゴユリの中で、今年は種が出来るかどうかは解りませんが、
今は楽しみに眺めています。