Die Tage des Fahrrads

ドイツ語で「自転車な日々」と言ってるつもり。…なんだが合ってるか?(^^;

2013年11月 読書記録

2013-12-05 06:24:20 | 
2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2590ページ
ナイス数:46ナイス

八日目の蝉 (中公文庫)八日目の蝉 (中公文庫)感想
映画の原作にもなったこの作品。どちらかというと不倫相手の子供を誘拐した希和子の方にシンパシーを覚えた。薫は父のいない子供を産んで幸せになれるのかな。楽園、のように描写されている小豆島で彼女はかつての自分の過ごした時間を思い出すんだろうか。せめて希和子との時間が暖かい記憶として心に残りますように。
読了日:11月29日 著者:角田光代
ST警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル (講談社文庫)ST警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル (講談社文庫)感想
色シリーズ第3弾。薬学担当の捜査官であると同時に曹洞宗の僧侶である山吹メインのこの小説。もっと薬学薬学したものなのかと思ったけど、僧侶としての姿がクローズアップされたものだった。宗教談義には目が滑り、通勤電車の中で同じページを10分ぐらい眺めたことも。ただ、座禅の修行体験は読んでるだけでも気持ちが清らかになる気がした。どんどんチームワークがよくなるね、STメンバー。
読了日:11月26日 著者:今野敏
エール! 1 (実業之日本社文庫)エール! 1 (実業之日本社文庫)感想
自分が好きで就いた仕事でもつらいことや苦しいことはある。でもそんなことばかりじゃないんだ、また明日から頑張ろうって気持ちになれる小説ばかりだった。エール!2、3も予約入れとこ。
読了日:11月22日 著者:大崎梢,平山瑞穂,青井夏海,小路幸也,碧野圭,近藤史恵
独女日記2独女日記2感想
いま60ちょっとぐらいじゃ「老女」じゃないよね。活字やドラマで目にすると、犬に目を留めて話しかけてきた子供に、木で鼻をくくったような対応をする年配女性ってなんか微妙に居心地の悪いものを感じちゃうんだけど、実際のところはものすごくその気持ちわかる、と思う。しつこく食い下がる距離感なしの小学生の男の子とかゾッとした(^_^;
読了日:11月20日 著者:藤堂志津子
結婚ぎらい (光文社文庫)結婚ぎらい (光文社文庫)感想
面白かったんだけども、読み言葉としての関西弁はあまり得意でない。「家庭ぎらい」は結構好きかも。どうも私は「家庭」から逃れたいらしい…。
読了日:11月19日 著者:田辺聖子
夢より短い旅の果て夢より短い旅の果て感想
失踪した叔父を探すために鉄道旅同好会に入った香澄。謎が無事解決して終わるのかと思ったら、もともと2分冊で刊行される予定で、しかも東日本大震災の発生により2冊目は取材の予定も立っていないことをあとがきで知る。近い将来、旅の続きが読めますように。
読了日:11月13日 著者:柴田よしき
ST警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル (講談社文庫)ST警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル (講談社文庫)感想
「色」シリーズ第2弾は赤城メインのお話。私はドラマとかでも医療モノ、法廷モノがあんまり得意でないんだけども、赤城の過去が垣間見えて面白かった。大学病院ってこんななのかな。ありえそうだけどあってほしくない感じ。腐った世界に一石を投じたいという犯人の気持ちもわからなくはないけれど、だからって人の命を弄んじゃいかんだろう。なんか悶々としたけれど、ラストの赤城の台詞に救われた。思わずうるっと。
読了日:11月8日 著者:今野敏
殺人現場で朝食を―ケータリング探偵マデリン (ハヤカワ・ミステリ文庫)殺人現場で朝食を―ケータリング探偵マデリン (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
まさかあまりに現代的な「ケータリングを生業とする女性」が主人公の小説に、ヴァチカンとナチズムについての謎が登場するとは。もっと取っ付きづらいかなと思ったけど、結構面白かった。前作を2012年4月に読んだみたいなんだけども、一切記憶に残ってなくてびっくりだ。
読了日:11月6日 著者:ジェリリンファーマー

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