Die Tage des Fahrrads

ドイツ語で「自転車な日々」と言ってるつもり。…なんだが合ってるか?(^^;

2015年5月 読書記録

2015-06-12 07:05:22 | 
2015年5月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2863ページ
ナイス数:78ナイス

セカンドバージン (幻冬舎文庫)セカンドバージン (幻冬舎文庫)感想
ドラマがあったのねー。なんとなく聞き覚えのあるタイトル、ぐらいな感じで手に取った。面白かったし、読みやすかったんだけど、偶然に頼りすぎ感あり。シンガポールで偶然会うか? お金持ちの家に生まれて、美貌があっても幸せになれるわけじゃないんだなぁというかなんというか。女って強いね。
読了日:5月28日 著者:大石静
無花果の実のなるころに (お蔦さんの神楽坂日記) (創元推理文庫)無花果の実のなるころに (お蔦さんの神楽坂日記) (創元推理文庫)感想
元芸者のお蔦さんと料理上手な中学生の孫、望が活躍する「日常の謎」モノの連作集。このテの大好き。登場人物がそれぞれいい味出してるね。実写でも見たいかも。続編も読みたし。
読了日:5月26日 著者:西條奈加
だって、買っちゃったんだもん! (角川文庫)だって、買っちゃったんだもん! (角川文庫)感想
なんだろう、自分が依存体質のせいか、買い物依存とか何かに依存する人の話を読むのは結構好き。ここまでさばっさばと(あるいはばっさばさと)買い物しまくってくれると清々しくて気持ちいい(笑)
読了日:5月21日 著者:中村うさぎ
Vの密室 (日文文庫)Vの密室 (日文文庫)感想
小説の舞台があまりに実家に近くてびっくり。走水っすか。私は山の上の育ちなので、走水あたりが狭い世間の漁師町というのがどうも今ひとつ感覚的にわからない。ミステリとしては読み応えあったよ。夫の石井竜生氏との共著の「警察署長シリーズ」(主人公は横須賀中央署の所長なんだそうだ)も読んでみたい。
読了日:5月20日 著者:井原まなみ
君たちに明日はない (新潮文庫)君たちに明日はない (新潮文庫)感想
去年「借金取りの王子」を読み、シリーズ第一弾をやっと読んだ。主人公は若きリストラ請負人、村上真介。きっつい仕事だよなー。私にはできない。それぞれ面白いし、後味もいいんだけども、リアルすぎる性描写がなんとも。しかし、「口を吸う」とかどんな時代の小説だか。ラストが切ないね。
読了日:5月14日 著者:垣根涼介
スイートリトルライズ (幻冬舎文庫)スイートリトルライズ (幻冬舎文庫)感想
テディベア作家の瑠璃子と2つ下の夫、聡。妻は夫を愛しすぎ、夫はそれを重荷に思ってる。夫は妻とはまったく違う、大学の後輩女性と不倫の関係にってのは予想できても、妻もかよ、と。それでバランスが取れてればいいのかな。どうなるんだろう、この二人。優雅な生活をしていても、満ち足りてるとは限らない。幸せって、夫婦ってなんだろうって考えさせられた。
読了日:5月11日 著者:江國香織
猫たちの聖夜 (ハヤカワ文庫NV)猫たちの聖夜 (ハヤカワ文庫NV)感想
主人公(若い雄猫)の語り口が観念的で、なかなか読み進めず難儀した。飼い主のグスタフの愚行を嘲りつつ、根底に愛があるのが見て取れて微笑ましかった。面白かったし、謎解きは鮮やかだったけど、グロテスクな描写が多くて閉口。「猫たちの森」はどんななんだろう? 読みたいかな、私。
読了日:5月9日 著者:アキフピリンチ
ツナグ (新潮文庫)ツナグ (新潮文庫)感想
一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれる「使者(ツナグ)」が紡ぐ連作小説。生者が死者に会えるのが1回なら、死者が生者に会えるのも1回で、死者に選んでもらえなかったら会えないというのが面白い。自分だったら誰に会うかな。祖母に会いたいし、会ってもらえるとも思うけど、でも実は昔飼ってた雑種犬のレオにものすごく会いたかったりして。土谷とキラリの話が切なくて泣けた。
読了日:5月8日 著者:辻村深月
すべての神様の十月すべての神様の十月感想
八百万の神が登場する連作短編集。死神、疫病神が登場する話すら心温まるものだった。「ひとりの九十九神」に泣き笑い。ラストにワロタ。私も「無駄に良い男」の死神を召喚して飲み友達にしたいと切に(笑)
読了日:5月6日 著者:小路幸也

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