goo blog サービス終了のお知らせ 

月齢進行表

~aki's diary~

冤罪

2010-04-07 20:03:28 | 日記・エッセイ・コラム

【冤罪(えんざい)】罪がないのに、疑われたり罰を受けたりすること。無実の罪。ぬれぎぬ。(大辞林 第二版)

足利事件、毒ぶどう酒事件、話題になってますね。
無実の罪で長年自由を奪われた方に対しては、本当にお気の毒だと思います。
その一方で私が気になっているのは、被害者家族の気持ちです。
大切な家族の命が奪われたという無念さは、きっと永遠になくなることはないのでしょうけど、それでも「容疑者逮捕」「量刑確定」という節目で、なんとか自分の気持ちを整理しようと努力されたことと思います。
それが、長年を経て「犯人は別の人だった」という事実を突きつけられたら…。
一度整理した思いは、もう一度事件当時の混乱に引き戻され、もう一度深く傷つくに違いありません。
そういう被害者家族のことを思うと、私はなんともいたたまれない気持ちになります。
「冤罪」で辛い思いをするのは濡れ衣を着せられた本人だけではなく、もっともっと大勢いるんだと思います。

何か事件が起こると、私たちは「早期解決」を求めます。
確かにそれは大切なことですが、「早いこと」だけを良しとするのは、別の問題を生む事になるんでしょう。
そして、「きっとこうに違いない」という思い込みは、それと逆行する事実を見落とす要因になります。
あらゆる可能性を考えて、ひとつひとつきちんと検証することが大切なんだろうなぁと思います。

それは、犯罪の捜査だけに限った話ではないと思います。
仕事であれ日常の人間関係であれ、一発解決を目論んで「こうしておけばいいだろう」みたいな考えで手を打つと、後々もっとややこしい問題に発展したりします。
とりあえず、この場が丸く収まればいい。
とりあえず今、自分の立場が悪くならなければいい。
『とりあえず』の目の前しか見えていないと、結局後になって周りの人に迷惑をかけたり、傷つけたりしてしまう。
少し先まで考えること、その時に、考えられる限りの関係者に対して「誰かの不利益になることが起こらないか?」という危機感(というか、思いやりのようなもの)を持つこと、そういうことをちゃんと考えていきたいなぁ、と思いました。

と、たまには真面目に書いてみたりしました。(笑)

昨日は下弦の月でした。
今日は二十三夜。
ついこのあいだ満月を見たと思ったのに、あと1週間で新月。


【映画】昆虫探偵ヨシダヨシミ

2010-04-06 23:39:36 | 映画・シネマ

Kouchu
昆虫探偵ヨシダヨシミ

主演は哀川翔。映画館、貸切でした
昆虫と会話ができる男「ヨシダヨシミ」が、謎の玉虫の声に従って世界の危機を救うという、これまたシュールな映画でした。
結構面白かったんですけどね、敢えて大画面で見る必要性を感じず…。
これならテレビでも良かったかなぁというのが素直な感想。
ただ、哀川翔さん自身がホントに昆虫好きで、南米産の珍しくて大きなカブトムシやクワガタを自宅で飼育しているという話をトーク番組で聞いたばかりだったので、妙なリアリティを感じながら見ていました。(笑)

遥か昔、一世風靡セピアの頃は全然好きじゃなかったのに、ここ最近の哀川翔さんはなんだか好きです。
格好つけることが格好悪いと悟った上での敢えての格好つけ、って気がするんですよねぇ。(ま、この映画では本気で「ダサっ!」て思ったシーンもありましたが…。(笑))

哀川翔さんと言えば、もうすぐ「ゼブラーマン2」も公開されますね。
「ドロンジョ様よりセクシー」と評判のゼブラガール(仲里依紗)も含め、ちょっと気になってます。


【映画】ソラニン

2010-04-06 23:17:48 | 映画・シネマ

Soranin
ソラニン

浅野いにおさん原作のコミックも人気なんだそうですね。
原作は全く読んでいないので、読んでる人にとっての感じ方とは違うのかもしれませんが、ストーリーに対してキャスティングは結構ハマってたんじゃないかなぁ、と思いながら見てました。

切なくていい映画でした。
「いまどきの若者を描いた映画」と何かに書いてあった気がしますが、結構今の自分に通じる所もあった気がします。
つまづきながら前に踏み出そうとする時に生まれる苦しさって、年齢には関係なくあるもんなのかもしれないです。
音楽の道が諦めきれず、大学卒業後もフリーター生活をしながらバンドを続ける種田(高良健吾)が、自分にとって音楽が何なのかを理解していく流れは、10年くらい前の自分の心の動きを見ているようでした。
なんか、色々泣けました。

しかし、宮﨑あおいって可愛いですねぇ!
あんな可愛い子が、不慮の事故で亡くなった恋人の生きた証のために、弾いたこともないギターを練習しステージに立とうとしていたら、そりゃ応援したくなりますわ。彼女のライブシーン、ぐっときました。
芽衣子(宮﨑あおい)の恋人の種田を演じた、高良健吾もよかった。ちょっと前に主演が残念な某バンドもの映画で、脇役ながら存在感のある天才ギタリストを演じていましたが、同じギタリスト役でありながら全く別の人に見えました。凄い!

てか、その残念なバンドもの映画と被ってるキャストが結構多くて(高良健吾、伊藤歩、財津和夫)、比較せずにはいられなかった私。
軍配は、迷う事なく「ソラニン」に上がりました。


【映画】板尾創路の脱獄王

2010-04-06 22:30:04 | 映画・シネマ

Datsugoku_oh
板尾創路の脱獄王

全国公開は1月だったんですけど、ここいらでは少し遅れて上映されてました。
無銭飲食で捕まって投獄された鈴木雅之(板尾創路)は、大人しくしていれば短期で刑期を終えられるのにも関わらず、わけのわからない程の執着心で脱獄を繰り返す。そんな鈴木の脱獄する理由が気になり、長年鈴木を追い続ける看守長の金村(國村隼)。
この二人を主軸にお話は展開していきます。

この映画、すんごくシリアスな映画なんですけど、最後にオチがちゃんとあります。
なんで「あぁ、1時間半のコントだったんだなぁ。」というのが私の感想。
シュールな映画でした。でも、私は結構好きかな、こういうの。
最後のオチに「くくっ」と笑ってしまいました。
ただねぇ…
脱獄を繰り返す鈴木を、刑務所の看守達が凄い勢いで殴るシーンが多々あり、暴力シーンが苦手な私にとっては、辛い時間も結構ありましたわ。
最後の方にぼんちおさむさんが出てくるんですが、いい役者さんですね、彼。にこやかに残酷な人物を演じていて、素晴らしく不気味でした。(誉めてます)

エンドロールの音楽が妙にお洒落で、「どっかで聞いたなぁ?」て思っていたら、Tei Towa×野宮真貴の『甘い生活』でした。
昭和初期の刑務所の話と、この『甘い生活』のエンディング、つながりがなさそうでいて、なぜかマッチしていました。
不思議。

あ、この映画の随所に「明治村」で公開されている建物が出てきますよ。
中部の人間としては、ミーハーに嬉しい感じです。


厄病髪

2010-04-05 19:27:22 | 日記・エッセイ・コラム

誤字ではありません。「髪には厄がつく」というお話です。
風水学によると、対人関係の厄や邪気は、髪に残るんだそうです。
だから、悪縁を断って良縁を呼び込みたいときは髪を切って、さらにその髪を少しとって白い紙で包んで粗塩で清め、神社でお焚きあげしてもらうと良いんだとか。
失恋したら髪を切るっていうのは、もしかしたらこんなところから来ている話だったりして?

ここのところ、久しぶりに会う人たちに「髪、伸びたねぇ~!」と言われます。
確かに後ろ髪は背中の真ん中あたりまであるけど、最近は多少手をかけてクルクルと巻き髪にしているせいもあって、ひっつめたり結んだりしていないから、余計に伸びたように見えるんでしょうね。
が、この「長い髪」って結構曲者で、揚物のお店に行くと油の匂いを、バーなど飲む店に行くとタバコの匂いを、しっかり吸い込んでしまいます。
その場にいると気付かないのに、家に帰って来るとすんごく臭うんですよね。(汗)

しかし、思えば不思議なものです。
なんで嫌な臭いだけついてしまうんでしょ?
例えば植物園に行ってバラの香りを髪が吸って帰ってくるとか、ないですよね~?
うーん。
対人関係の悪縁がつくっていうのも、「縁がつく」って解釈で良縁がついたって構わんじゃないですか?なのに、なんで悪いもんだけつくんかいな?
と、まぁ、疑問に思ったりするわけです、ハイ。
髪っていうのは悪いもんを吸い込むように出来てるってことなんでしょうか。

とはいえ、私は今のところ髪を切る予定はありません。
昨秋、髪を切った2日後に顔面骨折した記憶があるので、髪を切ってもいいことがありそうな気がしないんですよ、今んとこ。
とりあえず毎晩シャンプーして、嫌な臭いや悪縁はこまめに洗い流すってことで。

雨こそ降りませんが、雲が多くて月も星もあまり見えませんね。
近所の小さな公園で夜桜の撮影にチャレンジしましたが、私のちいさなデジカメでは上手く撮れませんでした。残念。
せめて月明かりでもあれば違うんでしょうけど。
次の新月まで、あと9日