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月齢進行表

~aki's diary~

連休明け

2006-11-06 23:24:47 | 日記・エッセイ・コラム
出勤すれば残業は標準装備。
思えば1日の半分くらい職場にいるんだな、これが。

そんな日々でも、なぜか「なんとかなる」という予感がある。
無闇に忙しいわけじゃなくて、忙しさの理由というか、忙しさの中身というかが、ある程度自分の中で整理されているせいなのかなぁ?と思う。

「おしっ、明日も頑張ろう!」と思って帰宅したわけだが…、

昨日の分も読めていないのに届く、今日の朝刊。
先月の分も読めていないのに届く、定期購読の「ねこのきもち」。

あは、ははは。
ま、とりあえず「頑張れ、私」だわさ。



散歩

2006-11-03 23:08:51 | 日記・エッセイ・コラム
Sanpo_01今住んでいるマンションに引っ越して来て8年目、徒歩2分圏内なのに今まで踏み入れたことのなかった路地を、何気なく散歩してみた。
今までは「どうせこの先は堤防だから」と思って、何の興味も持っていなかったんだけれど、実際行ってみたら、小さな神社があった。
立派な鳥居に似つかわしくない小さな祠。誰もいない神社に立っていたら、ふと小学生の頃従兄弟や兄弟とよく遊んだ、祖母の家の隣の神社を思い出した。


Sanpo_02その後、神社の横を通る堤防沿いの裏道をぶらぶら歩いていた。
見るからに「デザイナーズ建築です」という雰囲気を持った車が3台停まった住宅、裕に10mはあるだろうと思われる杉が何本も庭に植わっているお屋敷、「縁側」と「庭の物干し竿」が広い庭で絶妙なノスタルジーを醸し出す民家。
薔薇が群生している庭を持った家の隣を通るとき、私の背丈より少し高い紫の薔薇を見上げたら、向こうの空にまだ薄い月が見えた。


なんか、こういう休日の過ごし方もいいなぁ、と思った。


複雑な子供達

2006-11-02 22:34:49 | 日記・エッセイ・コラム
実は中学の時にいじめられていた。
クラスの子が全員口をきいてくれなかったり、買ったばかりのシャープペンがなくなったり、体育の授業の間に制服のポケットから財布がなくなったり、トイレに行っている隙にお気に入りのスヌーピーのカバンをカッターで切られたり、雨の日に靴を隠されて上履きで帰ったり、程度としては結構酷い方だったんじゃないかと思う。

それでも、どれだけその時の事を仔細に思い出してみても、「自殺」を考えたという記憶がない。当時の私の中に「死ぬ」と言う選択肢はなかった。多分、思いつきもしなかったんだろう。

自ら命を絶つ事を選択した子は、きっと酷いいじめに遭っていたに違いない。
それは紛れもない事実だと思うけれど、客観的に見た程度で「酷いか軽いか」の判断は、いじめられている子の救いには全くならない。
ハタから見たときに、どんなに些細な事に見えたとしても、当事者が深く傷つけば死に繋がることだって当然あるのだと思う。「なぜこんなことで死んでしまうのか?」というのは、全く当事者の気持ちを無視した所感だ。
なので、自ら命を絶つ原因になったいじめの内容がどうだったのかが問題なのではなく、死ぬ事しか選べなくなってしまった精神状態に追い詰められたという事実が問題なのだと思う。

「うざい」と言う事を止めさせればいいという事じゃない。
無視するのを止めさせて、ちゃんと会話の中に入れてあげればいいという事じゃない。
そんな風に表面だけ取り繕っても、いじめ根絶どころか応急処置の効果もない。

集団の見てくれだけを良くして「問題は解決した」と思うな、大人達。
子供はそんなに単純じゃない。
いじめられる理由がないような「良い子」がいじめられたのなら、いじめた子の方にも自分で解決できない何か複雑な心理的背景があるのかもしれない。
いじめられた子、いじめた子、両者の背景をしっかりと受け止めた上で、その複雑な心を読み解いて行かないといけないんじゃないかと思う。