わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

徒然草第ニ百三十段 (未練の狐、化け損じけるにこそ)

2023-11-09 10:51:40 | 徒然草

未練みれんの狐、化け損じけるにこそ、狐も修行を積まなければ、化けきれないということらしい。

化ける動物には、狐と狸がいます。もともとは中国の神話の妖怪が起源で、最初は狐だけだったようです。それが、日本に入ってきた時、狸も加わりました。昔から、狐や狸に騙される民話は多くあります。人に悪さをするために化けるのか、恩返しのために化けるのか、動機は色々あります。

神様が、化ける力を狐や狸に与え、人の行いを戒めたり、褒めたりするのに上手く使っているとも考えられます。人は、他人に騙されると憤慨しますが、狐や狸に騙されると自分の愚かさに気づくといった具合です。

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