わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

徒然草第百九十五段 (尋常におはしましける時は、神妙に)

2022-08-07 08:13:20 | 徒然草

尋常よのつねにおはしましける時は、神妙しんべうに、やんごとなき人にておはしけり」、人は見かけによらないということでしょう。

普段の姿からは想像できない行動をする。どちらが本当ということではなく、二面性を持ち合わせている。二面性には、相矛盾するというか、正反対という意味合いがあります。どちらも有りにしたいというのは、人のさががというものでしょう。人は悩み、迷う、心が揺れる、こっちだとはっきりできない。そこに、共感できる余地があります。

人は嘘をつきます。後ろめたいことを隠したい、逆に見栄を張りたい、人を騙して利を得たいなど、何某かの邪悪な下心があります。最近の政治家は、嘘つきの塊のような人物が多く、ボロが出てくると居直り、責任回避する、人としてどうかと思ってしまいます。嘘にも、二面性のような要素があれば許せるのでしょうが、只々、事実を隠そうとする嘘は、やはり嘘つきで、泥棒の始まりなのです。

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