わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

徒然草第百九十三段 (自分とは関係ない世界にいる人と張り合うべきでなく)

2022-08-02 07:20:17 | 徒然草

「自分とは関係ない世界にいる人と張り合うべきでなく」、一点を深く極めるか、広く浅くは人夫々です。一芸に秀でた人がいれば、何でも器用にこなせる人もいます。人のことなど気にせず自分らしく生きればよい。そんなことを示唆しているように思います。

 世間には、何一つ秀でたところが無ければ、何をやっても上手く行かない人がほとんどでしょう。私もその一人ですが、得意なことと苦手なことはあります。得意なことを自慢したところで、上には上がいるものです。苦手なことを避けて通りたくても、運が悪くどうにも逃げられないことがあります。人と比較して意気消沈してばかりいると、メンタルになってしまいます。そうしたことを乗り越えていく、それが生きるということなのかもしれません。

 60年以上生きてきて、今の自分は、過去にやってきた事の積み重ねの上にあります。何が良くて、何が悪かったのか、そんな事を考えてみたところで、今更どうにもなりません。終わりまでの時間が短くなっていることは確かですが、まだ生きています。明日の自分は、今日の自分が何をするかによるのだと意識することが大切なのかもしれません。

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