今日の「 お気に入り 」も 、今読み進めている本の
中から 、 備忘のため 、抜き書き 。話の本筋と関係
するところ 、関係ないけど 、面白いと思ったところ
は メモ しておく 。記憶が 間々 跳ぶ 。
引用はじめ 。
「 義であることがつねに善だとはいえない 、ま
た 、正しいことだけが美しいとは限らない 、」
「 人間はときに 、考えるより行動することのほ
うが大切な場合もあるぞ 」
「 実の生(な)る木も時がこなければ実は生らない 。
苗が若木になり 、やがて花が咲き 、初生りを
すると 、それから年ごとに生る実の数がふえて
ゆく 。 」
「 『 この藩には重臣を含めて 、名門と呼ば
れるものが十二家あります 。もちろん 、
御当家の三浦氏もその中にはいりますが 』
と杉本は云った 、『 ―― これらは何十年
もまえから 、五人衆といわれる御用商人と
むすびつき 、かれらの贈賄によって肥え太
り 、政治はそっちのけにして 、ただ権力や
与党の奪いあい 、放埓な遊興や背徳行為に
耽(ふけ)っているだけです 』」
「 明くる年の二月 、本通り町の角地にある佐渡
屋儀平の仮宅に 、四人の御用商人が集まった 。
太田巻兵衛 、牡丹屋勇助 、越後屋藤兵衛 、桑
島三右衛門らである 。―― あるじの佐渡屋は
回米 、太田は紙類一切 、牡丹屋は諸道具と陶
器 、越後屋は呉服類と糸綿 、桑島は金銀両替
と 、それぞれが御用商の看板を許され 、五人
衆といって 、領内全般に独占的な支配力をもっ
ていた 」
「『 泥だらけの手で握っているものを取り上げる
には 、こちらの手も泥でよごさなければならな
い 』と宗岳は続けた 、『 かれらを外側から叩
くより 、内部に はいるほうが 、砦の脆いところ
がわかるだろう 、よごれることを避けている限
り 、よごれた手でにぎっているものを奪い返す
ことはできないぞ 』 」
「『 おまえは卵を孵(かえ)した 、ところが孵った
のは鷲だったというようなものさ 、にわとりか
あひるだと思ったら鷲だった 、苦労をするぞ 』
『 飼いならせないということですか 』( 中略 )
『 御用商人は鷲より 、飼いならしやすいん
じゃないか 、むろん 、こっちの肝の据えかた
によるだろうがな 』
主水正は 宗岳の忠告を 受け入れた 。 」
「 『 蟹は横に這う 』と彼は呟いた 、『 まっす
ぐにあるけと云うほうがむりだろうな 』」
引用おわり 。
現代のどこかの国の 、どこかの政官財界と 、話がとても
似ているような 。そう言えば 、2025年の大河は 謙さん
主演の 田沼意次 が主人公でしたっけ 。おカネを整える どう
いう流れなんだろう 。その頃には 、処分を受けた人たちも 、
処分を受けなかった人たちも 、何もなかったかのように 、
みんな元気に復権してるんだろか 。
めでたし 、めでたし 。
( ´_ゝ`)
( ついでながらの
筆者註:「 『 べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜 』
( べらぼう つたじゅうえいがのゆめばなし )
は 、2025年(令和7年)に放送予定の NHK大河
ドラマ第64作 。蔦屋重三郎の生涯を描く 。
脚本は森下佳子 。主演は 横浜流星 。
田沼意次(たぬま おきつぐ)
演:渡辺謙 」
以上ウィキ情報 。
謙さんは主演じゃなく 、客寄せパンダでした 。)
ショウキウツギ( 鍾馗空木 )
Kolkwitzia amabilis
としても知られている : コルクウィッチア・アマビリス
ショウキウツギ( 鍾馗空木 )は 、アーチ状に広が
り 、ラッパ状の花を複数咲かせる低木です 。毛に覆わ
れた実を 、悪魔を追い払う髭の生えた神様『 鍾馗 』
の顎ひげになぞらえたことから 、ショウキウツギ と
いう和名がつきました 。
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