「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

L’ULTIMA CENA 抜き書き Long Good-bye 2023・02・07

2023-02-07 05:29:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」は 、伊集院静( 1950年〈 昭和25年 〉2月9日 -  )さん
  の随筆から スクラップ 。備忘のため 。

  「 絵画鑑賞で大切なのは 、静寂 と 孤独 だと私は思っている 。」

  「 ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院に
   あるダ・ヴィンチの『 最後の晩餐 』は見学者の人数制限
   と時間制限をして 、三十人で十五分から二十分だけしか 、
   その部屋( 元修道院の食堂 )に入ることができないので 、
   ゆっくりと鑑賞できる 。 」

    光量を抑えたその薄暗い部屋で 、壁いっぱいにひろがるその名画を 、
   家人と二人見つめ続けたのは 、2008年の丁度今頃 ・・・ 。

    今日は 47回目の結婚記念日 。






  ( ついでながらの
    筆者註 :「 『 最後の晩餐 』( さいごのばんさん 、伊 : L'Ultima Cena ,
         略称 : Il Cenacolo )は 、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の
         一つ 。キリスト教の新約聖書のうちマタイによる福音書第26章
         やヨハネによる福音書第13章 等に記されているイエス・キリスト
         と12使徒による最後の晩餐を題材としたもので 、『 12使徒の中
         の一人が私を裏切る 』とキリストが予言した時の情景が描かれて
         いる 。
          絵は 、ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道
         院の食堂に描かれたもので 、420 x 910 cm の巨大なものである 。
         レオナルドは1495年から制作に取りかかり 、1498年に完成して
         いる 。ほとんどの作品が未完とも言われるレオナルドの絵画の
         中で 、数少ない完成した作品の一つであるが 、フレスコ技法
         ではなく 、乾いた漆喰にテンペラで描かれたことや 所在する
         環境から 最も損傷が激しい絵画としても知られている 。また 、
         遅筆で有名なレオナルドが 、3年という彼にしては速いペース
         で仕上げた 。「 レオナルド・ダ・ヴィンチの『 最後の晩餐 』
         がある サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会
         修道院 」として 、世界遺産に登録されている 。
          レオナルドは遠近法 、明暗法 、解剖学の科学を駆使し 、そ
         れまでとはまったく違った新しい芸術を生み出した 。 」
          以上ウィキ情報 。 )







  「 美しいものは 、その作品の前に立ち 、ただ鑑賞すればいい 。
   他には何も必要ない 。そこであなたのこころが揺り動かされる
   ことがあったら 、それが作品のすべてである 。その画家がどれ
   ほど偉大で 、後世の人々に評価され 、作品も高価であろうと 、
   そんなことはあなたの感動とは無関係なのだ ・・・ 」

   ( 伊集院静著 「 旅だから出逢えた言葉 2 」 (株) 小学館 刊 所収 )
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