今日の「 お気に入り 」は 、ネットで読んだ 「 ドバイの水事情 」
ほかの記事 。オイルマネーに物言わせ 、最先端の文明を謳歌している 、
「 共同富裕 」など 頭の片隅にもない 、そんな人々が 数少なに 住む
という 外つ国 の話 。
記事の中身を 、適宜取捨抜粋して 、以下に引用します 。
順不同 。
引用はじめ 。
「 砂漠と聞いてどんなシーンを思い浮かべますか?
『脱水状態でさまよっていて 、遠くにオアシスを見つける 、
でもそこに行ってみると オアシスはなく 、それは蜃気楼 ( 蜃気楼 、mirage 、海市蜃楼 )
だった ・・・ 』
というように 『 水が少ない 』 という イメージから想像
するシーンが多いのではないでしょうか 。
しかし 実は 、ドバイの水の生産量はサウジアラビアに
続き 、世界第2位です 。
大型造水プラントで 世界初の 多段式フラッシュ法 と
いう技術を使って 脱塩処理 を行い 、海洋深層水を
24時間 淡水化しています 。 」
「 街を見渡してみても 、いたるところに噴水があり 、広
場の芝生には 24時間稼働の 全自動スプリンクラー
が設置されています 。
『 水が少ない 』 というイメージとは 、かけ離れていますね 。」
「 使用量も多く世界第3位 。
Federal Water and Electricity Authority の調査
によると 、UAE の住人は 1日平均 550リットル の水を使っている
と推定されています 。
国際平均は 170~300リットル なので 、2~3倍の水を使用して
いることになり 、近年では 水不足の問題も出てきています 。 」
「 この問題の解決策として 、雨を降らせるための山を作る計画 や 、
クラウドシーディング( ヨウ化銀の粒子を雲に打ち込み 、雲の中で ( 環境問題ありそ )
雪の結晶が生成されるのを促進する手法 )の実験への投資など
を行っています 。 」
「 中東の海水淡水化プラントは 、実は 日本からも導入されて
います 。
少ないエネルギーで多くの水が作れる省エネ構造と 、環境を配
慮した技術の高さが 中東の水インフラ事業に参入できた理由
と言われています 。 」
「 ドバイには 水不足の他にも食料の自給率の低さや 、交通
渋滞( 事故 )の多発 、 肥満による健康被害など 、様 ( 身から出た錆 )
々な社会問題を抱えています 。」
「 かつては 年に2、3回しか 雨が降らなかった ドバイ で 、
筆者がドバイを離れたころから( 2017 )徐々に 雨の回
数が増えてきています 。
雨が しとしと と降り続くような日もある というのですから 、
びっくりです 。
異常気象 、気候変動かというと そうではありません 。
SF映画のような話ですが 、 UAE では 人工降雨( クラ
ウド・シーディング cloud seeding )技術 を頻繁に用い
て 、 計画的に雨を降らせており 、人工降雨が 水問題解
決の一助を担っている のです 。 それが 特に顕著になった
2017年には 、実に 242回の人口降雨 が試されました 。
雨を降らせて水を確保すれば 、海水淡水化も減らせると
いうわけです 。
では 、どうやって人工的に雨を降らせるのでしょうか 。
人口降雨の方法としては 、『 雨雲を作る 』 か 『 雨雲
を探して雨を降らせる 』 の二つがあります 。 UAE で行わ
れているのは 後者の 『 雨雲を探して雨を降らせる 』 方
法です 。雨粒の 『 種( シード )』 になるものを雨雲の
中に散布することで 雲粒を雨粒に成長させることができる
ので 、 『 シーディング 』 と呼ばれます 。
人口降雨プロジェクトの拠点は UAEの東部に位置する
アル・アイン にあります 。人口降雨にふさわしい雨雲が
海のある東側で発生しやすいからです 。
『 シーディング 』 は まず 常時 モニターで雲を観察して 、
適切な雨雲を見つけるところからスタートします 。 レーダー
が 雨雲を発見したら 、ただちに パイロットに連絡が行き 、
アル・アインの空港からプロペラ機が出動します 。 プロペラ
機には 大きなカプセルに入れられた 『 種 』 が機体の
翼の部分に装着されています 。このカプセルの中身の大部
分は吸湿性の高い塩( 70%は 塩化カリウム 、13%は
塩化ナトリウム )です 。
雨雲の下でこの塩を散布し 、上昇気流に乗せて 雨雲に
塩を吸いこませると 、その粒子に 雲粒が集まり 大きな水
滴に成長します 。その水滴の大きさが 0.1ミリ~1.0ミリ
になると 重さで自然に落下して雨になるという仕掛けです 。
成功率は 3分の1程度 と言われています 。
人口降雨に最適な時期は 、インドでモンスーンが発生する
夏期です 。
モンスーンに乗って インドからアラビア半島に移動してきた雲
は 、湿気を潤沢に含んでいます 。その雨雲を アル・アイン
で待ち構えて 狙い撃ちするのです 。逆に 冬期は 、雲が
西から東に移動するため 人口降雨稼働率は下がります 。
( 中 略 ) UAEで散布される物質
は 自然由来の塩のみを使っているため 、ヨウ化銀を使う
人口降雨 に比べると 自然への影響は少ないと言われて
います 。
人口降雨の欠点は 、雨量をコントロールできないことでし
ょうか 。 少しでも雨が降りすぎると 、排水設備が整ってい
ないこともあり 、たちまち大洪水になって 街中が大混乱に
陥ってしまうこともあります 。雨を降らせるなら 、雨が降って
も大丈夫な街づくりも考えてから進めて欲しいところです 。」
「 もともと雨が降ることが想定されてない街に雨が降ると 、
すぐに洪水が起きてしまいます 。」
「 ドバイの水道水
ドバイの生活水は 海水を脱塩処理し 淡水化しています
が 、飲料水としては ボトルに入ったミネラルウオーター を買
う人がほとんどです 。
水道水は シャワー 、歯磨き 、炊事などには問題なく使え 、
髪を洗ってもパサつくこともありません 。どちらかというと
軟水の質感 。ですが 、直接飲むとなると 危険性はなくても
日本の水道水とは違った慣れない匂いと味がするので 勇気
がいるかもしれません 。」
「 私はこれまで バーレーン や オマーンなど 近隣の湾岸諸国に
も住んだことがあり 、バーレーンは ドバイと同じ海水を利用し
ていますが 、もっと塩水っぽいですし 、オマーンでは 茶色い水
が出てくることもありました 。」
「 ちなみに 、私は スウェーデンにも滞在することがあるのですが 、
スウェーデンも ヨーロッパでいう 『 硬水 』 です 。生活水として
は問題ないにしても 、手や髪がガサガサになったり 、カルキが
すごく 味もミネラル分が多い といった感じです 。
このように見ても 、ドバイの水質は よい といえると思います 。 」
引用おわり 。
(* ̄- ̄) ふ~ん
UAE の アブダビ や ドバイ の摩天楼 ( skyscraper ) の写真
見るたびに「 バベルの塔 」を思い浮かべる 。
東京湾岸のタワマンと違い 、地震なさそだから 、ダイジョブ
なのかな ・・・ 。
警察国家でも 、軍事国家でもなさそうなのに 、国内が治まっ
ているようなのは 、首長の権力が絶大で 、オイルマネーも潤
沢で 、サウジアラビアとともに 、誰も手を出さない 緩衝地帯
のような存在だからだろうか ・・・ 。
( 上層民 はわずかで 、出稼ぎ 、中流 を含めて 下層民 が 皆々 裏方に回って 何とか
食っていけてるせいだな 、きっと 。スラムのない国は 、概ね「 あやしい 」。 )
( ´_ゝ`)
( ついでながらの
筆者註 :「 多段フラッシュ法( MSF:Multi Stage Flash ):
加熱された海水を減圧された蒸発器で沸騰蒸発させ 、
その発生蒸気を凝縮して淡水を生産する海水淡水化
技術です 。 発生した蒸気が凝縮する際に放出する熱
を回収して熱効率を上げています 。」
「 ドバイ・モール ( The Dubai Mall , دبي مول ) は 、
アラブ首長国連邦のドバイにある ショッピングセンター 。
2008年10月30日に 、世界最大のショッピングモールと
して開業した 。
概要
ドバイ・モールは 総面積 約111.5万平方メートル 、
屋内フロア 約55万平方メートル で 、カナダの ウェス
ト・エドモントン・モール 、中国の 華南MALL 、 フィリピ
ンの SMモール・オブ・アジア などを上回る 世界最大の
ショッピングモールである 。
店舗は 合計1,200店舗 が入居 。ほかに 世界最大
の部分型の水族館 や アイススケートリンク 、ウォーター
フロントアトリウム 、22のスクリーンを持つ映画館があり 、
紀伊國屋書店も展開されている 。ブルジュ・ハリファの
展望室の受付と入り口もこの施設内にあり 、ブルジュ・
ハリファとは地下道で繋がっている 。開閉式のドームの
中に 、ロンドンの リージェント・ストリートの町並みが再
現されている地区もある 。イギリスの マークス&スペンサ
ー に続き 、2010年までには さらにアメリカの ブルーミン
グデールズ 、フランスの ギャラリー・ラファイエット と 新た
に2つの百貨店も進出する 。
来店客数では 初年度は 3900万人 だったが 、2014
年度には 8000万人 が来店した 。( 以上ウィキ情報 ) 」
( ´_ゝ`) フー
開業してから15年後の今も 砂漠のオアシスは 賑わっ
ているようですね 。
お隣りの紅海では 、ミサイルが飛び交ってたりして物
騒ではありますが 、ドバイモール の 美しい噴水ショー やら
なにやら があって 、のんきで平和そう 。ちょっと遠いけど 、
大阪万博行くより 、ドバイモールを見に行く方が 、異文化
交流で 、よほど 面白いかも知れぬと ふと 思ったりして ・・・ 。 ( www )
わたしゃ どっちも 行かないけれど 。 )
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