今日の「 お気に入り 」は 、NHK BSPのテレビドラマ「グレースの履歴 」第7話
( 望まざる再会 ) の中で 、流れてきた 童謡「 赤とんぼ 」のメロディー 。
ドラマの舞台のひとつ 、愛媛県松山市の夕刻の時報曲 。
「 赤とんぼ 」と同じように 、時報曲としてよく使われるのが「 夕焼小焼 」。
東京都の杉並区は 、阿佐ヶ谷も 、浜田山も 、高井戸も 、みんな「 夕焼小焼 」。
インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」で 、「 夕焼小焼 」を検索する
と 、記事の冒頭に「 三木露風作詞・山田耕筰作曲の『 赤とんぼ ( 童謡 ) 』とは異なり
ます 」と注釈が付いている 。間違いやすいからね 。「 夕焼小焼 」の解説記事の本文
は 、概ね 次の通りだけれど 、ウィキペディアに 、この童謡の歌詞の紹介は 、大人の
事情で 、ない 。
適宜抜粋して引用します 。
引用はじめ 。
「 夕焼小焼( ゆうやけこやけ 、夕焼け小焼け )は 、1919年( 大正8年 )に発表された
中村雨紅の詞に 、草川信 が 1922年( 大正11年 )に作曲 した童謡である 。1923年に
『 文化楽譜 あたらしい童謡・その一 』に発表され 、日本の童謡としては 最も広く親し
まれている作品の一つである 。」
「 夕焼小焼と八王子市
・この歌の情景は 、雨紅の故郷である 東京府南多摩郡恩方村( 現在の東京都八王子市 )
のものである 。彼の生家近くにある『 夕やけ小やけふれあいの里 』前には『 夕焼小
焼 』バス停が設置され 、高尾駅と陣馬高原下を結ぶ西東京バスの路線バスが停車する 。
2006年11月までは 、不定期にボンネットバスの『 夕やけ小やけ号 』が運行されていた 。
・2005年12月25日より 、JR八王子駅の発車メロディは 、各番線でアレンジは異なるものの
全ての番線で本楽曲が使用されており 、同駅のコンコースには本楽曲をイメージした壁画
と歌碑が 屋根の段差部分に取り付けられている 。
八王子市の市町村防災行政無線でも 、夕方の時報曲として使用されている 。 」
「 夕方の時報
八王子市以外にも日本全国各地で 、市町村防災行政無線の夕方( 16時 - 18時頃 )の時
報曲( インスト )として採用されている 。そのほか公共施設や自治会の放送設備など 、
防災行政無線のスピーカー以外から時報曲として流される場合もある 。 」
引用おわり 。
曲については著作権保護期間が終了しているとのことで 、全国各地の多くの自治体で
時報その他にメロディーが利用されるのは 、そんなわけ 。
1919年 ( 大正8年 ) に発表されたという歌詞の方は 、100年 後の現在も 、「 著作権の
保護期間中のため 、日本国著作権法第32条および米国著作権法 第107条により フェア
ユースと認められる形式の引用を除き 、Wikipediaへの掲載は著作権 侵害となります 。
また 、演奏などの著作隣接権についても注意ください 。 」とのことである 。
本人の与かり知らぬところで 、作詞者の死後50年たっても著作権が主張されるとは 、
何とも強欲なことである 。なんと 、音楽の著作権は70年だとさ 。
大した議論もなく 、いつの間にか 50年から70年に延ばされてたのは 、高齢化の
故か 。欲ボケが再延長 。
因みに 、「 夕焼小焼 」と混同されやすい「 赤とんぼ 」の方は 、曲も歌詞も 、目出
度く開放されているようだ 。
( ついでながらの
筆者註:「『 赤とんぼ 』( 赤蜻蛉 、あかとんぼ )は 、三木露風の作詞 、
山田耕筰の作曲による 、日本の代表的な童謡の一つである 。
夕暮れ時に赤とんぼを見て 、昔を懐かしく思い出すという 、郷愁
にあふれた歌詞である 。2007年( 平成19年 )に 日本の歌百選の
1曲に選定された 。瀧廉太郎も携わったと言われる 。
概 要
三木露風が 1921年( 大正10年 )に 、故郷である兵庫県揖保郡
龍野町( 現在の たつの市 )で過ごした子供の頃の郷愁から作った
といわれ 、同年8月に『 樫の実 』に最初に発表した 。その後 、
12月に童謡集『 真珠島 』で一部修正する 。この詩に 、1927年
( 昭和2年 )、山田耕筰が曲をつけた 。たつの市の童謡の小径に
記念碑がある 。また 埼玉県久喜市の久喜青葉団地内に所在する
童謡の小道に 歌碑が置かれている 。」
「 歌 詞
夕焼 、小焼の 、
あかとんぼ 、
負われて見たのは 、
いつの日か 。
山の畑の 、
桑の実を 、
小籠( こかご )に 、つんだは 、
まぼろしか 。
十五で 、姐( ねえ )やは 、
嫁にゆき 、
お里の 、たよりも 、
たえはてた。
夕やけ 、小やけの 、
赤とんぼ 。
とまっているよ 、
竿の先 。 」
以上ウィキ情報 。
「 夕焼小焼 」の歌詞が開放されようと 、されまいと 、毎日 、全国各地で
夕方の4時半か5時になると拡声器から流れてくるメロディーに 、
口をついて出てくる歌詞はとめようもない 。母からの口伝で 、
「 赤とんぼ 」も「 夕焼小焼 」も 、筆者は 、幼い頃から
丸暗記している 。70年経った今も忘れない 。
筆者が住む神奈川県藤沢市でも 、毎夕流れるオルゴールのメロディーは
「 夕焼小焼 」 。ウィキペディアに歌詞の掲載はなくてもそらで覚えている 。
「 ゆうやけこやけで ひがくれて
やまのおてらの かねがなる
おててつないで みなかえろ
からすといっしょに かえりましょー
こどもがかえった あとからは
まーるいおおきな おつきさま
ことりがゆめを みるころは
そらにはきらきら きんのほしー 」 でしたっけ 。
いい歌詞だなあ 。 (^^♪ )
「 グレースの履歴 」第1話 ( メッセージ ) の中 、滝藤賢一さん演じる主人公
" 希久夫 " が 、妻の急死後 、東京都杉並区の自宅で 、骨壷を抱えつつ悲嘆に
くれている 。
その背景に遠く静かに流れているのが 、第7話で回収される「 夕焼小焼 」
の時報曲 。 肌理の細かい演出と編集で 、奥行きのあるドラマに仕上がって
いる 。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます