今日の「お気に入り」は、中野孝次さん(1925-2004)の著書「ローマの哲人 セネカの言葉」より。
「ところで僕は君の心の強さを試そうと固く決心したので、あの偉大な人々の指示に従って君に
こうすすめます。幾日か期限を切って、その間は僅かの単純な食物と、粗いごわごわの衣服とで
暮してみて、こう自問するのです、『これがあの怖れていたことか?』と。
『手紙』18-5」
「もし君が精神を自由に保ちたいなら、貧乏であるか、貧乏の真似をするがいい。
『手紙』17-5」
「大きなものは安くは買えない。よくよく考えてほしい。君は、君自身を放棄するのか、君の持
物の何かを放棄するのか?
『手紙』19-4」
「僅かな借金は債務者を作るだけだが、多額の借金は敵を作る。
『手紙』19-11」
「哲学が教えるのは行動であって、弁論ではない。
『手紙』20-2」
(中野孝次著「ローマの哲人 セネカの言葉」岩波書店刊 所収)
「ところで僕は君の心の強さを試そうと固く決心したので、あの偉大な人々の指示に従って君に
こうすすめます。幾日か期限を切って、その間は僅かの単純な食物と、粗いごわごわの衣服とで
暮してみて、こう自問するのです、『これがあの怖れていたことか?』と。
『手紙』18-5」
「もし君が精神を自由に保ちたいなら、貧乏であるか、貧乏の真似をするがいい。
『手紙』17-5」
「大きなものは安くは買えない。よくよく考えてほしい。君は、君自身を放棄するのか、君の持
物の何かを放棄するのか?
『手紙』19-4」
「僅かな借金は債務者を作るだけだが、多額の借金は敵を作る。
『手紙』19-11」
「哲学が教えるのは行動であって、弁論ではない。
『手紙』20-2」
(中野孝次著「ローマの哲人 セネカの言葉」岩波書店刊 所収)